◾15-017 アメリカ視察ツアー2015 報告 その8
2015.08.10
15-017 アメリカ視察ツアー2015 報告 その8
2015年7月16日(木)
- ミシシッピ川の偉大さを味わった
- トムソーヤーの世界、黒人奴隷の世界、
- 北へと
そして南のカリブ海諸島へと
勉強した
日本は穀物の多くをアメリカに依存。
アメリカのコーンベルト地帯、中西部 のイリノイ州、インディアナ州、オハイオ州などに約70の集荷拠点(カン トリーエレベーター、リバーエレベーター)を備え、トウモロコシのほか、 大豆、小麦などを集荷している。
ニューオリンズで貨物を受け入れ本船に積み込むのが全農グレイン社。
全農グレイン社は単一の穀物エレベーターとしては世界最大の輸出エレベーターを持ち、そこから全農が契約した外航船に積み込まれ、日本の関係サイロに 搬入される。
日本向けに輸送するものはミシシッピー川を下りニューオリンズまで運ばれる。
CGB社 ラパレス地区荷役拠点訪問
ミシシッピー川は大変大きな河川であるため、河口から約150キロ遡った 同拠点地区においても大型船が入り作業することができる
ニューオリンズ港湾局
ニューオリンズ港はアメリカ南部、メキシコ湾にのぞみ、ミシシッピー川の 河口から160キロ遡った地点に位置する河川港
ミシシッピー川の水運を利用 したアメリカ中西部の農産物の積出港として古くから栄えていた
特色は本支流を含め全長23,000キロを超える川内水路に直結している ということであり、それを活かしバージによる内陸輸送が大きな役割を果たし ている
6大鉄道会社のアクセスやトラック専用道路等、全米にわたる ネットワーク
夕食 中華 鈴木君誕生日
15-016 アメリカ視察ツアー2015 報告 その7
2015.08.10
15-016 アメリカ視察ツアー2015 報告 その7
2015年7月15日(水)
テキサスからルイジアナへ
ルイジアナとは?
これまたアメリカでは特殊な州
フランスの臭いがプンプンするところ
フランス好きとしては
ルイジアナへ入るまでに 一言講釈しておかなければならない。
ウイッキペディアから抜書してみよう
ルイジアナは1643年から1715年まで君臨したフランス王ルイ14世に因んで名付けられた。ロベール=カブリエ・ド・ラ・サールが、ミシシッピ川の流れるこの領域をフランス領と宣言したときに、ルイの土地を意味するラ・ルイジアーヌ(La Louisiane)と名付けた。フランス領ルイジアナはフランス植民地帝国の一部として、現在のモービル湾からカナダとの国境の北にまで延び、カナダ南西部の小部分を含んでいた。
ルイジアナとは、フランス国王の土地という意味
ウイッキペディアから抜書
1722年、フランス領ルイジアナの首府をニューオーリンズ市(フランス語でヌーヴェル・オルレアン、つまり新オルレアン)に移した
カナダ東部沿海アカディア植民地(現ノヴァスコシア州、ニューブランズウィック州とプリンスエドワードアイランド州)のフランス系住民は、1765年に英国王に対する忠誠表明を拒んで強制追放され、ルイジアナ南西部の現在アケイディアナと呼ばれる地域に大挙して移住し、ルイジアナのフランス系人口を飛躍的に増大させた。これらアカディア人の子孫はケイジャンと呼ばれている。
スペインを支配したナポレオンは1800年のサンイルデフォンソ条約(英語版)で、ルイジアナをスペインから取り戻したが、これはその後2年間秘密にされていた。1803年、ナポレオンは財政上の必要性などからアメリカ合衆国に売却した。
4月30日、総面積828,000平方マイル (2,145,000 km2) のルイジアナ全土を、6,000万フラン(約1,500万米ドル)で購入する契約を行った。支払額の一部はフランスが既にアメリカ合衆国から借りていた負債で相殺されることとした。支払いはアメリカ合衆国の公債で行われ、ナポレオンはそれを額面価格でオランダのホープ・アンド・カンパニーに、また100ドルにつき87.5ドルの割引価格で、イギリスのベアリングス銀行に売却した。最終的にフランスがルイジアナの代償として受け取ったのは8,831,250米ドルに過ぎなかった。イギリスの銀行家アレクサンダー・ベアリングはパリでマルボワと会合し、アメリカ合衆国に行って公債を回収してイギリスに運び、現金にしてフランスに渡した。ナポレオンはこの金でイギリスに対する戦争を始めた。
1803年10月20日、アメリカ合衆国上院はルイジアナ買収を批准した。
ルイジアナ州ならびにニューオリンズについてのレクチャを受けた
特に ニューオリンズで起こったカトリーナ被害並びに復興の様子を聞いた
マイケル氏は、ニューオリンズの経済発展に尽力
- ニューオリンズで起こったカトリーナ被害は人的災害とも呼ばれている。 工業用水路が逆流し堤防が決壊したことで大規模な被害になったと言われている。 当時、ニューオリンズはカトリーナ被害により、終わった都市と囁かれた。
- しかしながら、アメリカ政府が、資金として140兆円を投入し、最優先で 復興に力を入れたおかげで急速に道路、水路等が整備され、2003年~2014年に おいて全米でニューオリンズが成長率NO1となった。
- ニューオリンズには、川、エネルギー、文化が融合された都市であったため、 このような成長が遂げられたと言われている。 ニューオリンズでは3つの産業が急速に成長した。それは ①ロケット開発 ②国際貿易(400%の成長) ③エネルギー産業
- その他にも、ソフトウェア、水を管理する技術などが成長している。
- 現在、ニューオリンズの人口は、カトリーナ被害後、85%まで回復している。 (44万人→38万人) 教育の向上が目覚ましい都市となり、全米屈指の教育都市に なりつつある。
- 自然は戦うものではなく、共有していくもの
ニューオリンズはご存知 JAZの街
ニューオリンズ=新しいオルレアン=ジャンヌダルクの街、ルイ王朝の街オルレアン
15-015 アメリカ視察ツアー その6
2015.08.9
アメリカ視察ツアー2015 報告 その6
2015年7月14日(火)
JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 ヒューストン事務所) 佐藤所長の米国シェールガス・オイル説明
シェールガス・オイルと在来型石油ガスとの違いに関して、①掘削水平杭井の掘削②水圧破壊(フラクチャリング)③水の回収(水のフローバック)④ガスの生産この工程には、最先端の技術の上には採掘を可能した技術者の努力があること。
採掘失敗も多く、日本から進出している企業も苦戦している。
パナマ運河の拡幅の影響に関して、アメリカ南部からヨーロッパ経由で45日のところ今後、パナマ運河経由では22日に短縮される。
日本企業、運送業を営んでいる企業には大変興味があるはなしであった。
Space Center Houston (NASA) 訪問
1961年にアメリカ航空宇宙局が設立した宇宙センターを訪問・見学。
本物の管制室や宇宙船を見学できるトラムツアーの他、宇宙飛行士の生活を体験できるアトラクションなどを体験した。
夜は メキシコ料理を食べた
感想
前日にステーキ2回と食いすぎたため、NASAでの昼食は簡単なスナックのみ。 それでだいぶ楽になった。
NASAの陳列は子供だましのものばかり。 宇宙開発事業の現場としての臨場感はさすがに本物なので歴史的意味合いは理解できるが、その展示方法には疑問あり。 小学校の教科書に載せるためになにか無理に幼稚にしているみたい。 もっと人類に対する明確な理念とかメッセージとかが欲しかった。 スロットマシーンが並んでいるアメリカのカジノを見ている感じがした。 子供たちの遊園地。
15-014 アメリカ研修ツアー その5
2015.08.6
15-014 アメリカ研修ツアー その5
押入れ産業米国研修旅行 テキサス、ルイジアナ、フロリダ
7月13日(月) アメリカ着第一日目のスケジュールはかなりきつかった。
ヒューストンで、日本領事との昼食会、コンテナターミナルの見学、日本企業・銀行との夕食説明会と盛りだくさんであった。
- 昼食会
当初は日本領事館を訪問する予定であったが飛行機の遅れなど時間の都合で昼食をとりながらの説明会となった。
どんな服装で行けば良いのかわからなかったがとりあえず背広とネクタイ姿で出席。
ドレスコードが前もって分かればよかったと思う。
主席領事と領事二名が出席、テキサス州事情、ヒューストン市経済事情について説明
ブリーフ資料参照
テキサス州は全米第2位の面積(677千平方キロ)を持つ州。
(NO1はアラスカ州らしい)この面積は、日本の1.8倍相当。
人口は2,696万人、NO2(NO1はカリフォルニア)。
直近10年で人口増加数は全米1位の伸び率。
輸出額は2,860億ドルと全米1位。 ヒューストンは全米4位人口224万人の都市、エネルギー関連企業が集まっている。
ヒューストン港は輸入量全米1位の港、輸出量も全米2位。
シェールガス革命によってテキサス州は、天然ガス及び原油生産量とも全米1位、
日本企業も事業参画を進めているが、シェールガスは、博打的要素もあり苦戦を強いられている企業も多い。
2)ヒューストンコンテナターミナル視察 (米国三菱倉庫のアテンド)
ヒューストン港コンテナターミナルを見学。
周辺地域の急速な発展により、年々貨物取扱量は増えている。
日本のコンテナターミナルに比べると、敷地が広いので殺伐としているが、 巨大なターミナルとなっている。
労働者の賃金は比較的高く、専門職作業者には高額賃金が支払われている。
アメリカは好景気で、ブルーカラー労働者賃金も年々上がっている。
3)みずほ銀行ヒューストン支社、米国三菱倉庫
懇親会 ヒューストン市での日本企業の位置づけ、経済事情、テキサス州での物流会社の動き、日本の物流会社の進出状況などのお話を聴いた。
食事をしたのはアメリカで有名なお店 VIC&ANTHONY’S STEAKHOUSE。
アメリカンステーキ、テキサス肉のおいしさに舌鼓を打った。
すごいヴォリューム。
恐るべし 肉の厚さ、レア!
宿泊は JWマリオットヒューストンギャラリア
テキサスは寒い。
ガンガン油と電気を使って外の真夏など完全に無視。
ホテルだけでなくどこへ行っても室内はサムイ!サムイ!
室内温度が低ければ低いほどサービスしているという印象。
テキサス流「お・も・て・な・し」
アメリカ経済(テキサス経済)好調につき、省エネなんか眼中にない。
アメリカは世界の中でも別格、テキサスはアメリカの中でも別格?
アメリカは大きい、テキサスは大きい。
EVERYTHING IS BIG IN TEXAS.
Big というより GIANT。
ジェイムズ・ディーンの映画「ジャイアンツ」を買おうと決めた。
15-013 アメリカ視察ツアー2015 報告 その4
2015.08.2
15-013 アメリカ視察ツアー2015 報告 その4
成田からヒューストンまで
ANAがヒューストンへ直行便で飛ぶというのが一つの大きなこと。
7月13日昼に出て12時間のフライトで同じ日付の9時半にテキサス州ヒューストン到着。
飛行機の中でしたこと
もっぱら映画を見た。
ダイバージェントNEO(原題INSURGENT反乱という意味らしい)日本語版
作られた王国の正当性をどのように確保するのか
不正が行われ正義が蔑ろにされるときどのように反乱するのか
組織や制度を変革していく異端児・革命児のプロファイルは?
そんな問題提起
王妃の館 (CHATEAU DE LA REINE)
舞台はフランスはパリ、ベルサイユ宮殿が出てくる
浅田次郎の原作で歴史と現代との交錯が結構面白い
ホモの話題や親と子の関係、ひとりひとりの人生よ、といったテーマは結構面白い
ただ水谷豊のフランス語の発音はやっぱりどうしてもいただけない
国際線の飛行機で上映するにはやっぱり吹き替えとかなにか考えるべきだっただろう
靴職人と魔法のミシン (原題 THE COBBLER)
ニューヨークのユダヤ・コミュニティのお伽話
歴史や記憶を文書でなく語り伝えられるお話
職人によるものづくりの伝承
飛行機で見た最近作3作共通したテーマを感じた
親から子への継承の問題、子供による親の回復、
世界中で物事が同時多発的に起こっている
そして皆が関与しているという現代社会の構造
そんなことが飛行機の中で余計に意識される
飛行機の中で iPad やiPhone 使えることを再確認
飛行機から「まぐまぐ」経由のメルマガ「うごくもの うごかないもの」を
15日に発信するよう設定した
こんなことは初めて
ほかにも映画を見た
ニューヨークの巴里夫(パリジャン)
フランス映画 クラビシュ監督 ロマン・ヂュラス、ケリー・ライリー主演
親と子 望まれた子であるかどうか 自分の生の正統性
ニューヨークとパリが同時並行に進行
世界中同じ時間が流れている シンクロ
THE REWRITE
ヒュー・グラント主演のラブ・ロマンス
人生を書き直す
父親と息子のストーリー 家族・親子のコミュニケーションの難しさ