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会長ブログ

月別アーカイブ: 2011年4月

11-038. 眼は口ほどにものを言い・・・

 

気持ちよく話ができる営業担当者に出会った。

 

その人は穏やかな表情で話しかけ、こちらの話をゆっくり聞いてくれる。

包み込むように相手を受け入れる感じだ。

声は落ち着いていてゆっくり目だが、内容は短く的確で、答えやすい問いかけになっている。

 

その人のどこがいいのだろうか、といろいろ考えてみて、

最終的に落ち着いたのが、その人の眼の表情である。

眼の奥に微笑みがある。

相手を思いやる優しさが感じられる。

 

相手を怖がったり恐れたり、相手に気後れしたりするのではなく、

また逆に、相手を射すくめたりやっつけたり問い詰めたりするのでなく、

相手にぼーっと問いかけるような微笑みを発しているようだ。

 

こんな人が実際にいるかどうか。

私自身が他者から見られたい理想像を書いただけなのか。

 

いずれにせよ、その人の眼の表情は隠すことができない。

 

あーあ!

それにしても右目の充血はなんとかならないものか!

折角の麗しい魅力的な我が眼を活かすことができない モ・ド・カ・シ・サ!

(眼医者もあんまり重病として扱ってくれません)

 

 

11-037. 大阪国

11-037. 大阪国
 
 小説「プリンセス・トヨトミ」は映画化されて間もなく公開されるので
大いに話題になることでしょう。
色んな意味で期待しています。
ストーリーは「大阪国」にまつわる面白いおとぎ話で、
今日読み終えたばかりです。、
昨日偶然ホテル・ニューオータニ大阪の人から
「大阪城25ケ所廻り」という話を聞きました。

 ホテル・ニューオータニ大阪ができて25年
ホテルの高さと大阪城の高さとどちらが高い?
といったクイズ。
<答>同じ高さ。
ニュー・オータニ大阪の18階から大阪城の天守閣を眺めると
同じ目線になるそうです。

 大阪城は徳川が元のお城を完膚なきまでに破壊し、その跡に造ったようですが
大阪城の前は石山本願寺、そしてずっと以前に難波の宮と歴史が重層しています。

 「プリンス・トヨトミ」のあとがきエッセイを読むと
著者は大阪の出身で
「私が中学の時分まで住んでいたのは、高津(こうづ)神社の近所であり、
かつて仁徳天皇が、民の家々のかまどから煙が立っていないのを見て、
仁政を施すことを誓ったという高津宮(たかつのみや)での
逸話の舞台とされている場所である。」

 大昔、我が高津中学校で聞かされたようなお話が出てきます。

 
 「空堀商店街」が重要な場所として登場するので
一層観光地としても知名度を高めていくことでしょう。
うちが所有しているマンション「ディナスティ清水谷」の空室も
これできっと借り手が見つかることでしょう。
(賃貸マンションをお探しの方は遠慮なくご連絡ください!!!)
 
 

11-036. ホームページの威力

 

社内旅行で三田から丹波をまわり

淡路島で震災記念公園を見学し、鳴門の渦を見てきました。

 

丹波の料亭「三友楼」でおいしい昼ごはんを堪能してきましたので

今回はその報告をします。

 

CIMG2470.JPGのサムネール画像御主人が出てきて御挨拶。

弊社のホームページをご覧いただいていて、わたしの囲碁好きをご存知でした。

「三友楼」では将棋の女流名人戦の対局が行われたそうです。

皇室の訪問もあった有名なお店のようです。

http://www.tamba.co.jp

 

CIMG2468.JPGお献立

1、羽東川 鯉の洗い

   山うど

1、出し巻き 稚鮎有馬煮

  ほうずきトマト

  よめ菜胡麻和え

  芽キャベツ西京漬け

  彩り豆腐  

1、生こんにゃく田楽

   たけのこ雲丹焼き

CIMG2474.JPG   うるいお浸し

1、黒豆汲み上げ湯葉

   黒豆煮 玉あられ

1、もろこ唐揚げ

   こしあぶら 蓮根

   サツマイモ 椎茸

1、山芋団子オランダ煮

   鹿背ロース蒸し煮

   茄子 京人参 ふき青煮

 


CIMG2481.JPG  山菜御飯(こごみ 他)

  とろろ汁

  丹波栗の渋皮煮

 

栗は巨大であった!!!

 

CIMG2473.JPG

 

 

床の間には「芦田均」の軸が掛けてありました。

地元兵庫県立柏原中学の卒業生のようです。

 

満足、満足のひと時

満足、満足の空間

でした。

 

 

11-035. 歓迎! Welcome! Bienvenue!

 

メールが到着しました!

急遽帰国したフランス人研修生からです。

リヨン大学から日本研修の許可が出たということです。

こちらで受け入れてもらえるかどうか再確認してきたのです。

 

もちろんこちらは大歓迎!

今の時期に日本へ来て勉強を続けようというのですから

できる限り協力したいと思います。

まだいつ大阪に来れるのかはっきりしませんが、

7月末までの間いろいろ勉強して帰ってほしいものです。

 

楽しみにしています。

 

11-034. メルマガ

 

メルマガ「うごくもの・うごかないもの」というのを「まぐまぐ」から配信していますが

この際社長ブログに全文載せてみます。

(顰蹙を買うことになるのかもしれませんが・・・)

 

4月号で送信したものに脱落していた部分があったので

その訂正も兼ねてです、と言い訳も加えて・・・

(長いので、時間のない人はパスしてください)

 

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     うごくもの うごかないもの

       ー人・企業・不動産ー

        平成23年 4月号

       まぐまぐ ID 99461

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  第一部 

 

 ○ 幻の研修

    飛行機乗り

 ○ ひとり立ち

  ○ 値下げ交渉ビジネス

  ○ 新企画

 

  第二部

 

    ヤフーで福岡へ行く

 ○ 対話

 ○ デフレと少子高齢化時代 発想の転換

 ○ 伊坂幸太郎と内田樹

 

 

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  第一部

 

  ○ 幻の研修

 

 フランス・リヨン大学院MBA日本課程の教授を知っている関係で、

日本企業での研修生を過去に2回受け入れています。

受け入れ側は住居を確保してお小遣いを少し用意するぐらいで、

来る学生はしっかりした優秀な学生で日本語も問題ないので、

良い印象を残してくれています。

 

 2年振りに研修を受け入れることになり、

3月後半から4ケ月の予定で準備していました。

エディットさんの東京での語学研修が3月前半で終り、

314日に大阪着となっていました。

 

 ご存知のように、大地震が起こりまいた。

 

 彼女は予定通り東京から大阪に到着しました。

午後事務所に来てもらい、研修について基本的な打ち合わせをしました。

夕方、用意していたワンルームマンションに彼女の荷物を運び込みました。

最初の夜を過ごしてもらうことになりました。

 

 ところがその夜、研修生全員に対して、

とりあえず一番早い方法で母国フランスに帰るようにと、

指示が出ました。

彼女はすぐにインターネットで情報を集め、

すぐに翌朝関空へ向かい、そのまま帰国しました。

 

 研修については、事態が落ち着いたら再開するのかどうか

いまの段階ではまったくわかりません。

 

 大震災で原発事故がなかなか収まらない現状では、

幻の研修となりそうです。

 

 

    飛行機乗り

 

 できるだけいろんなタイプの人と交流の輪を広げたいので、

時間帯を変え、テーマを変えて、催し物を企画しています。

 

 「杉の実サロン」は、今まで「聖書」(神戸のカトリック・シスターが話者)

「大阪維新の会」(松井一郎幹事長が話者)といったテーマで行いましたが、

三回目は、「飛行機乗りのお話し」と題して、弊社津田洋一郎に話してもらいました。

また、彼の元同僚(財)自衛隊援護協会後藤忠司援護課長も出席いただき、

いろいろ説明してもらいました。

 

 「飛行機の定義」(飛行機といってもいろいろあるものだ)、

「飛行機乗りになる道程・訓練・資格」「航空用語」の説明から、

話者の実体験、海上自衛隊での訓練、実動体験など生々しい話を聞きました。

 

 中国との関係が問題になっていた時期だけに、

防衛問題についての質問が多く出ましたが、

予定を一時間オーバーして熱心な討議がつづきました。

 

 

 ○ ひとり立ち

 

 われわれのような零細企業の中で、

社員ひとりひとりが十分に自分の持ち味を生かし、

やりたい仕事をしていくのは、難しい。

会社に言われたまま働くのでなく、

自分で考えたことを実行していくために、

会社に頼らないで独立していくことは当然のことだと思う。

むしろそのくらいの意気込みと意欲を持って仕事に取り組んでほしいものだと思う。

 

 もともと不動産業界の場合、属人的要素が強く、

独立志向が強い。

理想を言えば、独立しても元の組織と協力体制を築けることだろう。

お互いに独立しながら協力するという、

連邦制のイメージで、

「ウイン・ウイン」の関係を維持するような

「連邦共和国」というのを作っていきたい。

 

 ○ 値下げ交渉ビジネス

 

 あらゆるものの価格が下がっていく。

「デフレ」とかいわれる現象が蔓延している。

 

 賃貸マンションでも出て行ったあとに入って貰う時

賃料は下がっている。

 

 お店であったり、倉庫であったりしても事情は同じで、

出ていかれると次に決まるまでの収入がなくなるし、

たとえ入居者が見つかるとしても、賃料が以前ほどいただけるという保証はない。

バブルの時代なら、新契約は賃料が上がるのが当たり前だったが、

今となっては夢のようなお話になってしまった。

 

契約更新というのは賃料の値下げ競争の場になってしまう。

契約の途中でも賃料値下げのお願いという手紙が来る。

 

こんな状況の中で、値下げ交渉を請け負うビジネスがあるようだ。

借主がいちいちの貸主と交渉するのをわずらわしく感じるのか、

時間的に割けないためか、

この業務をアウトソウシングするという構図らしい。

 

デフレ時代のニュービジネスなのだろうか。

 

  ○ 新企画

 

 友人の一級建築士・高岸弘くんがデッサン教室をやっていて誘ってくれたので、

覗いてみました。

2つコースがあったのですが、もちろん「ヌード・デッサン」のコースを選んで

体験入室してみました。

 

 対象物をいかに把握するか、

限られた時間の中で捉え画面に映すか、

集中力の養成に役に立つことが実感できた。

 

 また、モデルがプロであるのがよくわかった。

同じポーズを指定された時間中維持するのは大変なことだ。

立ったり、座ったし、手足のポーズなど、

観察するということ、現実を確実に・正確に認識するということは

いかに大変なことか、勉強できました。

 

 そんな経験をいろんな人にしてもらおうと企画しました。

 

「杉の実サロン:高岸ヌードデッサン教室」

 日時:平成23519日(木) 14:00-16:00

 講師:高岸建築設計事務所 高岸弘氏 一級建築士

 

ご期待下さい。

 

 

  第二部

 

    ヤフーで福岡へ行く

 

 この頃どこへ行くにしてもまずヤフーで調べて

便利で早い電車を選ぶ。

パソコンか携帯を利用してすぐに情報が取れるので便利だ。

 

 地震で東京から大阪へ逃げ出してきたフランス人学生3人組、

福岡の大学へ安く夜行で行こうと、早速ヤフーで調べた。

ヤフーを開く。

入力する。

出発地:大阪

到着地:福岡

 

 「探索」をクリック。

6つ出てきた。

金沢まで行って、その先30分足らずで「福岡」に着くらしい。

 

 その通りに切符を買って、夜行に飛び乗った。

朝、着いてみて、びっくり!

大都市だと思っていたが、どうも・・・?

 

 地震と放射能の恐怖から東京を逃げ出してきて

大阪で一息した後、最終的目的地の九州へ向かったつもりが・・・

 

 うーむ、大阪より北へ来たらしいぞ!?

暖かくなるはずが、逆に寒いぞ!

 

 やっと、異変(間違い)に気がついて

すぐにUターン、懐かしの大阪へ戻る。

 

 はてはて、九州へ行くにはなんと打ち込めばいいのか。

フランス人に教えてあげて下さい。

 

このお話は結構教訓に富んでいるのではないでしょうか。

パソコン情報頼みの外国人留学生の失敗と笑えない話ではないでしょうか。

これに似たことを気がつかないでやっているのではないだろうか。

 

 現場、現実、現物を確認しないで、

パソコン情報を鵜呑みにして判断してしまっていないだろうか?

 

 

 ○ 対話

 

 囲碁は前から好きだった(下手の横好き)が、

相手をやっつけたい、強くなりたい、

という気持ちが前に出ていました。

 

 ところが最近少し心変りがして・・・

自分一人が勝とうとするのでなく、

相手をやっつけようとするのでなく、

相手にも与えてこちらはそれより少し多くいただく・・・

一目(あるいは半目)多く取ればいい。

(そんな風に行けばいいのですが)

そんな境地がちょっと分かるような気がします。

 

 相手と話し合うつもりで、

一手こちらが打つ時には、

「あなたはどう答えますか?」と問うようなつもりで打つということです。

そして、相手が打つ手を見て、次にこちらが再度問いかける・・・

ところが、相手の言おうとしていることを聞いていない場合が多い。

 

 相手の手をよく聞いて

そのうえでこちらから相手に問い直す、

そんな手を打てるようになりたい。

 

 ある本を読んでいたら、こんな文章にぶつかった:

・・・どうやって語るのか。・・・

それは「あなた」に届くように語る、ということだ。

 

 

 ○ デフレと少子高齢化時代 発想の転換

 

 人口が減って日本の経済力・活力が減退していくことが、ひろく議論されている。

労働人口・生産人口が減っていくことは人口統計上避けられないことのようだが、「デフレの正体」を読んでいくつかのポイントを考えたので披露してみたい。

 

 人口という数だけで判断するのでなく、

時間という単位で考えていくということが重要に思う。

生産力人口でなく、生産に割ける総時間という概念をもとに

考えていくということである。

 

 まず、生産力についてだが、

当然日本で十分に活用されていないリソースは女性の労働力である。

もっともっと女性の社会進出を促進する。

総体として女性が生産に割く時間を倍にすることは十分可能であると思われる。

さらに外国人を積極的に導入して生産時間を増加することは可能だろう。

 

 生産力以上に考えるべきは「消費力」である。

内需の掘り起こしを図るためには

消費人口、あるいは日本人口の消費時間を

もっと増加させるための施策を採るべきである。

 

 日本において消費を担当している誰だろうか?

おそらく女性である。

日本女性が、消費活動の大半を担い、文化教養活動の多くを行っている。

どの劇場・展覧会・レストランへ行っても女性ばかりである。

デパートの売り場面積の大半は、女性向け商品で占められている。

 

 日本の男性は人生を楽しんでいるのだろうか。

生産、効率よい生産については学習しているが、

消費について教育されたことがあるだろうか。

消費が楽しいといったメッセージを受け取ったことがあるだろうか。

罪悪感なしで消費する、お金を使うというレッスンを受けたことがあるだろうか。

 

 男性の生産時間を3分の一減らし、消費時間を倍に増やせば、

世の中の様子は大分変るのではないだろうか。

男性がショッピングをする時間を増やす方向で、

生産から消費へウエイトを増加する、生活スタイルを変えていく。

 

 そのためには、企業はそのような商品の開発を図る。

男性がスーパーで欲しいものを多種多数見付けられるようになるだろう。

ビールとおつまみ以外に、もっと高価格の食品を求めるようになるだろう。

男性がもっと生活を楽しめるようなものを

企業は提供するようになるだろう。

 

 欲しいものがもう無くなってしまった年寄りから

購買力をより若い層に移す施策を考えていけばよい。

贈与税をなくするのもいいだろう。

年齢によって年寄りの定期預金の金利を低くする。

定期預金の金額が大きくなればなるほど、逆に金利を低くする。

 

 税金で取って公平性を確保しようとするより

もっともっと手早くお金が回る方策があるような気がしますが・・・

 

 

 ○ 伊坂幸太郎と内田樹

 

 今この二人はきちんと読むことができます。

読んだ内容が気持ちよくすとんと落ち付きます。

  

 似たところがあると思っているのですが、

うまく表現できません。

 

 両者とも常に自問的で、自分に問いかけて、

「ためらい」があるので好感が持てます。

 

 さて、伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」と

「モダンタイムス」と「マリアビートル」を読みました。

伊坂幸太郎ワールドの独特の論理構造は楽しい。

その中で、ところどころに人に教えてあげたいような個所が見つかる。

 

 たとえば、

・・・とにかく情報で世の中は動いていると勘違いしがち」

・・・

「勘違いなんですか?それ」

「だってさ、人間は情報でできてないのよ。

その人の情報がどれだけ集まっても、その人はできあがらない。・・・」

「じゃあ、人間は何でできているんですか」

「そや」・・・「血とか筋肉とか骨じゃない?」

 

 内田樹と伊坂幸太郎とを結び付けられそうな文章を見つけました。

「態度が悪くてすみません -内なる「他者」との出会い」角川oneテーマ21

 

 「文学作品がもたらす愉悦の過半は、

「きちんとした体系みたいなもの」がないままに、

物語が「あれよあれよという感じで、線路のない道をどんどん前に進んでいく」

そのドライブ感のうちに存する。

それはまさに良質の「ヴィークル」だけがもたらすことのできる種類の愉悦である。」

 

 伊坂幸太郎がこれを読んでこの通りに小説を書こうとしたということはないでしょうが、

「マリアビートル」の読後感はまさにこの通りでした。

破天荒な設定ですが、次から次に魅力的な「仕事師」たちが殺されていく

勿体ないストーリー展開。

まったくもって、「あれよあれよ!」、どこへ連れて行かれるのか分からない・・・

この小説が東北新幹線という「ヴィークル」のなかで展開されるのも出来すぎたお話ではあります。

 

伊坂幸太郎の小説の「愉悦」をウチダ先生が見事に評していて、

その響き合いに感謝、感動。おもしろい。

 

 

今回はこれくらいにしておきます。

最後までおつきあいありがとうございます。

 

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