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会長ブログ

月別アーカイブ: 2010年5月

10-053. 「神の棄てた裸体 イスラームの夜を歩く」 石井光太著 新潮文庫

 

珍しくノンフィクションを読みました。

内容も 「性」から見つめたイスラーム世界 というものです。

イスラムの国での売春婦の実態・生活をテーマにしています。

 

「イスラム」という言葉から石油生産国の夜の世界を想像していたが、

この本で取り扱っているのは、インドネシア、パキスタン、バングラデシュ、マレーシア、ミャンマー、アフガニスタン、インドといったアジアの国々がメインで、

中近東では、ヨルダン、レバノン、イランがかろうじて触れられているだけです。

 

これらの貧しい国々の最下層で生存すれすれの生活を送っている人、女性、少女たちの売春振りを

著者は一緒に生活して生きています。

 

少数民族として抑圧され迫害され、長く続く戦乱で孤児になった彼女たちとともに生きようとする

著者の心が伝わってきます。

 

小さい時から死にさらされ、親やすべての肉親を戦争で失い、大人の性の道具となりながら、

それでも肉体のコンタクトにしか安らぎをもとめることができない少女・・・

 

戦争の酷さ、貧困のすさまじさ、

わたしたちの常識では判断できない現実を突き付けられます。

10-052. 自由と規律

 

 いろんな社内整備の一環として「就業規則」なるものの作成をしており、

昨日社員に集まってもらって社労士の先生の出席のもと説明会を行いました。

 

 もともと、勝手自由にやりそれでいて規を超えず、といったことを理想としているので、

(そんなんで会社の経営をよくやっていけるなぁ、と言われそうですが)

規則規則と決めていくのは抵抗があるのですが、

やはり基本的な取り決めは必要ということで、今回の運びになりました。

 

 説明会でも、初めてのことでうまく説明できなくて困りましたが、

少しずつ言葉にして、文字・文章にして、社内ルールを明確にして

共有化の蓄積を図っていきたいと考えています。

 

 隣の人と声を掛け合いながら、協力できる環境作りが大事だと考えています。

 

 原則としt仕事は9時ー5時半の枠の中で処理し、

事務所から出発し、事務所を終着点とするサイクルで予定を組むよう

心がけていきたいと思います。

会社の仕事は会社で完結して

私的な生活は私的なものとして確保できるのが原則だと考えています。

 

 ただ現在実際に行っていることで判断がついていない点もあります。

 

 特に今年はネットワーク作りに力を入れており、

就業時間の後、18:00開始で20:00過ぎまで異業種交流会を月に1~2回くらいで行っています。

営業マンにとって有益だと考えてやっているのですが、

時間的には負担になることは確かです。

就業規則といった観点からどのように位置づけていけばよいか

思案しています。

 

 また、外部での研修についても明快な解答を出せていません。

時間および費用負担について、会社全体の方針を決め地かなければならないでしょう。

就業時間内での研修、就業時間外での研修、

費用の本人負担分はどうするのか、

本人の希望と会社の要請とをどうすり合わせるのか、

研修の報告はどこまで必要か、・・・

 

 明確にしていく努力をすればするだけ、

考えないといけない点が出てきます。

問題点が出てきてから解決策を探すのではなく

できるだけ公平・公正な対応を前もって考えておくべきでしょう。

みんなで考えながら構築していかなければなりまsん。

 

 

 

10-051. 「プライド」 真山仁

 

 「ハゲタカ」で有名になりすぎてしまったので、変な風に変わってしまわないかと心配したが、

どうも危惧だったようで、3月発行の「プライド」も今まで同様真摯な綿密な作品で、充実した読書感を持つことができた。

 それぞれ異なった産業界を取り扱った6篇は、事業仕分けの対象となる農業・米作り、仁術でなくなった医学界、蚕から自然崇拝の心を守ろうと独自の生き方を求める女性遺伝子学者、プリンの製造にかかわる機械的で矛盾した制度と企業の対応、アメリカのインテリジェンスに翻弄される老いたる日本の政治家の純愛、農薬により死にいたるミツバチに露わにされる組織の対応の矛盾など、いろんな切り口から問題点を指摘する。

 小説として、読み物として読みながら、その描かれた現実に義憤を感じていると、

あとがきとして、「心にプライドを持て!」という文章を読むことになる。

引用したいという誘惑に打ち勝つことはできない:

 己の生き方に矜持があれば、どんなことでも乗り越えられるー。

 常々私はそう思ってきた。なぜならば、最後の最後に自分を支えるのは、己を信じる力だからだ。

・・・

 景気が良くなって元気になるのは、法人という得体のしれない生き物のみで、そこで働く人たちの暮らしへの関心は年々薄れてゆくばかりだ。

 何のために人は働くのか。そして、どうすれば矜持を守ることができるのか。

 それを守るために、どのくらいの犠牲に堪えられるのか。

 あるいは、犠牲を払ってまで守るプライドとは何なのかー。

 

 長い引用になりましたが、

どの業界で働いていても「プライド」をもって仕事に従事していきたい。

また「暮らしへの関心」「何のために働くのか」「どのように矜持を守ればよいのか」など

忘れてはならない観点である。

 

 「ベイジン」「レッドゾーン」の最近作まで現代社会・企業を理解するには非常に有益・役立つ必読書といえる。

 

 

10-050. リピート、紹介

 

 前回の続きになりますが、

中澤明子さんの営業のお話や他の営業の人の本やお話から感じるのは、

「リピート」や「紹介」の多さ・重要性です。

 

 新しい顧客を探すことの大変さはみんなよく知っていることです。

コストも時間もかかります。

すでにお仕事をさせてもらっているお客様からまたお仕事がいただければ

それに越したことはありません。

ただ、また仕事を依頼されるためには、前にやった仕事がきちんとしていることが前提ですし、

お客様から信頼されていなければならないのは、言うまでもありません。

 

 小さなことでもお世話をさせてもらうと、それをきっかけに次はより大きな案件につながっていく場合がよくあります。

小さなこととおろそかにすると、往々にしてその人との関係がまずくなったり、途切れたりしてしまいます。

どんな人との付き合いも「一生モノ」というつもりで、

これから一生お付き合いをしていく意識でやっていかないといけないでしょう。

信頼関係を作ること自体大変ですが、

一度できた関係についても維持・メンテしていくのを怠ると

すぐにさびてきます、溶けて小さくなったり、なくなったりします。

日頃の心遣いが時間とともにじんわりと表面化します。

 

 頼まれると一生懸命やるのは当然ですが、

人に頼むのを変に遠慮する人がいます。

人に頼むと負い目を背負い込むような気がするのでしょう、

負担に感ずるのでしょう。

人に頼むということはその人を信頼していることの証ですし、

その人にとことん頼む、任せてしまうという認識でいいのではないかと思います。

その分、信頼できる人たちとだけ常日頃お付き合いしていなければならないでしょう。

友達を見れば、その人の人柄が分かってしまうでしょう。

 

 幅広い人間関係も重要でしょうが、

深い人間関係もそれに劣らず重要なのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

10-049. 中澤明子の「不動産営業の玉手箱」 営業の基本、基本の営業

 

 5月18日 「お宝収益不動産の会(弊社も会員)」主催の講演会:

中澤明子の「不動産営業の玉手箱」in 大阪

を聞く機会がありました。

 

 その見事な講演に感銘を受けました。

アンケートの結果をみると、わたしひとりが感心したのでないことが歴然としています。

回答数 137で

良くわかった 100、 28、 普通 9

内容充実 74、 43、 普通 20

第2弾にぜひ参加 78、 24、 普通 25  5 不参加 5

 

いろんな講演会を聞きますが、内容はもちろんのこと、凛とした話しぶりはメリハリの効いた内容とマッチして、1時間半、一瞬の緩みもありませんでした。

 

基本を忠実に実行することの重要性、それも継続して実行するかしないかによって分かれてしまうこと、

すべて物件をよく見ること、よく調査すること、周辺も含めて全体を把握すること、

お客さんからよく聞きとること、本当に相応しい物件を紹介するためにはお客さんからとことん情報を聞き出し、

お客さんと一緒に考え、お客さんと一緒に優先順位を付けていくこと、・・・

 

最終t的にお客さんが求めるのは「信頼できる営業マン」。

「お客さんに選ばれる営業マン」になること。

そのための努力、そのための準備・・・

 

弊社でも 弊社の一番の商品は「営業マン」であると常々言っているので

まったく納得のいくことばかり。

 

弊社ホームページではブログ形式を採用して、全員参加のHPを目指していますが、

社員ブログでひとりひとりがアピールして、自分のブランドを確立してほしいと期待しています。

 

 

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