「死」の話
2019.08.18
「死」の話 生き物たちの週末と進化の科学 ジュールず ハワード著
(現在、終活をかなり真面目にやっています。
この本の中に日本人のことが書かれていたので
その部分を書き抜いておきます)
「日本人の一部には、ミトコンドリアDNAにある共通した変異がみられる。
DNAの一つがけ異なるのだ。
そのせいで遊離基の漏出がほんのわずかだけ減少する。
しかし、そのささやかな違いが劇的な結果をもたらす。
この””変異”遺伝子を持つ者は八十歳になるまでに何らかの理由で通院する可能性が通常の半分しかなく、
100歳まで生きる可能性が二倍だった。
もう一度強調しておく。
たった一つの変異遺伝子が、どうやら、通院の可能性を半分にするのだ。
たった一つの変異遺伝子が、100歳まで生きる可能性を二倍にする。
めまいがしそうな統計だ。
愕然としてしまう。
遊離基のを制御すれば、世界じゅうのさまざまな医療の危機を救う鍵になるのか?
・・・かもしれない。
事実、多くの生き物たちがまさにこの遊離基の制御をおこなっている。
しかも、寿命をみるかぎり、かなり有効らしい。
それどころか、とある種には、実に有効・・・。」