18-061 句会 初体験
2018.09.22
大阪京大クラブ 俳句同好会 の第一回句会に参加してきました。
ものすごく貴重な体験でした。
句会ってどんな風に行われるか 想像できますか。
なかなか複雑な構成になっています。
まず参加者の紹介がありましたが、
姓名の名で呼び合うのが通常だそうです。
したがって私は勝昭。
社会での立場や資格を忘れ 平等になるということだそうです。
お互い批評をしやすくなるわけです。
今回は10名の参加者で私は2番。
まず 14時に始まって15時までに5句を提出しないといけませんでした。
与えられたお題は:
夜長 葛の花 子規忌 赤とんぼ その他
歳時記を参考にとりあえず5つ作ることに専念しました。
「赤とんぼ」ということでとりあえず綺麗に素直に作ってみました:
白い雲 空の青さに 赤とんぼ
「子規忌」ということで:
痛みあり 夜の長さを 床の中
床の中 より 上がいいのではないかと考え直しました。
「葛の花」では:
季節移りて かよわき色の 名も葛の花
秋来んか 名は葛の花 かよわさよ
いろいろ作っていると「赤とんぼ」の句があまりに素直過ぎるので
もっとひねくれた句にしたいと考えました:
空高し ねじれる管の 赤とんぼ
あいさつ句というのがあるそうで:
静かなり 秋の句会の 同好の士
周りの人々を観察しながら作りました。
そのあと全ての句を採点して好きな句 自分がいいと思う句を書いて提出。
みんなの採点を集計。
それぞれの句を評価。
いろんな意見が聞けて面白い。
具体的な添削も行われます。
個性のある個々の人が集まりこのような作業をしていくと
抽象性の中に溶け込んでいく感じです。
次回は 12月8日(土)14時〜17時 行われます。