18-052 「父と暮らせば」
2018.09.4
「父と暮らせば」
宮沢りえ ってこんなに魅力的でしたっけ?
たまらなく惹かれました
この世とあの世を文句なく行き来できそうな雰囲気です
あの世から時々帰ってくる原田芳雄お父さんの気持ち よくわかります
原爆 どうしましょうか?
名匠・黒木和雄監督が『TOMORROW 明日』『美しい夏・キリシマ』に続く戦争レクイエム三部作完結編として井上ひさしの同名戯曲を映画化
取り組んだ原爆投下から3年後の広島
愛する者達を一瞬の閃光で失い、自分が生き残っていることに負い目を感じ続けている美津江(宮沢りえ)の前に、原爆資料を収集している木下(浅野忠信)が現れた
彼に心惹かれながらも恋心を押さえつけようとする美津江を父(原田芳雄)は常に励まし続ける
出演者は3人(戯曲では父娘のみだった)というシンプルな構成
広島弁での父娘の心和む会話を連鎖させながら原爆の悲劇を機軸に切なく悲しい・・・
飄々とした父を好演する原田と清楚な美しさを自然に体現する宮沢とのコンビネーション
井上ひさし原作の同名小説を黒木和雄監督が映画化
原爆から生き延びた娘と被害に遭い幽霊となった父親の交流を描く
宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信