16-012 父子関係
2016.06.19
16-012 父子関係
時節柄色んな会の総会が行われる。
そんな時親父のことを話題にされることがある。
もう七回忌も終えてしまったことをお知らせする。
多くの息子がそうであるように僕も父親には反発していた。
中学高校時代から親の電気工事の仕事はやりたくないと高言していたし、
実際大学では文学部へ入った。
年を取って今の年になると嫌になるくらい父親に似ていることを認識する。
あんな風にはなりたくないと思っていた父親と同じような考え方になっている。
知らないうちに学んでしまったのか、
それともDNAなんて言葉が必要になるのだろうか。
自由な自分自身でありたいのに親父のように発想したり親父のような表情や反応をしていることに気がつく。
ああ、嫌だ嫌だ。おそらく親父の方も「イヤだ、イヤだ」ということだろう。