15-025 「戦争と平和」
2015.10.27
「フランス革命とナポレオン」というテーマで11月12日の「巴里カフェ」で話をしたいと思い、
フランス革命やナポレオンについて本を読んで勉強している。
「戦争と平和」を読み始めた。
かくも有名なトルストイの長編である。映画にもなった。
まだ出だしでこの小説についてどうのこうの言えないが、
こんな一節が気になった。
「・・・ソーニャはブリュネットのほっそりした小づくりの娘で、長いまつ毛にかげらされたやわらかなまなざしをもち、濃い黒い網髪が二重に頭を巻き、頭や、特にあらわな痩せてはいるが優雅な、肉のしまった腕や襟足の肌色は、かすかな黄色味をおびていた。
動作の軽快さと、小さな姿態のやわらかなしなやかさと、いくらかずるさのある控え目なマナーとは、まだ形はできていないが、いずれは魅力的な牝猫となることが見えている子猫を連想させた。・・・」
若さの肉感をにくにくしいまでに描きだしていると感心した。