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14-032 フランス通信(3)

14-032  フランス通信(3)

 西へ行く

 

 西部劇(ウエスタン)ではありませんが、パリから西(ウエスト)へ行ってみましょう。

 

 パリの地図を見ると東から西にセーヌ川が流れており、

その流れに沿って右側つまり北側を右岸と呼び、左側南側を左岸と呼びます。

 

 真ん中のおへそのシテ島にはノートルダム寺院があり、第1区を基点として時計回りに2周半する20の区があります。

右岸には2、3、4 そして 8、9、10、11、12 そして 16、17、18、19、20 の13の区があり、左岸には5、6、7、13、14、15の6の区があります。

左岸はソルボンヌ大学で象徴される学生街の雰囲気が強い地域で、右岸は大統領府エリゼー宮やビジネスセンターという地域です。

 

 さてここまでは前置きで、このパリ市の南北の区分から東西のイメージを簡単に書いてみましょう。

 

 パリもパリ市から外へ郊外へと発展していったのですが、

東と西で大きくイメージが違います。

 

 東はフランス革命の発火点になったバスティーユ牢獄があるように民衆・労働者の勢力範囲で、郊外には労働者階級向けの集合住宅が林立して、外国人労働者の多い地域です。

 

 それに反して西に向かうとベルサイユ宮殿があります。現在も富裕層が多く住む地域です。

サンラザール駅からベルサイユ行きの列車に乗ってみましょう。paris89stlazare

この線は1835年にできたようです。

途中の小さい駅は停まりませんが、デファンス、サンクルーを通ってヴィルダヴレーに着きます。ベルサイユの前の駅でここが目的地です。paris9944vdavgare

 

 豊かな自然のなかの余裕のあるレジデンスが広がっています。フランス・パリのブルジョワの富の蓄積を感じさせます。

 

 

 

 

 パリの地政学についてちょっと書いてみました。

 

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