12-032. 宮崎哲也氏を聞く
2012.10.31
12-032. 宮崎哲也氏を聞く
不動産団体 関西不動産情報センターが開始した講演会でTVで活躍している宮崎哲也氏の話を聞いた。
おそらく高い金を払って呼んできたのだろうが、いま流行りの旬のコメンテイターらしく颯爽としていて歯切れがよく
それなりに興味を持って聞けた。
1)形式:女性アナウンサーとの掛け合い形式は普通の講演・セミナーのタイプと異なり
宮崎氏のタイプには適しているのかもしれない。
ただ、相手方の女性がおしゃべりすぎたり、内容的に偏りがあるとどうしても聴衆の不満がでてくるだろう。
(宮崎氏を聞きに来ているのだから)
時間を30分早く終わってしまったのは司会者のミス。
質問も尖閣・国防に限られたのは失敗。宮崎氏の話にリンクした質問になっていなかった。
2)内容:現在の経済不況の原因を「円高」「デフレ」で説明済みと考えているよう。
経済音痴にはどうもフに落ちないことばかり。
政治が悪い、とみんなが口をそろえて言う。
官僚を制御できない政治家がよくないと言う。
デフレを克服して、円安にすれば、景気は回復するという。
疑問ばかり:
日本の官僚は他国の官僚に比べて劣るのか?
(一時は日本の官僚や行政が日本経済好調の原因の大きなものだと考えられていたのに・・・)
政治家はなぜ官僚をうまくコントロールできないのか?
(政治家の資質? 政治家の教育をうまくできなかったということではないか?)
政治家がうまい政策を行えば、経済はうまくいくのか?
(今までうまくいったときがあったとしても、ただ単に時代がよかっただけではないのか?)
予算がいい予算であれば経済はうまくいくのか? どの程度経済に影響かあるのか? 本当に影響しているの?
日本の社会構造や企業や消費者の行動が変わらないで、お金の配分でそんなに物事がうまくいくものなのだろうか?
経済学者の話を聞いているといつもなんか数字の話ばかりで血の通った話には思えなくて・・・
これからの5-10年が日本の将来に大きな影響を及ぼすという。
おそらくその通りだろう。
日本の社会構造がどのように変わるのがいいのか、
企業構造、業界・産業の変化、消費構造、男女格差のこと
いろんなことが中長期の経済に影響を与えるのではないだろうか。
宮崎氏がそんな問題をどんなふうに見ているのかが聞きたかったなぁ。
映画もハリウッドの映画以外にヨーロッパの映画を見ているのか
中国の映画、インドの映画をどう思うのか聞きたかったなぁ。
大急ぎで感想を書きました。