12-030. 「幸せの経済学」
2012.09.23
12-030. 「幸せの経済学」
ある会社創立記念行事として「幸せの経済学」という映画を見ました。
いわゆる「グロバリゼーション」の弊害を指摘し、
「ローカリゼーション」を目指すべきであるというもので
その主張とするところは大いに共感・共鳴するところがありました。
ただその主張・訴えを十分に映像化していない気がしました。
映画として成功しているようには思えませんでした。
製作者(スェーデン女性 ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ)自身の
ブータンでの実体験がもっともっと語られると興味深かったように思います。
ブータンの人たちが現代文明の先端技術に対してどのように反応したのか、
欧米先進国のひとびとは彼ら・彼女たちにどのように現代文明の弊害と利点を説明したのか、
興味はつきません。
また他方村社会、旧来のコミュニティの持つ弊害・不自由さ(個人生活への全体からの締め付け・プレッシャーなど)をどのように評価するのか・・・
「地産地消」といったことに共感・共鳴するひとは多いとおもうので
もっともっと具体的な取り組みの実例を紹介してもらえれば参考になったのに、
と残念でした。
とにかく家に帰って家庭菜園を腰痛をおして頑張ってみようという気にさせられました。
新鮮な野菜が食べられよう来年までやってみます。