12-025. 「独立国家のつくりかた」
2012.07.29
12-025. 「独立国家のつくりかた」
まずこのセンセイショナルなタイトルに惹かれて買った。
著者坂口恭平は1978年熊本生まれというからまだ34歳だ。
「一人で、0円で国をつくった男の記録」として
2011年5月10日に銀座で建国されているらしい。
それはさておき、この本の提起する問題は大きく深く重い。
そして発想の仕方が面白い。
新しいタイプの論客の登場を感じさせる。
そして、かれが繰り返し述べているのは「普通に考える」ことの重要性である。
引用してみる:
・・・常識は怖い。普通の思考を僕たちはできなくなっているのだ。
普通に考えよう。常識というものは、文句を言わないようにというおまじないである、
まずは、そのおまじないから解放される必要がある。
おまじないからの解放は、「考える」という抑制によって実現する。」
実際にかれの具体的に行っていることはこの本をお読みください。