11-086. ストーリー、メッセージ
2011.09.24
11-086. ストーリー、メッセージ
会社でホームページを作成して外部に発信するとき
あるいはチラシを新聞やパドに入れようとするとき
あるいは同業者や顧客への物件資料を作成するとき
いろいろ頭を悩ませ、どうすればこちらの意図がうまく伝わるか
一生懸命考える。
会社には会社の歴史があり、その中で訴えたいものを抽出してホームページを作ろうとしている。
宣伝にしても一つ一つの商品に過去からのいきさつ、これからの効用、意味、価値づけを顧客に分かってもらいたい。
不動産の物件についても同じことで、とくに不動産はひとつひとつ顔が違い、
どうして売りにだされているのか、賃貸にだされているの、今まではどのように活用されてきたのか、
まわりはどうなのか、これからどんなふうになっていくのか、
それぞれの物語がある。
そんなことをお伝えしたい。
作成側、情報提供側にたつと、いろいろ工夫して、時間と手間をかけている。
ところが一方受け取り側に立つと、
広告宣伝をみても、「ポイ」捨て、
資料も「チラッ」と見るだけ。
ものみな、ストーリー・物語を内包しており、ものみな、メッセージを発信している。
じっくりと読み取り、耳を澄まして聴きとらないといけない。
一枚の紙の中に込められた宝の山、情報の鉱脈。
名刺の整理をして、昔の物件資料を破棄しながら、
そこに込められた作成者の努力と熱意(の存在と不在)を感じた。
ものみな、無駄なものはない。
ものみな、意味をもっている。
自分のところに届いたとき、タイミングよく理解できてつかめるかどうか、
人との出会いにせよ、
外部からの何気ないメッセージにせよ、
知らないうちにそのチャンスはするりと通り抜けているのだろう。