11-030. 俳句
2011.04.6
11-030. 俳句
事務所では毎朝10分間で打ち合わせをしていますが、
その時社員のみんなにひとつだけなにかを言うようにしています。
なんでもいいということになっている(している)のですが、
これが結構難しいのです。
長々と教訓めいたことを朝の忙しいときに短い時間で言ったとしても
みんなの頭の中に入らないでしょう。
できるだけ簡潔でちょっと観点の変わったこと・・・
などと考えると、なかなか毎朝出てきません。
又その日のうちに実行できるようなことを、と意識しています。
ある朝こんなことを言ってみました。
「ブログを書いたり、社内報の記事を書いたりするのに、みんな苦労しているようですが、
今日は一度俳句か川柳を作ることを試みたらどうでしょうか?
575と世界で一番短い詩だし、
普段は自由に書きたいことを書きたいように書いて発表していますが、
逆に575といった枠に嵌めようとする方が書きやすいということもあります。
形から入る、という入り方もありますから。」
次の日の朝には、こんなことを言った本人は言った内容を忘れていたのですが、
社長の発言をきちんと受け止めてくれて、三人が実際に俳句を作ってくれました。
話を聞いてそれをすばやく実行する、
おそらく普段の仕事では心がけてやっていることでしょうが、
それを自分にむけて実行されたのを経験するとやはり嬉しいものです。
これからは、自分でも人の話をきちんと聞きとって、その意を汲み取り、
役に立つ動きを迅速にしていこうと、改めて心しました。