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11-025. 囲碁=対話

11-025. 囲碁=対話

 

囲碁は一手毎に相手と交わす対話である、とはどこかの本に書いてあったことです。

なんとなく分かったような、分からないような・・・

そんな感じでしたが、

最近ちょっとその意味が分かりかけてきた気がします。

 

囲碁というゲームは勝ち負けがはっきりしており、

なんとか相手をやっつけてやろうという気持ちが前に出てしまいます。

相手にもすこし与えてこちらはそれより少し多くいただく・・・

一目(あるいは半目)多く取ればいい。

(そんな風に行けばいいのですが)

 

一手こちらが打つ時には、

「あなたはどう答えますか?」と問うようなつもりで打つということです。

そして、相手が打つ手を見て、次にこちらが再度問いかける・・・

 

ところが、どうもこちらの勝手都合で考えて、こちらの都合のいいように考えて、

相手の言おうとしていることを聞いていない場合が多い。

相手はこちらのやろうとしていることを分かっていないな、と勝手に決め付け

こちらの思い通り進めようとする。

すると、なかなか思う通りいかない。

(敵もさるもの!)

 

2回自分がいければいいのに!

と後悔すること、しきり!

相手が手を打たないのにこちらだけ勝手に2回石を置くのは

当然ルール違反、そんことをする訳にはいかない。

 

うーむ!

相手の言うことを聞いていると

どうも自分の思うようにはならない。

 

対話というのは、

まず、こちらが何かを投げかけると、

相手がそれに反応して応えてくる、

そのうえで一とも二とも違う三、

三次元のものが現れる、のが理想。

 

プラトンみたいに

そんなうまくは行きそうにない。

 

相手の手をよく聞いて

そのうえでこちらから相手に問い直す、

そんな手を打てるようになりたい。

囲碁においても

対話においても。

 

 

 

 

 

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