11-007. ビルバンク主催「課題研究発表会」
2011.01.29
11-007. ビルバンク主催「課題研究発表会」
オフィス仲介をメインに事業展開している同業者ビルバンクさんには
日ごろからいろいろお世話になっています。
今日その会社の「課題研究発表会」を聞いてきました。
若手社員のチームがそれぞれのテーマについて調査・研究したものを
社員だけでなく取引会社の人に対しても発表しようというものです。
８つのチームの８つのテーマは以下のようなものです：
１）大阪市内に特化した＜事業用ビル＞専門仲介業者としての地位の確立
２）企画型PM営業について（テナント誘致の提案）
３)物流倉庫・工場の賃料相場レポート
４）東京オフィス」マーケットおよびテナント動向の統計
５）大阪オフィスのテナント動向
６）本当に求められる理想のオフィス（顧客目線からの提案）
７）大型ビルの賃料と今後の動向
８）仕分けされるオフィスの考察
４，５年前にも同じような発表会が行われましたが
そのときより発表の仕方・内容いずれも進歩しているように感じました。
工場などでは「小集団活動」「QCサークル活動」といった運動がよく行われていますが、
サービス業ましてや不動産業でこのような取り組みをしているのは不勉強のせいかも知れませんが
聞いたことがありません。
第一チームは、二人の掛け合い漫才形式が発表形式として結構面白かくかみ合っていて、
やはり大阪人にはぴったりなんだと再認識しました。
（ひとりでの発表は逆にしんどい、ハンディキャップになります）
内容的には充実していて
どのチームも１５分の発表にまとめるのに苦労していました。
それだけ中味の濃いものでした。
個人的にはあまり統計が好きでないので
統計の説明は短く、それをどう分析したのか、
そこから何を導き出したのかに興味を覚えます。
さらに、課題研究の結果からこれからの方向性を提示する発表（東京チーム、６チーム、８チーム）には
非常に感心しました。
特に、６と８のチームについては
問題の設定が極めて独特で、新鮮でした。
このような発想はこれからの仕事のやり方へも活かされていくように感じました。
６も８もチームリーダーは一体前職は何？と尋ねたくなりました。
またみんなおそらく残業手当もつかない（営業職の辛さ！？）のに
ようこんなに熱心にやるわ、というのが正直な感想。
最後に行われた的確な講評にはほとんど賛同することばかりでした。
うちの会社も負けずにがんぼろう、と気を引き締めて岐路に着きました。
充実した午後でした。