11-002. 百人一首
2011.01.4
11-002. 百人一首
一年に一回、お正月のときに引っ張り出すくらいですが、
娘たちと百人一首をします。
(子供たちの名前は百人一首に出てきます)
今年も引っ張り出して見ていたのですが、
今だとどんな歌がいいと思うだろうかと
そんな気持ちで百の歌を眺めてみました。
昔は(遠い若い時のことですが)
「むかしはものをおもはざりけり」といった歌に共感したり、
「由良のとを わたる舟人 かぢをたえ ゆくへも知らぬ 恋の道かな」
といった恋愛の歌が好きだったり、
竜田川や住之江といった地名の入っている歌を面白がったりしたこともありました。
ふたつ選びました、ちょっと無理に選びました。
「秋風に なびく雲の たえ間より
もれいづる月の かげのさやけさ」
「もれいづるつきの」この字余りが大好き。
「玉のをよ たえねばたえね ながらえば
忍ぶることの 弱りもぞする」
「た」「た」「た」という音と
「玉のを」という言葉と「忍ぶ」という言葉が対応しているようで、いいなぁ、と思います。
以上 ちょっと無理して二つ選んでみました。