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10-112. もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

10-112. もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

 

ベストセラーになったので読まれた方も多いのではないかと思います。

楽しく読めて、内容的にもドラッカーの考え方を理解するには適切だと思いますので、

読んでいない人はぜひ一度目を通すといいのではないかと、お薦めいたします。

 

戦略についての本を読んだときにも書いてあったのですが、

ストーリーになっているということは非常に大事なことだと感じています。

始まりがあって、繋がりがあって、紆余曲折があって、転機があって、結末・結論がある、

このような繋がり、流れこそが、現実なのではないでしょうか。

その意味からもすべての理論もストーリーになっていないといけないと思うようになりました。

 

さて、この本を読んで、そしてドラッカーの考えに触れて、今更ながらハッと強烈に感じたのは次の点でした。

ドラッカーの「マネジメント」にこう書かれているそうです。

「組織構造は、組織のなかの人間や組織単位の関心を、努力ではなく成果に向けさせなければならない。

成果こそ、すべての活動の目的である。

専門家や能吏としてでなくマネジャーとして行動する者の数、管理の技能や専門的な能力によってでなく成果や業績によって評価される者の数を可能なかぎり増やさなければならない。

 成果よりも努力が重要であり、職人的な技能それ自体が目的であるかのごとき錯覚を生んではならない。

仕事のためではなく成果のために働き、贅肉ではなく力をつけ、過去ではなく未来のために働く能力と意欲を生みださなければならない(200頁)」

 

どうも私なんかがすぐに陥りやすい穴のようです。

この本では、結果ではなくプロセスを大切にするというのを、「真摯さに欠ける」という表現をしています。

よく考えないといけない点でしょう。 

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