10-082. 生きているもの 死んでいるもの
2010.08.26
10-082. 生きているもの 死んでいるもの
100歳以上の高齢者のかなりの人の生存がはっきりしない、といった報道を読むにつけて、
行政の怠慢を非難することはできるが、
我が社の管理を振りかってみても反省する点は多い。
不動産関係で問題になるのは、まず教えられた物件情報が正しいものかどうかの確認、現地確認、
それから時間の経過とともに現時点でも物件として存在するのかという「物確」という作業、
このような日常の隠れた作業が行われていないと、不動産業の仕事がやっていけない。
それから、顧客情報の管理、
お客さんと思っていて受注しているつもりが、いつの間にか別のところで決まっていたり、
内容が変わっていたり、担当者が変わっていたり、・・・
毎日毎日変化がある。用事がなくても客先に行かねばならぬ。
きちんとフォローしなければならぬ。
このような作業を「メンテナンス」という。毎日の「お掃除」である。
これを手抜きすると結局最終的な結果を出せない。
分かっているけどめんどくさい、後回しになる。
気が付くとたまっている。
死んでいるものが生きていることになる。
かくして「ゾンビー」が蔓延(はびこ)る。
「ゾンビー」が多い業界のひとつは、残念ながら不動産業界である。