10-065. 共同体幻想
2010.07.15
10-065. 共同体幻想
自分が生きてきた時代の子供だなあ、
時代や歴史や環境の刻印を深く押されているものだなあ、と
自分の行動や考え方を振り返って思います。
会社という機能的でないといけない組織で働いていて
「共同体」という「幻想」から抜け出ることができないのも
そのせいかなあ、なんて考えています。
結果だけ出ればいいじゃないか、とか
給料さえもらえればいいじゃないか、とか
いうのではなく、
みんなで一緒にやっていこう、
共に育っていこう、
お互い助け合って成長していこう、
同じ方向に向いて一緒に築いていこう、
といった幻想をどこか奥深くに抱きながら毎日を過ごしています。
ところが、仲間に対する協力・配慮・心配りとか、
組織・全体における自分の立ち位置といったことに無頓着で
自分のことだけで一生懸命になって結果オーライ、
うまくいってしまうことがあると満足してしまうのが、多くの人の例。
みんなが仲良く力を合わせてお互いを思いやりながら仕事をしたいのですが
それはあくまで理想形、
現実はなかなかそんなふうにはいかないようです。
(ものすごい日常的努力・エネルギーが必要です)
「元気で」「笑顔で」と毎朝声をかけて
お互い気持ちよく働ける環境だけは作っておかないといけないのでしょう。