10-048. コミュニケーション
2010.05.16
10-048. コミュニケーション
分厚い本なので買ってみた。
タイトルが「ピープル・スキル 人と”うまくやる”3つの技術」 ロバート・ボルトン著 宝島社。
535ページ。
日本のビジネス書で、コミュニケーションやうまく話すや営業術なんかを書いた本は
200ページもなく経験談、経験則が書いてあってそれなりに面白いが
たいてい2時間くらいでパラパラと読み終わっても問題ないのがほとんど。
だからちょっと分厚い本をゆっくり読んでみようかと
へそ曲がり精神で購入してみた。
(アメリカ人の話もエピソードめいた長話が多くて
くだらない時も多いが、妙に説得力がある場合もあるので
判断が微妙)
なんでこの本を取り上げたいかといえば・・・
最初のところがショックだったから。
「コミュニケーションを阻む障害」という章で
「人間関係を破壊する「十二の対応」」が列挙されている:
批判、悪口、診断、称賛、命令、脅迫、説教、質問・尋問、忠告、ごまかし、論理的説得、元気づけ。
これを3つのカテゴリーに分類:
判断する、解決策を伝える、相手の問題を回避する。
このあたりを読むと、自分がいつもいかにまずいことをしているかが痛感できる。
相手の話を聞きながらすぐに判断して、
こうした方がいい、ああした方がいいとアドバイスを与えたがる。
そして、相手の言うことを聞いているふりをして(あるいは、聞いていながら、なんとかこちらの考えを受け入れさせようと)相手の問題からこちらの問題へと話題を誘導しようとする・・・
あーぁ!
他人の話に耳を傾けるというのはいかに行っていないことなのか、
本来的には極めて難しいことなのだ。
おそらく非常に意識して、訓練されてできることなのだ。
しゃべるのを止め、
・・・?
止めることはおそらくできないので、
しゃべるのを控えめにして、
相手に話してもらえるよう
一歩引いて自分のコミュニケーション態度を見つめなおしてみよう。
こんなことを反省している今日この頃です。