10-039. 平城京 続き
2010.04.27
10-039. 平城京 続き
平城遷都1300年祭で平城宮跡会場へ行ってきました。
日曜日、晴天に恵まれ、人出はすごいだろうと覚悟していましたが、
会場自体が広々としており、大勢の入場者の割にはゆっくりできました。
近鉄奈良線西大寺駅からシャトルバスも出ているのですが
われわれは、徒歩十分をものともせず歩いて向かいました。
まずメインの建物である「第一次大極殿」を見に行きました。
色鮮やかな新築ぶりは往時の威勢を目の当たりにさせます。
国家の威信、若い国の力、の象徴なのでしょうか。
第一次大極殿の前の広い空間が、権威を表わしているようでした。
反対側、南の端にある朱雀門の近くには
「平城京歴史館」があり、遣唐使の舟が復元されて展示されています。
歴史館のなかではCGを駆使した往時の平城京の街並みが映写されます。
全体のコンセプトとしては、ちょっと教育的すぎる気がしました。
文部科学省ご推薦、といった感じで、
日本国が立派にできたこと、遣唐使がいかに大変だったかということ、などに力点が置かれ、
当時の人々の文化的豊かさ、日常的楽しみ、生活感といったものを表現しようとは
あまり配慮されていないようです。
「くそまじめさ」が全体をちょっと薄っぺらくしているように感じました。
その中で、せんとくんグッズも販売されていて、家族づれでも楽しめるように工夫されています。
半日、天気のいい時に、散歩がてら
テーマパーク、ハイキングに行くという感覚でおすすめです。