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月別アーカイブ: 2018年9月

 

異業種交遊会ネクスト 「キューバとノールウェー 医療と教育が無料の国」

2018年9月6日(木) 18:00−20:00

 

講師: 江戸町商会  末吉さん、園田さん

 


キューバのお話

クラシックカーの写真 満載

カラーフル

チェ・ゲバラとカストロ

キューバとアメリカ合衆国

 


ノールウェーのお話

高賃金 高所得 高い課税率

国が面倒を見る社会制度

ノールウェーとデンマーク ノーベル平和賞

 


南アフリカのインフレ ジンバブエ

ゼロが 10?

数えられますか?

 

 

 



末吉さんからいただきました

バヌアツの子供たちの描いた絵を絵葉書にしたそうです

色が明るく楽しい絵です

 

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以下 園田さんのお話 レジュメです

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ノルウェーの情報

 

・ノルウェーは個人所得が高い国の一つです。

平均所得年間800万で、殆どが共稼ぎです。

従って所帯所得は相当な水準になります。

日本より少し大きな面積を持ちながら人口は約500万人、日本の25分の1

であります。

ご存知のように税負担は高く、所得税・消費税・財産税・社会保険等すべ

ての負担を計算すると所得に対して約62%となります。

然しながら、教育(専門学校を含む)・医療はすべて無料で有り、年金も確

保されております。

因みに年金の原資として税金以外に石油公団の収益が当てられていると聞きました。

年収の60%は最低保証の様です。

 

このような状況ですので、貯金は必要ありません。

必要以上に銀行口座に残額があると、その金額に対し課税される仕組みで

す。約4,000万を超えるとその対象になります。

それでは、不動産を所有する場合はどうでしょうか。

現金と違って不動産は課税評価額や税率がかなり低い様です。

その為家を買って手入れし、どんどん買い替えて大きな家にしていくのが

一般的な資産形成方法の様です。

 

首都オスロの中心街のレジデンスでは1㎡@約7万クローネの価格と聞き

ました。日本円では約110万ほどです。

坪単価350万になります。

又一等地の一戸建ては2~3億は普通の様です。

この価格は日本では東京の1等地に該当致します。

ここで62%は効率と思われますが我々日本の社会負担はいくらでしょうか。

意外に高く42~43%になるそうです。

では先進国で一番負担率が低い国は何処でしょう。

米国の35%だそうです。

日本との差は国民皆保険の負担が無いことが此の数値に影響している様で

す。

 

政治に対する関心は高く、誰でもが参加できるように議員になるハードル

は低くなっております。

日本の様に政治とお金と言う構図ではなく、政治家はボランティア活動の一

環と考えられる状況です。

国会議員は給料性ですが、例えばオスロ市会議員は出席した日数分の費用が

出る仕組みです。

従って、本当に世の為人の為になろうとする人が、立候補しているようです。

又、いろいろな職に就いている方が議員になっているとの事ですし、移民の

方も議員になっている現状でした。

移民については受け入れ態勢が整っており、公の仕事を移民に割り振りして、

生活が成り立つようにしていることも、現場で良く認識できる状況でした。

同じような状況の北欧諸国が、豊かで文化的かつ暮らしやすい国民生活を送

ることが出来るランキングの上位を占めている事から、これらの国の在り方

を今の世界が評価していると思われます。

 

 

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南アフリカ共和国

 

 

南アフリカ共和国は1961年にイギリス連邦から離脱した際に南アフリカ連邦から現在の名前に代わりました。

面積は約122万㎢で日本の3.3倍、人口は5,500万人で半分弱です。

人種構成は少数民族を除くと、黒人約80%、白人約10%、混血約10%

です。

国民所得は年間1,300ドル(143000円)、1990年代の前半までアパルトヘイト政策により黒人への差別が行われていました。

1994年の総選挙でネルソンマンデラ首相が誕生しその後現在に至っております。

ちょうど今年の7月18日がマンデラ生誕100年になり現地では催しが開かれておりました。

マンデラ首相は就任時既に76歳で有り約5年で引退しましたが、その後も人気は衰えず95歳で亡くなった時は全国民をはじめ世界各国から要人が弔問に訪れた経緯があります。

南アフリカは首都を3つもっており、行政がプレトリア、立法がケープタウン、司法がブルームフォンテーンになります。

一般的にはプレトリアを首都と呼ぶようです。

最大の都市はヨハネスブルグで、約450万人の人口です。

日本人は約1,500名が住んでおりその内約1,000名がヨハネスブルグ在住との事でした。

ヨハネスブルグには唯一の日本人学校があります。

教育制度はジュニア7年、シニア5年の、7・5制度で、ジュニアの7年は義務教育となっています。

学校は、公立と私立があり、裕福な子弟は私立に行くケースがほとんどだそうです。

以前黒人居留区に指定されていた地域は今以って存在しておりトタン屋根のバラックが延々と続くタウンシップと呼ばれる街並みを目にすると、いまだにこんな処に住んでいる人々がいると驚きでした。

4M×4Mの16㎡が一軒のスペースで、そこに家族で住んでいる状態は、アパルトヘイトの時代がそのまま続いていることを実感しました。

電気はプリペイドカードを購入して、必要分だけ使うのがその地区の日常です。

その様な一つの集落に何十万人もの人が固まって住んでいるのです。

一体ここに住んでいる人は、何をして収入を得ているにかとの疑問に、現地の日本人ガイドは、昨日の夜のレストランで食事を運んでいた人もタウンシップから通ってきている人が殆どだと教えてくれました。

流石に事務職についている人はもう少しましな住居に住んでいますとの事でした。

南アフリカ特にヨハネスブルグは治安が悪く,殺人事件や強姦事件は日本の約110倍の確率で起こっている現状です。

これは人種差別が無くなっても教育を受けていない人が多くいた為、高収入を得ることが出来ない人が多くいたのが原因です。

従って、貧富の差が無くならないのと、以前の武装勢力が所有していた武器がそのまま回収されずに残っている為です。

一般的な月収は月6万程度、高級取りで月15万程度と聞きました。

住宅の値段は地域によって異なりますが、ケープタウンの場合、中心部では1億2億の家があり、周辺部に行くにつれ価当然価格が下がるのは何処も同じ傾向で、車で1時間ほどのところだと1,000万程度で家が帰るとの事でした。

 

ジンバブエの話

 

ジンバブエは元々ローデシアと呼ばれておりました。

ローデシアは北と南に分かれ、北がザンビア、南がジンバブエとなった経緯があります。

ジンバブエは最近までムガベ大統領の独裁が続いていましたが、軍の介入により昨年11月に辞任に追い込まれ、新しい大統領が誕生しました。

そして最近選挙が行われ、現大統領が再選されたのはニュースにもなっています。

この国の広さは保々日本と同じで、人口は日本の1割強の1,300万人ほどです。

この国もご多分に漏れず、白人社会で長らく植民地(1888~1965)となっておりました。

国の経済は農業・工業・鉱業がバランスよく発展し、特に小麦の生産は単位面積当たり世界有数の収穫率を誇っていました。

その小麦をはじめとする農産物の輸出は国の経済を支えていました。

然しながら、1980年の独立後白人と黒人の融和政策を進めていたムガベ氏は、世界でも評価されておりましたが、2000年8月より白人大農場主から土地を取り上げ、黒人に分配する施策を取り始めました。

その結果、ノウハウのない黒人の小規模経営となり、収穫量が激変することとなりました。

経済は失速しハイパーインフレが始まりました。

ジンバブエドルは世界で一番の少額貨幣になり米1ドルとの交換比率も数百億ジンバブエドルを超えるようになり2009年に公用通過を米ドル・南アフリカランド等に変更し、ジンバブエドルは事実上使用しなくなりました。

その後2015年に廃止が決まり3京5,000億ジンバブエドルと米1ドルの交換にて終了しました。

ジンバブエとザンビアの国境に位置するビクトリアの滝は世界3大瀑布として訪れる観光客が多い場所で有ります。

そこに暮らす人は観光によって生計を立てている関係上、治安も悪くなく収入も悪くない地域になります。

その街で、3家族で住んでいるガイドの家の家賃は月250ドルとの事でした。

 

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キューバの情報

 

・キューバは革命後社会主義を貫いてきた稀少な国です。

カリブ海に浮かぶ最大の島国で面積は約11万平方キロ人口約1,200万人で

す。

従って日本の3割の広さに1割の人間が住んでいる状態であります。

国民所得は1人@約1万ドル/年でそんなに高くない。

然しながら、税金は個人で商売や会社を興して事業している人は別として

ありません。

そしてノルウエー同様、教育(専門学校を含む)・医療はすべて無料です。

国民は皆配給手帳をもっており、低額で配給を受けることが出来ます。

例えばアイスクリームを買うのに行列ができおりますが、外国人の我々が

同じものを買うとすると別の並ばない列にて待たずに購入できますが、そ

の場合の金額は約10倍となります。

このように贅沢をしなければ、それなりの快適な生活は出来ます。

キューバの教育の最高府はキューバ大学で有り、特に医学部は優秀で年間

400人の医者を輩出しております。

この医学部では、学生の間に臨床や手術等の実践を行なわせ、技術を磨く

機会を経験さすことで、優秀な医者を作り出していると自慢していました。

因みに「私失敗しないので」のドクターXこと大門未知子医師は物語の中

では、キューバ大学卒をうたっております。

又、この優秀な医者は外貨獲得の手段でもあり、半数は国内にて勤務し、

残りは海外に派遣されているようです。

貧しい国からはお金を取らず、裕福な国からは外貨を得る手段になってい

ます。

キューバの別の特徴としては、修繕・修理が日常で有り前、国を挙げて古

い物を伝えていくという姿勢があります。

町のいたるところに修繕屋さんがあり、カバンや靴やその他色々な家庭用

品は無論のこと、自動車、建物に至るまで、修繕することが一般的である

ようです。

特に旧市街地はその規定が厳しいようで、どうしても一から立て直す場合

は前の建物を復元することになります。

このような文化の根源は、中北米にある社会主義国で、唯一米国と国交を断絶している為、輸出入が制限されていたことが、そうかもしれません。

ご存知のように米国と国交断絶前のアメ車が今も走っている状況がそれを物語っております。

日本とキューバの接点は江戸初期に伊達政宗の使いでスペインに渡った支倉

常長がキューバに立ち寄ったことが始まりと言われております。

その記念像がハバナの町に少し以前に建てられました。

キューバは米国と断絶後、ソ連に傾倒していましたが、ソ連崩壊後は主に中

国と親密にしているようです。

私たちが見た国営観光バスは中国製が殆どでした。

乗用車は4分の一が旧アメ車、別の4分の一が旧ソ連車残りがフランス・ド

イツ・日本その他の国の最近の車の様でした。

 

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