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月別アーカイブ: 2012年9月

24-032. メルマガ「うごくもの うごかないもの」平成24年9月号
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     うごくもの うごかないもの
       ー人・企業・不動産ー
        平成24年 9月号
       まぐまぐ ID 99461
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  第一部 
 ○ 話すこと、書くこと
 ○ 内覧会
 ○ 借金すべきか、すべきでないか
  第二部
 ○ ポーランド観光旅行
 ○ ポーランド! ポーランド!
 ○ 「歴史が面白くなる 東大のディープな日本史」
 ○ ロンドン・オリンピック
 ○ ジョゼへの道のり
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  第一部
 ○ 話すこと、書くこと
ある人が私のことを、喋るのは下手だけれども、書いたものはよく書けている、と言って頂いた。
人前で話したり、人と話したりするのは、得意ではないし、好きではない。
仕方なくやっている、といったところだ。

冗談で、日本語よりフランス語で話す方がうまいですよ、と言ったりする。
実際、外国語で表現する方が明快に伝わる場合もある。

 会社での仕事を振り返ってみると、
どの仕事も「話すこと」と「書くこと」の重要性に気が付く。
コミュニケーション能力は現代の仕事の最大のポイントではないだろうか。

一対一で話すとき、何人かで会話するとき、会議するとき、プレゼンテーションするとき、
多数の聴衆を前にして話すとき、色んな場面で話すときには、それにあった準備を行っているだろう。
原稿を書いてプレゼンテーションやスピーチをするときは別にして、
お話はそのとき一回で終了してしまう。

講演も含めてその場の雰囲気に影響され、話す内容やその効果が変わってくる。
即興性、即時性が大きなファクターとなる。
「話すこと」は「相手」との共同作業(意識するしないに関わらず)となる。
そしてその結果を客観的に評価するのは難しい。
聞く人によって「話された内容」自体も様々になっている。

 他方「書くこと」はある意味終わりのない作業である。
書き直すことができる。
自分の書いたものを自分が外側から客観的に読んで添削することができる。
以前書いたものを考え直し書き直すことで完成度を高めていくことができる。

おそらく「話すこと」においても同じプロセスを行うことが可能なのだろう。
お話のうまい人は自然とそんなことを行っているのだろう。
名人落語家の芸はそんな風にして完成されたのだろう。

仕事において、いかに自己紹介をするか、
いかに顧客に商品情報を説明するか、
楽しい話題を提供するか、
常に練習する必要があるだろう。
ロールプレイの重要性もそこにあるのだろう。

また「書くこと」においても同様で、出来るだけブログを書き、
外部へ発信する作業を通じてコミュニケーション能力のアップを図ることは
これからのビジネスマンとして重要不可欠なことだろう。

 ○ 内覧会
 500坪の土地の情報をもらった。
入札案件だという。
兄弟が相続争いをして、双方に弁護士がつき
さらに入札を管理するために三人目の弁護士がついているらしい。
弁護士をもうけさせるだけではないか。

 とにかく見に行った。
3回目の内覧ということだったが、
十組を超える人たちが中を見に来ていたのではないだろうか。
確かにこれだけのまとまった土地は出てこない。
場所的には工場や倉庫というより
建売屋さんか分譲マンションむきなのだろうか。
不動産仲介業者らしき人たちとそのお客で実際に購入を考えているのだろう、
そんな人たちが物件を見ながら相談していた。

 これだけ多いと競争に参加するのにかなりの決心が必要だろう。
値段はそれほど安くはならないだろう。

 いずれにせよ、砂糖に群がる蟻のような感じで
なにか申し訳ないような気がして、あまり長居せず帰ってきた。

 ○ 借金すべきか、すべきでないか
前にも書いたが、自分がお金を持っているとしても
誰かに貸すなんてことは、できそうにない。
誰を見ても、心配で心配で、とても安心してお金を貸すなんてできないだろう。

ところが銀行というのは不思議なところで
お金を貸してくれる。
むしろ、銀行はお金を貸したくて仕方がないみたいだ。

そんなことを書いてある本を読んだ:
「至上最強の戦略的借金マニュアル おカネを借り続ける経営」

従来から借金するのは悪いこと極悪のこととして頭の中に叩き込まれている。

この本には「無借金経営の理想と現実」が語られ、
「借りた金は返せなくて当然」と導かれる。
どうも銀行は「たとえ返せなくても貸してくれる」らしい。
銀行には銀行の考え・論理があるようだ。

銀行は貸さなければ自分で自分の首を絞めているようなものだ。
だから、今は借りられるだけ借りておこう、ということになる。

一方「金融円滑化法」が来年平成25年3月31日で期限切れとなるので
倒産がドッと発生、不良債権で面白い不動産物件が出てくる、と
心待ちにしているところもあるやに聞く。

これから年末までどのような動きになるのか
注目したい。
(なにかいい話があればいいのになぁ・・・
それにしてもお金が欲しい。
お金があれば儲かる。
お金持ちがさらにお金持ちになるような構造になっている。
あれ、今は格差の時代なんていうが、
これはいつの時代でもそうだったような気がする。
どうなんでしょ?)

   第二部

 ○ ポーランド観光旅行
 ポーランドへ行ってみたかった。
家内を口説いてやっと行くことになった。
一週間くらいの日程で考えるとして
ワルシャワ以外にも観光したいし・・・

 今までは団体ツアー旅行か、
ローマやプラハへ行った時のように飛行機とホテルの予約だけで一か所に滞在するか、
どちらかの選択だったが、
ポーランドの中で自分たちで動くのも不安だし効率も良くないのではないかと話し合い
ツアーを探した。

 丁度8月出発食事もすべて込みのものがあったので
早速インターネットで申し込んだ。
次の日に返事が来た。
人数が集まらないため中止!
次の週のも駄目!
10月になれば出発確実のツアーがあるとのこと。
そんなに待てないので、とりあえずキャンセル、
別の手だてを模索することに・・・

 インターネットで他のツアーを見ていると
飛行機+ホテル+ワルシャワからクラコフへの鉄道一等乗車券
+ワルシャワ・クラコフでの現地日本語ガイド
+到着日の飛行場からホテル、帰国日のホテルから飛行場への送迎
といったのがあった。
ワルシャワとクラコフではそれぞれ、
一日ガイド案内の観光、一日はまったくのフリー。

 いままでやったことのないタイプの形態で、若干不安だったが試してみることに決めた。
結論を言えば、大いによかった。
スケジュールの自由度が高いのはありがたいし
(好きなことができる、ゆっくりできる)
二人の現地のガイドさんと送迎世話役の二人、
計四人のポーランドの人(一人は日本人とのハーフの女性でしたが)と話しができた。

 これからはどこへ行くにしても、団体ツアーと個人フリーとの中間的形態も考えられそうだ。

 ○ ポーランド! ポーランド!
 行ってみないとわからないものがある、
そして、実際行ってみてハッと気が付くことがある。

 「ポーランド」へ実際行ってみて気がついたこと。

 「ポーランド」と聞いて何を思い浮かべるか。
東欧、ショパン、キューリー夫人、アウシュビッツ収容所。

 確かにその通りなのだが、
まず全体のイメージ、すごくいい国だ。
美しい国だ。
知らなかったことばかり。

 そのひとつ、歴史。
ポーランドは中世大国だった。
中世には隆盛を極めていた。
ところが1795年から1918年まで
歴史から消滅してしまう。
気の毒で不思議な国だ。

 次にショパン。
飛行場にショパンの名前がついている。
パリだとシャルル・ドゴール、ニューヨークだとケネディ、
それに並ぶ名前がショパンというわけだ。
国の象徴がピアノのショパンなのですヨ!

 ショパンが生まれたのは1810年、
丁度ポーランドという国が存在していない時。
それでは、ショパンの国籍は?

 ご存知でしたか、
ショパンのお父さんがフランス人だったということ。

 ワルシャワの街はすごい!
旧市街は第二次大戦で完全に破壊されたのを市民の力で元通りに復元させた。
(もちろん世界遺産に登録されている)

 ワルシャワ中央駅から鉄道で3時間南へ向かうと
旧都クラコフ。(丁度日本なら京都にあたる都市だ)
これほどの街はヨーロッパのなかでもなかなかないだろう。
中心街がそのまま残されている。
コペルニクスが学んだヤギェヴォ大学は1364年創立というから
相当古い。
(ちなみにヨーロッパの大学について調べてみると
一番古いのは イタリアのボローニャ大学ということだ。)

 クラコフ出発の日、飛行場まで送ってくれたのは女子大生で、
話してみると翌週筑波大学へ3ケ月勉強に行くという。
映画が好きで小津安次郎や黒澤のファンらしい。
ポーランドの映画に知っていることを自慢したくて
アンジェイ・ワイダやロマン・ポランスキーの名前を出して飛行場までの時間をすごした。

 ホテルは街の中央広場からすぐ近く。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「白テンを抱く貴婦人」が納められている美術館
チャルトリスキ美術館は修復中のため
ヴァヴェル城に特別展示中であった。

 レオナルド・ダ・ヴィンチの絵を所有している美術館は世界でも限らえている。
個人的には、「モナリザ」なんかより格段に美しいと思う。
絵葉書を買ったが実物の質感からほど遠いので残念至極。

 クラコフは勿論ユダヤ人が多くいたことで有名。
(アウシュヴィッツ強制収容所が遠くないのが理解できる)
カジミェシュ地区にはヨーロッパ最大のユダヤ人街が存在していた。
それはポーランド人の寛容の精神に依っていた。

 ポーランドの民衆料理は食べやすい。
スープは野菜のもの、赤カブのもの、
餃子(水餃子)がピエロギと呼ばれる。
肉はカツレツか鴨料理、
鱒もおいしい。

 特記事項:美人が多い。
予想以上で、美人ばかりで目移りがする。
長身、金髪、胸元は豊か、
なぜか手塚治のまんがの男装女性主人公を思い起こしてしまう。
特に目元(大きな目)と鼻筋。

 ローマ法王だったヨハネ・パウロ二世や「連帯」のワレサといった名前が
思いだされた。

 すごい国、訪ねるに値する国!!!

 ○ 「歴史が面白くなる 東大のディープな日本史」
 これは一読に値します。
予備校講師が書いたものですが、
時代時代における基本的な構造変化をよく理解できるように解説してくれる。

 ○ ロンドン・オリンピック
 新聞記事を読んでいて興味を持った点ふたつ:

 将棋のプロが書いていたが、
将棋の世界では優勝以外はなにもない、ゼロだ、というお話。
金メダルと銀メダルの違い。
2位でいいのかどうか。
富士山についで日本で2番目に高い山は?

 メダル数争い、大国中国が頑張っているが、
インドのメダル数が極端に少ないこと。

 ○ ジョゼへの道のり
 「桐島、部活やめるってよ」朝井リュウ著 集英社文庫を読んだ。

 タイトルが気になっていたが、
映画化されたのを機会に映画評を読んだ。
それで原作をまず読んでみた。
(まだ映画は見ていない)

 この小説は楽しめた。
バレー部桐島が登場しない設定が絶妙。
ブラスバンド部
映画部
女子ソフト部
野球部
とひとつひとつがバラバラでいて繋がっていく。

 高校生二人の心を繋ぐ映画が「ジョゼと虎と魚たち」

 アマゾンで「ジョゼと虎と魚たち」を注文した。
妻夫木聡、池脇千鶴主演2003年製作の映画のDVDと
その原作、田辺聖子 角川文庫 である。

 映画をまず見た。
よかった。
ジョゼがよかった。
この映画を愛する「桐島、部活やめるってよ」の高校生もよいと思った。

 大阪のおばちゃん作家、田辺聖子なんか読んだこともなかった。
読もうと思ったこともなかった。
今回初めて読んでみて、原作も面白かった。
大阪弁の表記も面白かった。

 亡くなったおふくろの愛読書がこの作者であったのを思い出した。

 今回はこれくらいにしておきます。
最後までおつきあいありがとうございます。

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