27-026. 「杉の実だより」平成27年9-10月号発送
2015.08.29
27-025 「うごくもの うごかないもの」平成27年8月号
2015.08.15
25-025 「うごくもの うごかないもの」 平成27年8月号
今年は旅行が続いています。
今回も旅行の話をします。
押入れ産業株式会社のアメリカ視察ツアーに参加したのでその報告をします。
2015年月7月13日から22日の行程でアメリカ南部のテキサス州、ルイジアナ州、フロリダ州の三州、都市ではヒューストン、ダラス(テキサス州)、ニューオリンズ(ルイジアナ州)、マイアミ(フロリダ州)の四都市を回りました。
弊社はトランクルームの押入れ産業株式会社に加盟していますが、押入れ産業株式会社について詳しく知りたい人はホームページをご覧ください。http://www.oshiire.co.jp/
今回の視察団の目的は
1)シェールガスの現状
ヒューストンでシェールガス関連企業等を視察
ヒューストン港湾施設見学、
NASAジョンソン宇宙センター見学
2)メキシコ湾、ミシシッピー川港湾施設の視察
ニューオリンズハリケーン被害における復興状況の講義
米国河川物流の大動脈ミシシッピー川視察
3)
セルフストレージ、倉庫施設等の視察
南部主要各都市の最新事情の視察
倉庫会社・物流会社の20人ほどのメンバーです。
7月13日(月)(1)
出発は成田空港です。
前日成田泊でこの日は成田からヒューストンまで。
ANAがヒューストンへ直行便で飛ぶというのは最近のことらしく
このフライトが一つの大きなこと。
7月13日昼に出て12時間のフライトで同じ日付の9時半にテキサス州ヒューストン到着。
飛行機の中でしたことといえば・・・
もっぱら映画を見た。
三本の映画:
ダイバージェントNEO(原題INSURGENT反乱という意味らしい)日本語版
作られた王国の正当性をどのように確保するのか
不正が行われ正義が蔑ろにされるときどのように反乱するのか
組織や制度を変革していく異端児・革命児のプロファイルは?
そんな問題提起を感じた。
王妃の館 (CHATEAU DE LA REINE)日本映画
舞台はフランスはパリ、ベルサイユ宮殿が出てくる
浅田次郎の原作で歴史と現代との交錯が結構面白い
ホモの話題や親と子の関係、ひとりひとりの人生よ、といったテーマは結構面白い
ただ水谷豊のフランス語の発音はやっぱりどうしてもいただけない
国際線の飛行機で上映するにはやっぱり吹き替えとかなにか考えるべきだっただろう
靴職人と魔法のミシン (原題 THE COBBLER)
ニューヨークのユダヤ・コミュニティのお伽話>
歴史や記憶を文書でなく語り伝えられるお話
職人によるものづくりの伝承
飛行機で見た最近作3作共通したテーマを感じた
親から子への継承の問題、子供による親の回復、
世界中で物事が同時多発的に起こっている
そして皆が関与しているという現代社会の構造
そんなことを飛行機の中で余計に意識した
飛行機の中で iPad やiPhone 使えることを再確認
飛行機から「まぐまぐ」経由のメルマガ「うごくもの うごかないもの」7月号を
15日に発信するよう設定した
こんなことは初めてだが問題なくうまくできたようだ。
ほかにも映画を見た(iPadで)
ニューヨークの巴里夫(パリジャン)
フランス映画 クラビシュ監督 ロマン・ヂュラス、ケリー・ライリー主演>
親と子 望まれた子であるかどうか 自分の生の正統性
ニューヨークとパリが同時並行に進行
世界中同じ時間が流れている シンクロ
THE REWRITE (こちらは機内のプログラム)
ヒュー・グラント主演のラブ・ロマンス
人生を書き直す
父親と息子のストーリー 家族・親子のコミュニケーションの難しさ
7月13日(月) アメリカ着第一日目のスケジュールはかなりきつかった。
ヒューストンで、日本領事との昼食会、コンテナターミナルの見学、日本企業・銀行との夕食説明会と盛りだくさんであった。
昼食会
当初は日本領事館を訪問する予定であったが飛行機の遅れなど時間の都合で昼食をとりながらの説明会となった。
どんな服装で行けば良いのかわからなかったがとりあえず背広とネクタイ姿で出席。
ドレスコードが前もって分かればよかったと思う。
日本の主席領事と領事二名が出席、テキサス州事情、ヒューストン市経済事情についての説明
テキサス州は全米第2位の面積(677千平方キロ)を持つ州。
(NO1はアラスカ州らしい)この面積は、日本の1.8倍相当。
人口は2,696万人、NO2(NO1はカリフォルニア)。
直近10年で人口増加数は全米1位の伸び率。
輸出額は2,860億ドルと全米1位。 ヒューストンは全米4位人口224万人の都市、エネルギー関連企業が集まっている。
ヒューストン港は輸入量全米1位の港、輸出量も全米2位。
シェールガス革命によってテキサス州は、天然ガス及び原油生産量とも全米1位、
日本企業も事業参画を進めているが、シェールガスは、博打的要素もあり苦戦を強いられている企業も多い。
次に午後ヒューストンコンテナターミナル視察 (米国三菱倉庫のアテンド)
周辺地域の急速な発展により、年々貨物取扱量は増えている。
日本のコンテナターミナルに比べると、敷地が広いので殺伐としているが、 巨大なターミナルとなっている。
労働者の賃金は比較的高く、専門職作業者には高額賃金が支払われている。
アメリカは好景気で、ブルーカラー労働者賃金も年々上がっている。
みずほ銀行ヒューストン支社、米国三菱倉庫の人たちと懇親会
ヒューストン市での日本企業の位置づけ、経済事情、テキサス州での物流会社の動き、日本の物流会社の進出状況などのお話を聴いた。
食事をしたのはアメリカで有名なお店 VIC ANTHONY’S STEAKHOUSE。
アメリカンステーキ、テキサス肉のおいしさに舌鼓を打った。
すごいヴォリューム。
恐るべし 牛肉の厚さ、レア!
宿泊は JWマリオットヒューストンギャラリア
第一日目の個人的総括
テキサスは寒い。
ガンガン油と電気を使って外の真夏など完全に無視。
ホテルだけでなくどこへ行っても室内はサムイ!サムイ!
室内温度が低ければ低いほどサービスしているという印象。
テキサス流「お・も・て・な・し」
アメリカ経済(テキサス経済)好調につき、省エネなんか眼中にない。
アメリカは世界の中でも別格、テキサスはアメリカの中でも別格?
アメリカは大きい、テキサスは大きい。
EVERYTHING IS BIG IN TEXAS.
Big というより GIANT。
そんな連想から日本へ帰ったらジェイムズ・ディーンの映画「ジャイアンツ」を買おうと決めた。
(まだ購入していないが・・・)
7月14日(火)(2)
JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 ヒューストン事務所)
佐藤所長の米国シェールガス・オイル説明
シェールガス・オイルと在来型石油ガスとの違いに関して、
1)掘削水平杭井の掘削
2)水圧破壊(フラクチャリング)
3)水の回収(水のフローバック)
4)ガスの生産
この工程には、最先端の技術の上には採掘を可能した技術者の努力があること。
採掘失敗も多く、日本から進出している企業も苦戦している。
パナマ運河の拡幅の影響に関して、アメリカ南部からヨーロッパ経由で45日のところ今後、パナマ運河経由では22日に短縮される。
日本企業、運送業を営んでいる企業には大変興味があるはなしであった。
Space Center Houston (NASA) 訪問
1961年にアメリカ航空宇宙局が設立した宇宙センターを訪問・見学。
本物の管制室や宇宙船を見学できるトラムツアーの他、宇宙飛行士の生活を体験できるアトラクションなどを体験した。
夜は地域がら隣国メキシコ料理を食べた。
感想
前日にステーキ2回と食いすぎたため、NASAでの昼食は簡単なスナックのみ。 それでだいぶ楽になった。
NASAの陳列は子供だましのものばかり。 宇宙開発事業の現場としての臨場感はさすがに本物なので歴史的意味合いは理解できるが、その展示方法には疑問あり。 小学校の教科書に載せるためになにか無理に幼稚にしているみたい。 もっと人類に対する明確な理念とかメッセージとかが欲しかった。 スロットマシーンが並んでいるアメリカのカジノを見ている感じがした。 子供たちの遊園地。
テレビではブッシュとトランプの競争が話題になってい た。
7月15日(水)(3)
テキサスからルイジアナへ
ルイジアナとは?
これまたアメリカでは特殊な州
フランスの臭いがプンプンするところ
フランス好きとしては
ルイジアナへ入るまでに 一言講釈しておかなければならない。
ウイッキペディアから抜書してみよう
ルイジアナは1643年から1715年まで君臨したフランス王ルイ14世に因んで名付けられた。ロベール=カブリエ・ド・ラ・サールが、ミシシッピ川の流れるこの領域をフランス領と宣言したときに、ルイの土地を意味するラ・ルイジアーヌ(La Louisiane>)と名付けた。フランス領ルイジアナはフランス植民地帝国の一部として、現在のモービル湾からカナダとの国境の北にまで延び、カナダ南西部の小部分を含んでいた。
ルイジアナとは、フランス国王の土地という意味
ウイッキペディアから抜書
1722年、フランス領ルイジアナの首府をニューオリンズ市(フランス語でヌーヴェル・オルレアン、つまり新オルレアン)に移した
カナダ東部沿海アカディア植民地(現ノヴァスコシア州、ニューブランズウィック州とプリンスエドワードアイランド州)のフランス系住民は、1765年に英国王に対する忠誠表明を拒んで強制追放され、ルイジアナ南西部の現在アケイディアナと呼ばれる地域に大挙して移住し、ルイジアナのフランス系人口を飛躍的に増大させた。これらアカディア人の子孫はケイジャンと呼ばれている。
スペインを支配したナポレオンは1800年のサンイルデフォンソ条約(英語版)で、ルイジアナをスペインから取り戻したが、これはその後2年間秘密にされていた。1803年、ナポレオンは財政上の必要性などからアメリカ合衆国に売却した。
4月30日、総面積828,000平方マイル (2,145,000 平方キロ>) のルイジアナ全土を、6,000万フラン(約1,500万米ドル)で購入する契約を行った。
支払額の一部はフランスが既にアメリカ合衆国から借りていた負債で相殺されることとした。
支払いはアメリカ合衆国の公債で行われ、ナポレオンはそれを額面価格でオランダのホープ・アンド・カンパニーに、また100ドルにつき87.5ドルの割引価格で、イギリスのベアリングス銀行に売却した。
最終的にフランスがルイジアナの代償として受け取ったのは8,831,250米ドルに過ぎなかった。
イギリスの銀行家アレクサンダー・ベアリングはパリでマルボワと会合し、アメリカ合衆国に行って公債を回収してイギリスに運び、現金にしてフランスに渡した。
ナポレオンはこの金でイギリスに対する戦争を始めた。
1803年10月20日、アメリカ合衆国上院はルイジアナ買収を批准した。
ルイジアナ州ならびにニューオリンズについてのレクチャを受けた。
特に ニューオリンズで起こったカトリーナ被害並びに復興の様子を聞いた。
カテリーナ災害から10年、福島・被害日本災害3/11から5年 復興への節目となるので共感を持って話を聞いた。
ニューオリンズで起こったカトリーナ被害は人的災害とも呼ばれている。 工業用水路が逆流し堤防が決壊したことで大規模な被害になったと言われている。 当時、ニューオリンズはカトリーナ被害により、終わった都市と囁かれた。
しかしながら、アメリカ政府が、資金として140兆円を投入し、最優先で 復興に力を入れたおかげで急速に道路、水路等が整備され、2003年~2014年に おいて全米でニューオリンズが成長率NO1となった。
ニューオリンズには、川、エネルギー、文化が融合された都市であったため、 このような成長が遂げられたと言われている。
ニューオリンズでは3つの産業が急速に成長した。それは(1)ロケット開発 (2)国際貿易(400%の成長) (3)エネルギー産業
その他にも、ソフトウェア、水を管理する技術などが成長している。
現在、ニューオリンズの人口は、カトリーナ被害後、85%まで回復している。 (44万人→38万人) 教育の向上が目覚ましい都市となり、全米屈指の教育都市に なりつつある。
「自然は戦うものではなく、共有していくもの」というコメントが心に残った。
夕食 ガンボ 料理
ニューオリンズはご存知 JAZの街 夜も賑やか
7月16日(木)(4)
この日はミシシッピ川の偉大さを味わった日。
トムソーヤーの世界、黒人奴隷の世界を垣間見た。
ミシシッピー川は、北へと、そして南のカリブ海諸島へと
そしてパナマ運河を通って日本へと続く。
知らなかった物流のことをいろいろ勉強した。
日本は穀物の多くをアメリカに依存。
アメリカのコーンベルト地帯、中西部 のイリノイ州、インディアナ州、オハイオ州などに約70の集荷拠点(カン トリーエレベーター、リバーエレベーター)を備え、トウモロコシのほか、 大豆、小麦などを集荷している。
ニューオリンズで貨物を受け入れ本船に積み込むのが全農グレイン社。
全農グレイン社は単一の穀物エレベーターとしては世界最大の輸出エレベーターを持ち、そこから全農が契約した外航船に積み込まれ、日本の関係サイロに 搬入される。
日本向けに輸送するものはミシシッピー川を下りニューオリンズまで運ばれる。
穀物生産者からトウモロコシ 等を集荷しているCGB社。
CGB社 ラパレス地区荷役拠点訪問。
ミシシッピー川は大変大きな河川であるため、河口から約150キロ遡った 同拠点地区においても大型船が入り作業することができる
ニューオリンズ港湾局から乗船しミシシッピー川港湾地区見学
ニューオリンズ港はアメリカ南部、メキシコ湾にのぞみ、ミシシッピー川の 河口から160キロ遡った地点に位置する河川港
ミシシッピー川の水運を利用 したアメリカ中西部の農産物の積出港として古くから栄えていた。
特色は本支流を含め全長23,000キロを超える川内水路に直結している ということであり、それを活かしバージによる内陸輸送が大きな役割を果たしている。
6大鉄道会社のアクセスやトラック専用道路等、全米にわたる ネットワーク。
ニューオリンズの二度目の夜を楽しんだ。
7月17日(金)(5)-18日(土)(6)
ニューオリンズからダラスへ移動
ダラスの街でもテキサス州について再度レクチャーを受けた。
アメリカを東部と西部に地図上分けると、ヒューストンはアメリカ東部に入るのだが、ダラスは西部に入る。
また海の近いヒューストンに比べるとずっと北により内陸となる。
西部劇・インディアンやアラモ砦の戦い、メキシコとの紛争といったキナ臭さを漂わせている。
ヒューストンで聴いたことと同じ内容のはずだが、テキサスの独立性・テキサス愛国心・テキサス特別性が感じられたのは、ケネディが殺された地だからだろうか。
1963年にダラスで暗殺されたケネディ大統領の人生と暗殺に関する博物館を見学。
以前は教科書倉庫だった建物の6階にあり、400近い歴史写真やフィルムなどの展示
ホームページで日本からも見ることができる:
さすが現実的にその場に立ってみると緊張感がある。
帰国後インターネットで覗いてみたが映像から受ける衝撃は大きい。
記念にアメリカ歴代大統領の写真が入っているお土産を買ったら
その裏にファーストレディの写真つき一覧表があった。
もっと見てみると歴代副大統領の一覧があった。
ナンバーツーなんて誰がおぼえているのだろうか。
一方大統領夫人の役割は面白そうだ。
おそらくどのカップルもいろいろやりあったのだろうなと考えながらこの写真を見るのも一興だろう。
7月18日(土)(6)-19日(日)(7)-20日(月)(8)
ダラスからマイアミ移動(18日)5時間
19日(日)(7)は フロリダ州マイアミ
マイアミ エバーグレーズ国立公園
ワニ
アメリカ合衆国で三番目に広いという国立公園がエバーグレーズ国立公園
ワニのショーを見てワニのバーガーを食べた。 エバーグレーズ国立公園に隣接してワニ(alligator)の生息地を観光できる場所がある。
帰国後ウイッキペディアからの聞きかじりで知ったことだが、 「南部のほとんどの部族は白人との戦争で根絶やしにされるか、あるいは中米へ逃げた。またインディアンが追い払われた後には、エバーグレーズ国立公園などが整備された」とある。
現在は自然が保護されている地域になっているが、歴史的にはその自然の中で平和に暮らしていた先住民インディアンを白人が追い払うという紛争があったようだ。
「滅ぼされたのは、強硬な人種差別隔離論者であるアンドリュー・ジャクソン大統領が、インディアンの民族浄化を目的に「インディアン移住法」を制定し、同州のインディアン部族に「移住するか、絶滅するか」の二者択一を迫った。 1832年から1833年にかけてのセミノール族のオクラホマへの強制移住「涙の道」。部族の大半と、連合諸部族が陸軍によって船による海路と徒歩による陸路での大陸横断を強制され(緑色の破線)、併せて数千人に上る途上死者を生んだ。」
黒人に対する人種差別問題は大きく取り上げられるがインディアンに対するものはわれわれあまり認識していないのではないだろうか。 それ以外に、ウイッキペディアの記述で気になった点を挙げてみると たとえばこんな記述がある。
「フロリダ州は、アメリカの中でも、最も銃に対する規制が甘い州と言われる」
「フロリダ州は個人に所得税を課さない9州の1つである。」(残りの8州はどこだ?)
アメリカという国は州が独立国みたいなものであるということがよくわかる。
Alligatorはオーストラリアや中国にいるcrocodileとは違うらしい。
20日(月)(8)
マイアミ ビーチ
キューバ国交回復
マイアミビーチを見ないで、マイアミ、フロリダは語れないだろう。
しかし白浜は和歌山にもあるとひねくれたことを言わなくても、ハワイにもあるし地中海にも綺麗な浜辺はある。太平洋に面してもあるだろう。
水は温かかった。 確かに立派な白浜である。
そして世界中から人が来るのだろう。
建築ラッシュの様子がうかがえた 巨大なクレーンが林立していた。
またキューバとの国交再開というニュースでなんとなくいろんな思惑が行き交っている匂いがした。 リトルハバナは元気づいているのではなかったか。 広場でドミノをするおじさんたちはそんな政治騒ぎとは無関係に毎日ドミノをやっているのではないだろうか。
話が飛ぶがイチローがフロリダのチームにいるというのでスタジアムに連れて行かれた。 サイン入りボール400ドル、背番号51番のユニフォームも売っていた。 こちらは値段を見るのを忘れた。
金持ちのヨット、金持ちの別荘地域・・・金持ちという人種がおそらく存在するのだ。 キューバ、カリブといった鮮やかな色彩があふれていて生き生きしている。
マイアミの太陽のもとすべてが明るく輝いて見えたのだろうか。 なんとなく楽しさだけが残っている。
日本との友好関係
和歌山県フロリダ州 (1995年)
鹿児島市(鹿児島県) マイアミ市 (1990年)
7月20日(月)(8)-21日(火)(9)-22日(水)(10)
20日(月)(8) フロリダ州マイアミ
21日(火)(9) テキサス州ヒューストン
22日(水)(10) 日本国東京成田、大阪伊丹
20日(月)にマイアミ空港を発ってその日の夜にテキサス州ヒューストンに到着した。
ホテルチェックインして一眠り
翌21日(火)チェックアウト、飛行場へと帰国便に乗るというスケジュール
朝の時間を利用してお隣のドラッグストアで下着と飛行機機内用の厚度の衣類を買った。
飛行機の中は寒いのでその準備である。
最後の記念にNASAの文字の入ったやつを買った。
枕もついでに買った。
どんな格好で機内にいたか写真をお見せできないのが残念。
飛行場ではiPad、iPhoneをチャージする。
WIFIにつないでインターネット、メール、facebookと忙しい。
しかしこれは昔なら電力を盗んでいることではないのか。
旅行の形態も様変わりといえる。
21日昼前に飛行機に乗り込み日本まで14時間ほどのフライト
アメリカ時間(テキサス時間)で21日お昼は日本時間では何時になるのだろうか。
日本時間でもまだ21日なのだろうか、それとも既に22日だったのだろうか。
時間の感覚が混乱してしまう。
飛行機の中でスチュアーデス(いまはこうは言わないのか)に話しかけられた。
NASAのLOGOを見て彼女もNASAへいったという。
ANAのヒューストン路線も開通されたばかりなのでベテラン客室乗務員でもNASAは初めてなのだろう。
親しく話す機会を得た。
得した気分だが、それ以上の発展はなかった(当たり前か)
機内では、食事はできるだけ少なめに、酒は控えめに。
寝る時間を長く。
しかし映画を二本見てしまった。
「シンデレラ」と「SPARE PARTS」
今の時代「シンデレラ」を作成するのはディズニーといえども結構難しいだろう。
女性と結婚、選択としての結婚、女性の自由の問題。
女性にとって働くこと、働くことは汚い仕事、卑しいこと。
父親は変わる、血によってつながる母親。
新しい家族は不可能なのか。
いじめや差別はアメリカにおいても存在する。
「SPARE PARTS」
アメリカにおける格差、人種差別。
異端者・天才への信仰がある。
奇跡を待望、下克上待望。
成田へ無事到着、その後伊丹便に。
めでたく家に帰る。
HAPPY END
家はいい。
HOME SWEET HOME
アメリカの全体の印象から思いつくまま書いてみます。
アメリカという国は“デッカイ”な!ということ。
我々が訪問したのは南部三州だけですが、テキサスだけで日本の1.8倍ほとんど2倍、アメリカ合衆国の中でも独立独歩の気概を持っているのがわかりました。
ミシシッピー川のあるルイジアナ州のニューオリンズはハリケーン被害のあと急成長、パナマ運河拡張を目指して一層の拡張を準備しています。
マイアミ(フロリダ州)はキューバ、メキシコ中南米を睨んでまだまだ建築ラッシュ、バブルが続行中といった感じ。
こちらのアメリカ人は元気、陽気。
どこでもWIFI完備、特に飛行場での通信スピードは気持ちがいい。世界からの旅行者、観光客はスマホを駆使しているのを実感した。
肉食。真っ赤な肉をレアで食べる。メニューを選ぶというのは肉の大きさを選ぶこと。確かにうまいことはうまいが、毎回食わされると食傷気味になる。
NASA、ケネディが暗殺された場所、ワニの生息するエバーグレイズ国立公園などを観光したが、この地方だけでも観光資源いっぱい。広い豊かな国だ。
シェールガスの現状を視察するのが今回の旅行の目的の一つだったが、こちらは石油価格の低迷で一向に冴えない話を聞かされた。
当地で働いている日本人駐在員、外交官、ガイド通訳の人たちはそれなりに満足して仕事と生活をしているようで、住み心地もよく将来に対しても楽観的な展望を持っているような気がした。
抽象的ですが
もう少し全体の印象を書いておきます。
アメリカ旅行中なんとなく気分爽快な感じがしましたが、それはどうしてだろうかと考えてみました。
都会の中にいても、あるいは街を出てハイウエイを走ってどこまで行っても、広々していて、自由な感じがします。周りを遮るものがありません。邪魔するものがありません。
アメリカ南部滞在中しばしば上を見ました。晴れていたせいもあるでしょうが、青空は日本の空より広い気がしました。大きい気がしました。ずーっと空が広がっています。
そうです、この南部の土地で山を見ることがありませんでした。
日本の都市で周囲に山がないところはあるのでしょうか。僕の風景画の中には必ず山があります。山から日が登り山の彼方に日が沈んでいきます。水平の地平線は想像できません。
だから当然アメリカの空は広いのです。どこへでも飛び出していけそうです。
もう一つは人間の肉体の存在感です。
身体が元気に動いているのが伝わります。身体が元だ、そんな主張をしているようだ。
言葉で説明するという行為は知的なことだと思うのだが、アメリカ人の口から飛び出すアメリカ語は威勢がいい、活力に溢れている。
正直言うとアメリカ語でどんどん早く話されると脳のなかは真っ白になってしまって何も許容できなくなってしまう。
頭脳や精神が肉体を動かして物事を進めているというより、肉体が健全な精神を作り出すためにエクササイズを行っている感じだ。
なにか知的訓練であっちへ行ったりこっちへ行ったりいろんな仮説を検討したりするようなめんどくさいことはやらず、一番まっとうなことを一番有効なことをやるようにしつけられているような印象を持った。
そして身体は肉体であり、肉の塊といった存在感がある。
確かに西部劇でもアメリカ映画でもよく出てくるような殴り合いをしたくなるのがわかるような肉体の存在感である。
お話が抽象的すぎるだろうか。
最後に「時差」のお話を
テキサスと大阪では時差が 2週間 2weeksあることがわかりました。
テキサスで7月15日に出した葉書が29日に着いています。
時差2週間 インターネット時間でなく郵便時間。
現地の日本人ガイドさんに訊くと日本まで絵葉書は1ドル20セントとのこと。
郵便局が遠いというのでホテルのインフォメーションに切手があるかと尋ねると34セントのものしかない。
切手4枚で日本へ絵葉書1枚。
家族5通分切手20枚、寄せ集めて売ってくれた。
今は誰も絵葉書など送らないのだろうか。
(その割には観光地には必ず絵葉書を売っているが・・・ )
ニューオリンズから大阪・八尾まで2週間、旅人本人の方は先に無事帰っているので、旅を二度楽しめた。
お付き合いいただきありがとうございます。
次はどこへ旅行に行きましょうか?
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2015.08.5