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お知らせ

24-033. うごくもの うごかないもの 平成24年10月号

24-033. うごくもの うごかないもの 平成24年10月号

 

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     うごくもの うごかないもの

       ー人・企業・不動産ー

        平成24年 10月号

       まぐまぐ ID 99461

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  第一部 

 

 ○ 東大阪商工会議所 バングラデシュ・香港産業視察

 ○   パリ! パリ!

 ○ 第十三回杉の実サロンのご案内

 ○  不動産情報

 

  第二部

 

 ○ 楽しむこと

 ○ 死後の心配

 ○ ロンドン・オリンピックはまだ終わらない

 ○ EDAMAMEのお話

 ○ 「不祥事」

 

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 ひと月の間にはいろいろなことがあります。

お伝えしたいことばかりなのですが、なかなか時間の制約もあり、思うようになりません。

取り急ぎ書いてみます。

 

 今月のハイライトはバングラデシュ・香港視察旅行です。

 

 

  第一部

 

 ○ 東大阪商工会議所 バングラデシュ・香港産業視察

 

 毎年東大阪商工会議所は海外へ産業視察を開催するのですが

その行先、訪問先が普通には行けないものなので、注目しています。

もう何年も前になりますが、

まだ今のように知られる前のドバイとイスタンブールの視察があり、参加しました。

昨年の訪問国はミャンマーだったのでを申し込んだのですが、都合で残念ながらキャンセルしました。

 

 今年はバングラデシュということで、喜んで参加しました。

 

 予想通り非常に興味ある視察旅行でした。

 

 旅行の中身自体はもちろんよかったのですが、

旅行参加者のお話がこれまた非常に興味のある内容のものでした。

「旅行は、どこへ行くのがは大事だが、誰と行くのかはもっと大事だ」といった意味のことを聞きましたが、

まさにその通りで、同行者との会話でこの旅行がさらに一層値打ちのあるものになりました。

 

 東大阪の製造業の経営者ばかりで、日頃から経営者と話をする機会はあるのですが、

旅先での気楽な気さくな雰囲気の中で個人的に踏み込んだ話を聞けたのは貴重でした。

 見識ある意見や経験話に接することができて、今更ながら尊敬の念を深くしました。

 

 さて、訪問国バングラデシュそのものについてですが、

なかなか大変な国だなぁ、というのが、ほとんどの人の共通した感想でした。

 

 面積が日本の3分の2の低地に、1億6千万が住んでいる貧しい国、

ひとり当たりのGDPでは下から数えるような国で、

ほかの国へのセールスポイントは、人件費が安いですよ、ということ。

 

 ダッカの商工会議所でもそんな話ばかりがでてくるので

逆に日本の参加者から人件費が安い安いということを売り物にするのでなく

優秀な人材があるということも売り物にしていかないといけないのではないか、といった疑問が出るくらいでした。

国の方向としてそちらを目指すべきではないか、と話が出ました。

 

 バングラデシュ側からは、いま投資すれば儲かりますよ、といった勧誘やセールス・トークばかりで

早い者勝ち、とにかく進出してほしいという期待ばかりが表明されました。

 

 産業はアパレルくらいしかなく、

日本から進出しているYKKは立派な工場を運営しているし、ユニクロもやっていけるでしょうが、

アパレル以外、町はまだまだこれからといった様子です。

(ただすでに日本からの進出企業は急激に増えているそうです)

特に首都ダッカでは、天然ガスで走る自動車・トヨタの数はすさまじく、

中心部の交通渋滞はひどいものです。

車の横を70万台の人力車がエッチラ・オッチラ荷物を積んで走っていて、

混雑・混乱・混沌を繰り広げています。

 

 気になったのは、放りっぱなしにされているごみの量で、町のいたるところの不潔さです。

とても清掃の意識はありません。

だれも片付けようとしたり、奇麗にしようという動きはないようです。

生ごみから産業廃棄物まで、すべてがゴッチャになって道路わきに放棄されています。

 

 貧しい、ということだけで片付けられるのか、どうか。

前回ミャンマーへ視察に行った参加者のはなしでは

ミャンマーは貧しくてもこんな汚さ、不潔さはなかったということです。

このような実際を、どのように理解すればいいのだろうか。

 

 こんな光景を強烈に見に焼き付けられた後、

香港へ入ると、ほっと一息というか、人心地が着くというか、

天国と地獄の差を見るようで、別天地に来たという気がしました。

 

 さて、貧しい国はすべて豊かになっていくのだろうか、

バングラデシュが豊かになるのは時間の問題なのだろうか、

いま日本から投資をすれば確実に儲かっていくものなのだろうか、

いろいろクエスチョンマークをもらって帰ってきました。

 

 

○  パリ! パリ!

 

 弊社の会議室で2ケ月に一回くらいの割合で「杉の実サロン」というものを開催しています。

いろんなテーマで話をしてもらって、また勝手な質問をして盛り上がっています。

落語あり、ヌードデッサンあり、香道・聖書・宮司や弁護士の話、多肢彩々、なんでもありですが、

前回は私自身がパリの話をさせてもらいました。

 

 長くパリで生活をしていて、またいろんな国や都市を見て回った今もやはりパリは素晴らしい特別の街だと感じるので

その大好きなパリの魅力をなんとかみなさんに伝えたいと思って、

今回の機会に話をしてみようと挑戦したのですが

自分が感じていることや考えていることを伝えるのがいかに難しいか、

そんなことを痛感して、欲求不満ばかりが残る結果となりました。

なんとか持前の話下手を克服して、パリやフランスについてのネタを自分の芸に高めたいと、

自虐的な野望を持つに至りました。

 

 さて、三十年前のフランス滞在経験のことを話題にしたので、

自動車の免許証のことも取り上げました。

従来からフランスの免許証には更新の制度がなく

(現在もないようです)

つまり一度交付された免許証は一生使えるもののようです。

今回話をするにあたって昔の書類をひっくり返していたら

1970年発行の免許証が出てきました。

(1969年発行の最初のパスポートも発見しました)

 免許証に貼付されていた写真は、(恥ずかしながら)40年以上昔の若かりし頃の私の姿でありました。

この免許証で今なお運転できるのでしょうか?

 

 

 ○ 第十三回杉の実サロンのご案内

 次回の「杉の実サロン」は以下のように開催されますので
是非お誘い合わせのうえご参加ください。 

 日時:平成24年11月9日(金)18:00-20:00
 場所:杉浦実業株式会社 第三ビル 2階会議室
    大阪市東成区中本3-16-11
 テーマ:ある府議会議員による 橋下徹 試(私)論
 参加費:2000円

 申し込み先:06-6976-6194

 ○ 不動産情報

 個人情報の取扱いにはますます注意が必要とされる。
情報の漏洩についても大きく問題視される。

 我々の業界でも、不動産に関する情報は極めてデリケートな問題だ。
不動産情報の透明性を高めるためにREINSという制度が導入され
不動産物件の情報を登録することになっているが、
このように誰でも参加できる公開制度は、得てして情報としての価値を低める役割を果たすことになる。

 いい情報は出さないようになる。
どうしようもない情報しか出てこなくなる。
流動的な、微妙な情報は出せなくて、型にはまった情報しか出せなくなる。
取り扱いに注意してもらわないといけない、良く理解したうえでないと出せない内容の情報は
めったやたらと公開できない。
したがって面と向かって貴方にだけ、貴方にしか出さない情報として、手渡しすることになる。

 最近不動産の情報のやりとりはこんな話が増えているような気がするのだが、
みなさんいかがでしょうか。

 デジタルの時代になればなるほど
フェイスツーフェイスで耳元にささやくアナログのお話が重要になるのでしょうか。

   第二部

 ○ 楽しむこと

 あんまり安易に流れてはいけないと思い、
自分なりになんとか歯止めをかけるため、「筋トレ」と自分で名づけて、
頭の「筋肉トレーニング」を心がけている。
具体的には、ちょっと難し目の本を読む、ちょっとしんどいかなぁと印象を持つ高度な映画を頑張って見る、
こんなことを心がけている。

 ただ、これもこればかり続けているとくたびれてくる。

 完全なエンタテイメント、それにも良質な作品があり、心から楽しむことができる:
最近見たDVDで
トム・クルーズの「ミッション:ゴースト・プロトコル」や
ハリソン・フォードの「恋とニュースのつくり方」
ブラッド・ピットの「マネーボール」
なんて見ていると、やっぱり楽しい。

 俳優にもブランド品っていうのはあるんだろうか。
 一定の期待値を提供してくれる商品、安心して買える商品というものがあるのだろう。

 ○ 死後の心配

 今まで自分が死んだ後のことを心配することはなかった。
勝手にやって、という感じで、
家族は適当にやってくれるだろう、と思っていた。

 ところがこの頃にわかに気になりだした。
大丈夫だろうか、本当にやっていけるだろうか、
自分が死んだ後残された家族(遺族)はちゃんと生活していけるだろうか、
路頭に迷うことはないだろうか、・・・

 以前なら、路頭に迷おうとそんなこと知ったことじゃない、
本人の勝手で、勝手にすればいい、とそんな割り切り方であったのが、
なにか心配になり、気にかかるようになってきた。

 気にしたってどうしようもないやん、
という状況は依然と変わらないのに、なにか気にかかるようにだけなった、ということだ。

 自分の死んだ後のことなんか放って置くしかない、というのが正しい考え方だと思うのだが、
この頃心配しても仕方のないことを心配するようになっている。

 はて、これまた年のせい?

 ○ ロンドン・オリンピックはまだ終わらない

 暑さが去り、オリンピックも思い出の中に組み込まれていきつつあるが、
私にとってはまだまだロンドン・オリンピックは終わっていない。
我が小学校の同窓会が毎回オリンピック・イヤーに行われることに決まっていて、
本日の時点ではまだ準備中だからである。

 卒業生200名中50名以上の出席申込みをもらっているので
なかなか盛況になりそうである。

 もちろん物故者が多くなるのは世の習い、
同窓会に出席できる人は幸せ者、
電話口で聞く同窓生の近況報告は、しばしば辛いものがある。
高齢な両親の世話、配偶者の病気、本人自身の体の不自由さ・・・

 4年ごとのオリンピック・イヤーに同窓会をやっている話もよく聞くが、
みなさんはこれからどうしていくのだろうか。
次回は4年先のリオデジャネイロの開催予定計画を立てているのだろうか。

 2016年までもたないから次の同窓会は2年先でやろう、
という弱気な声が聞こえるこの頃です。

 ○  EDAMAMEのお話

 枝豆を食べました、というお話をしたいのです。

 文字にしてみると、EDAMAMEを食べました、と書くことになるのです。

 フランスの料理本に書かれているレシピで、おいしく食べさせていただきました。

 フランス語ではcourgetteといいますが、
日本語ではカタカタでズッキーニ(英語から来ているのでしょうか。
いつごろか日本語の辞書に出ているのでしょうか)、
これに枝豆にオリーブオイルで調味して冷たいスープ風、なかなかのモノでした。

 フランスでも、日本レストランや日本料理が普及して、
日本の食材もよく知られるようになったようです。
Wasabi、shiitake、kaki、nashi・・・

 フランスでもカタカナ語が増えているようです。

 ○ 「不祥事」

 池井戸潤という作家が「下町ロケット」という作品で直木賞を獲得したのは知っていた。
中小企業が元気になりそうな話題を取り上げているようなのでいつか読んでみたいとは思っていた。

 同じ作家の小説で銀行のことを書いているので読んでみた。
短編集で面白く読んだ。
「不祥事」「銀行総務特命」「銀行狐」「仇敵」 (以上 すべて講談社文庫)

 最近のメガバンクの動きについてははなはだ不満にももうことばかりだが
銀行内部にいた作者が銀行の融資態度への批判をもとに
推理小説を仕立てているのは面白く読める。

 おそらく銀行の中にはミステリーの題材になるようなことがたくさんあることだろう。

 銀行員だけでなくみんな自分のエゴのために働いていて、
ひとのためや、お客の役に立つような仕事、筋を通した仕事をしようとするのは、
やはり少数派という悲しいストーリー。

 銀行の実際の動きや考え・現状を知るのの参考書にはなる。
腹が立つような話が多いが・・・

 今回はこれくらいにしておきます。

最後までおつきあいありがとうございます。

 
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