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お知らせ

24-029. メルマガ「うごくもの・うごかないもの」平成24年8月号

 24-029. メルマガ「うごくもの・うごかないもの」平成24年8月号

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  うごくもの うごかないもの
      ー人・企業・不動産ー
        平成24年 8月号
       まぐまぐ ID 99461

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  第一部

○ 会社設立記念の会
○ 「サ高住」
○ 鴫野 店舗
○ フランス人研修生 研修終了 帰国の途につく
○  iPad、スマホ、ホームページ、ブログ(ツールについて)

  第二部
○ 男女地位逆転法
○ 「ハルカス」への期待
○ ウエスト・サイド物語
○ 「フェルメール 光の王国」 福山伸一著
○ 「大阪コリアタウン まるわかりガイド」
○ 最近読んだ本
○ 最近見たDVD

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  第一部

 

 ○ 会社設立記念の会

 

 会社のお誕生日は1965年昭和40年の8月2日である。
今年は47回目のHAPPY BIRTHDAYということで、
ホテルニューオータニ大阪でささやかなパーティを催した。
会社の寿命は30年とか言われるが、
長く続いていること自体意味のあることかなぁ、
という感慨も持つ。
(もっとも200年以上の歴史のある企業の話を聞くと
まだまだヒヨッコという感がいなめない)

 会社設立47周年の会として案内を出したところ
なんで47周年やねん?というお話をいただいた。
どうも、周年というのは、5周年とか、10周年とか、にやるものらしい。
弊社も確か45周年をやった。
46年のときには社員だけでニューオータニ大阪のフランス料理を食べに行った。
47年目は外部の人と一緒に、と発想したのだが・・・

 

 よく店舗なんかに貼り紙が出ていて
「創業3年 感謝特別セールス!」とあったりするが、
本当言えばそんなノリで、たまたま設立記念の節目に
日頃お付き合いいただいている人と なにか一緒に出来れば・・・
そんな気楽な気軽なノリでやった。

 

 まぁ、来ていただいた方々は日頃の当方の発想をよくご存知で
「47周年というのは変わっていて、あんたらしくていい」
というヘンテコなおほめの言葉もいただいた。
会の記念にと株式会社エンジニアさんから
「ネジザウルス」と「鉄腕ハサミ」のセット商品をプレゼントされた。
祝47周年 会社名とロゴが刻印されていた。

 

 感謝、感謝!!!

 「絆」といった言葉や「つながり」といったことをよく耳にするが、
実際自分自身の運の良さをつくづく感じる。
繋がろうとして繋がれたわけでもないし、
努力してそれに報われたわけでもない。

 「つながり」というより
「めぐりあい」偶然のめぐりあいを感じありがたく思う。
ある人に言わせれば、
我々が存在していること自体奇跡的なことで
人類始まって以来ずっとDNAを継続して
今のわれわれに到達しているのだし、
精子と卵子のめぐりあいから我々が生まれたのだとすれば
この精子とこの卵子とが結合する可能性など
奇跡以外のなにものでもない、
われわれはものすごい確率を勝ち残ってきた存在なのだ!

 

 まぁ、こんなお話は自分を元気づけるために訊いておくにして
やはり無事健康で長生きしたいものだ。

 それでは、皆様、乾杯、のご唱和を!!!

 

 ○ 「サ高住」

 

 二年前に東大阪市高井田で有料老人ホームを開いた時には
まだそれほどではなかったが、
今年になってからは建築業界・不動産業界では
介護関連の話しが多い。
期待できる分野はこれしかないような雰囲気だ。

   従来から土地有効活用の一環として介護事業には関心があり
 いろいろ相談に乗っているが、
最近阿倍野で介護事業セミナーを開催した。
高齢者を取り巻く社会背景と高齢者住宅の歴史 さらに土地有効活用のコンサル業務内容を説明してもらった。

 サービス付き高齢者向け住宅「ケア・ブリッジ゛阿倍野」(72室)の設備を見学し
食堂でお弁当を食べながら気さくな質疑応答を行った。

 

 もちろん場所にも依るだろうし、契約条件にも依るだろうが、
ワンルームマンションを建てるより長期の一括借り上げの「サ高住」は
まだしばらくはいけるのではないだろうか。

 

 ○ 鴫野 店舗

 

 大阪市城東区鴫野といってすぐに分かってもらえる人はほとんどいないかもしれない。
JR京橋駅から学研都市線(昔片町線と呼んでいたやつ)で
ひとつ東に行った駅である。
少し前に出来たが今なおほとんど知られていない地下鉄今里筋線で 緑橋駅からひとつ北へ行った駅でもある。

 その鴫野に不動産収益物件が出たので購入した。
駅近で今里筋に面している好立地に惹かれたからである。
一階の店舗部分と二階の事務所部分部分とが
区分所有で売買の対象になっていた。
収益性も良かったので勇気を出して決断した。

 吉と出るか凶と出るか・・・
これからますます不動産は選別されていくだろうが
立地条件の重要性は変わらないのではないだろうか。

 判断するのの難しさ、将来への見通しの不確実さ・・・

 

 ○ フランス人研修生 研修終了 帰国の途につく

 

 リヨン大学のMBAコースから4ケ月間研修に来ていた
フランス人が帰国の途についた。
短い期間でもあり、十分なことができたとは思えないが、
それなりの成果はあったのではないか。

 毎日の接触からお互い得るところは多い。
もちろん研修生にとっては吸収することがメインの仕事だから当然として
受け入れ側にも得るところは多い。

 身近に他者の視線を意識して、
言葉で説明してやらなければならない。
相手が外国人ということから、
どこまでが個人的なことなのか国の違いによるものなのか、
普段意識しない認識のレベルを意識しないといけなくなる。

 

 今までフランスから4名インターンシップとして研修生を受け入れてきたが、
来年からはもう来なくなるようだ。
外国人留学生を受け入れて勉強してもらうのは意義のあることだし、
負担の掛からない範囲でなにかできることがないだろうか考えている。

 

 たとえば、3-4ケ月だけの研修期間と
その間の月数万円の奨学金支給制度といった程度のことなら
われわれ中小企業でも可能なことではないか。
いかがなものでしょうか。

 

 ○ iPad、スマホ、ホームページ、ブログ(ツールについて)

 

 どのみちやらないといけないのなら、早くやろう。
早く覚えて使えるようになった方がラクチンだ。
そんな単純発想でiPad導入を決めた。

 きっかけはもう一つある。
家で使っていた芝刈り機を買い替えた。
ちょっと高かったけど、イイやつに変えた。
これが快適、 よく切れる。
雑草をみるみる退治して、 見た目一面すっきり、
そして、疲労度激減。
芝刈りを楽しむ境地。

 教訓!
道具に金を惜しんではいけない。
「弘法も筆を選ぶ」というではないか!?
上手な職人ほどいい道具を選ぶという意味の「上手の道具調べ」ということわざもある(!?)
(ほんと、うそ?)

 作業効率はもちろんのこと、
少しの投資を惜しんで、楽しくできることまで、つまらなくなったり、
苦しくなったりしてはつまらない。

 とにもかくにも、さぁ、いいのを買ったぞ!
iPadを使いこなそう。
スマートフォーンを使いこなそう。
ホームページを使いこなそう。
ブログを使いこなそう・・・

 挑戦、挑戦・・・
勉強、勉強・・・

 

 

   第二部

 ○ 男女地位逆転法

 

 これは法律ではありません。
法則です。

 男尊女卑の古い考え方を改め
男女平等あるいは女性の地位向上を目指すといった法律ではありません。
社会現象として現実に起こっている事象を観察した結果、
法則として確立したものです。
ある年齢から夫婦の場合亭主は奥さんを大事にしないといけないと言いだします。
実際大事にするかどうかは立証のしようがありませんが、
そんなことを言う男性の数が増え出すことは事実です。

 

 両手を出して右手を左手より上にあげて、
若い時はオレの方がこうで、嫁さんはこうやったけどなぁ、
今は反対になってしもて、こんな感じやなぁ、と左手の方を高く上げる。
大体55歳くらいからこの逆転が始まるようです。
あるいは、実際はもっと前から逆転しているのですが
それが認識されるのがこの年代だという説もあります。

 ただ定年までこの法則を知らないと
定年時に奥さんが退職金を持ってどこかへ行ってしまうという事態になるようです。
配偶者がなにを考えているのか、
この永遠の謎を解くことは不可能にしても
妻に逃げられないように、
というよりも、 むしろ、どうかわたしを見捨てないでいてください、
と お願いベースで毎日接するべきだ、
とさる有識者が熱心に語っておりました。

 

 

 ○ 「ハルカス」への期待

 

 初めて噂のキューズモールへ行ってみた。
若者向きの店舗が並んでいて、人波も多く、賑わっていた。

 再開発地区阿倍野・天王寺にさらに「ハルカス」が目玉として加われば かなり期待できるのではないか。

 「あべのハルカス」は、平成26 年春オープン予定。

高さ :300mの地下5 階・地上60 階の超高層ビル、
フロアの構成は、
B2-14F 百貨店(約83,000 平方メートル)
16F 美術館(展示面積 約900 平方メートル)
17・18F 21-36F オフィス(約62,000 平方メートル)
19・20F 38-55F 57F ホテル(約32,000 平方メートル)
58-60F 展望台。

設計は竹中工務店、
施工は竹中工務店、奥村組、大林組、大日本土木、錢高組の共同企業体らしい。

 

 楽しみ、楽しみ。
昨今の東京スカイツリーの話題作りに負けないものができるだろう。
近鉄の株を買うのが正解なのかどうか、
二年後には答えが出る。

 

 ○ ウエスト・サイド物語

 

 初めて映画を見たときの衝撃は忘れられない。
最近DVDを購入して見直したが
1961年度アカデミー賞作品賞受賞となっているので
50年前ということになる。

 

 あれから半世紀、 オリックス劇場で舞台を見た。
昔の感動を今一度、とはなかなか行かなかったが、
ミュージカルとしての新鮮度は十分保たれていて
楽しく鑑賞することができた。

 

 内容的には、世の中あんまり変わってないな、という感じ。
若者の閉塞感と男女二つ別々の認識世界を特に感じた。

 「深読みミュージカル」で本橋哲也がシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」をもとに 一生懸命解説しているが、
移民の国アメリカでのポーランド人の若者トニー(アントン)と プエルトリコ人マリア(マルーカ)との出会いと純愛。

 しかし、なによりも、あの指をぱちっと鳴らして跳び上がる躍動的動き・リズム。
英語で何と表現するのだろうか:
snap one’s fingers at・・・

 戦いの論理、パワーバランスの世界、資源を支配しようとする勢力と
ブランドを消費する論理、ウエディング・ドレスを奇麗に仕上げようとする心。

 いろんなことを考えた楽しい一時でしたが、お尻が痛かった。
椅子の座り心地が良くなかった。
もう一寸広くて柔らかければいいのに・・・

 

 ○ 「フェルメール 光の王国」 福山伸一著

 

 フェルメールという画家を知らない人も多いかもしれない。

ウイキペディアによればこう解説されている:
Johannes Vermeer、1632年10月31日? – 1675年12月15日?)は、
17世紀にオランダで活躍した画家。
レンブラントと並び17世紀のオランダ美術を代表する画家とされる。
生涯のほとんどを故郷デルフトで過ごした。
・・・静謐で写実的な迫真性のある画面は、綿密な空間構成と巧みな光と質感の表現に支えられている。
現存する作品点数は、研究者によって異同はあるものの33~36点と少ない。
このほか記録にのみ残っている作品が少なくとも10点はある。

 

 現在作品は世界中の美術館に散在しているが、 作品の数が限られていることもあり、
全作品を見たいという誘惑に負ける愛好家も多い:
朽木ゆり子 『フェルメール 全点踏破の旅』 集英社(集英社新書ヴィジュアル版)、2006年

 

 そんなフェルメールの魅力と謎に捉えられて 全ての美術館を回った生物学者の紀行文である。
ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思い、 この本を取り上げている。
科学者としての著者の視点ははっと驚かされる。
時間と空間が重なり合ってフェルメールの一枚の絵が味わわれる
(解説されるのでなく、干渉され味わわれる)。

 

 フェルメールに近づくのに 副主人公とでもいうべき登場人物(アカデミー助演賞を与えるべき人)を設定し、
時間的深みを与えている。

 

 たとえば、フェルメールの作品が多くアメリカに流出した20世紀初頭のニューヨーク、
その地にわが日本の野心家、野口英世を配置(キャスティング)する。
フェルメールと当時の先端科学との接点としては 同じ年にデルフトで生まれた顕微鏡の父・微生物の発見者レーエンフックを想定する。

 

 空間については、旅する国々それぞれでそれぞれの国の学術員・インキュレーターと味わい深い会話が交わされる。
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、アイルランド、オランダとひとつひとつの国での旅が印象深く語られる。
また、写真が素晴らしい。
フェルメールの作品の写真は勿論のこと、各都市の写真も美しい。

 

 お薦めです。

 

   ○ 「大阪コリアタウン まるわかりガイド」

 

 土曜日に珍しく梅田に出たので、丸善・ジュンクドーを覗いてみました。
そして、この本を買いました。

 最近東京からも観光客が我が生野区のコリアタウンをうろうろしている、 と聞いて、
この地を再勉強しようと思っていたからです。

 このガイドブックには生野区御幸橋森のコリアタウンだけでなく
鶴橋駅周辺・商店街のお店やなんば・日本橋周辺の韓国料理屋も紹介しています。
関東からの訪問客があったら案内できるようガイドブック片手に歩いてみようと思います。

 

  ○ 最近読んだ本

 

「大陸へ」 リービ英雄
「独立国家のつくりかた」 坂口恭平
「社長のテスト」 山崎雅志

 「独立国家のつくりかた」
まずこのセンセイショナルなタイトルに惹かれて買った。
著者坂口恭平は1978年熊本生まれというからまだ34歳だ。
「一人で、0円で国をつくった男の記録」として 2011年5月10日に銀座で建国されているらしい。

 それはさておき、この本の提起する問題は大きく深く重い。
そして発想の仕方が面白い。
新しいタイプの論客の登場を感じさせる。

 こんなことを書いている:
・・・自分の態度を決めるにはどうしたらいいか。
 まず、相談しない。
自分の頭で考える。
自分の頭で考えられることだけで考える。
他人の言葉をそこに入れて考えてはいけない。
それは考えることではない。
思考とは「思っていることで考える」ということ。
いらん思想は抜き、いらん知識は抜き、昔から体験してきたことだけで考える。
 そして、こうやって思考した後に必ず必要なものがある。
それは「答え」である。
よく考えることが重要で、答えがすべてじゃないとしばしば言われる。
僕はあれは全部間違いだと思っている。
絶対に答えを出さないといけない。
断定しないといけない。
口から初めて出てきた「責任」のある「断定」。
これが答えだ。

 

    土地についてはこんな風に書いている:
土地基本法第4条 土地は、投機的取引の対象とされてはならない。     
 実は、日本にあるほとんどすべての不動産業者が、この法律で考えると違法なのだ。

 

  挑戦的な言動だがオモシロイ。

 彼が具体的に行っていることはこの本をお読みください。

 

 ○ 最近見たDVD

 

 「ものすごくうるさくて ありえないほど近いもの」
「ツリー・オブ・ライフ」

 

 この二つの共通したところ: 父親探し。
 「母を求めて3000里」だと イタリアのママミア!と母性の暖かいふところを求める気持ちは分かる。
ところがアメリカ人は男性的「正しい生き方」を父親像に求めているようだ。

 

 今回はこれくらいにしておきます。

最後までおつきあいありがとうございます。

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