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お知らせ

23-064. メルマガ 「うごくもの・うごかないもの」平成23年12月号

23-064. メルマガ 「うごくもの・うごかないもの」平成23年12月号

 

メルマガ12月号が出ました。是非配信の登録をしてください。

http://sugiura.co.jp/mailmagazine/

お願いいたします。

 

以下に12月号転載いたします。

ご笑覧ください。

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     うごくもの うごかないもの
       ー人・企業・不動産ー
        平成23年 12月号
       まぐまぐ ID 99461
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  第一部 

 ○ NEW YEAR’S HAPPY HOUR
 ○ 杉の実サロン「弁護士」
 ○ お金はあるところにはあるものだ!
 ○ 東京と大阪
 ○. 第八回 杉の実サロン「虫の世界」のご案内

  第二部

 ○. どうする!?どうする!?
 ○ 柿を磨きながら考えた
 ○ e-mail と Air Mail (e-mailの不都合)
 ○ 「厭や厭や開国」から「好き好き開国」へ
 ○ 再入国ビザ

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  第一部

 ○ NEW YEAR’S HAPPY HOUR

 新年の初出を1月5日としている。

 おそらく初日は事務所に出ていくだけで、なにもすることがない。
挨拶回り、さぁ、これからどうしようか、といった顔合わせ。
あっちへ行ったりこっちへ行ったり・・・
不在のときに訪問してくれる人も多い。

 折角来てくれるのにお目にかかれないのも残念だ。
そんなことから1月5日には午後3時から5時までは事務所にいることにした。
その時間帯に来てもらい、うちのお知り合い同士も交流してもらえたらどうかと考え、
NEW YEAR’S HAPPY HOUR なるものを計画した。

 新年のことでもあり、ちょっとしたアルコールを用意するか、
お茶とお菓子を用意するかして、
その時間帯に偶然来てくれた人同士もお話ができるように出来ればなぁ、なんて考えました。

 もしよかったらお越しください。

 お待ちしております。

 ○ 杉の実サロン「弁護士」

 元来は法律や規則といったものからほど遠い精神形成の時期をすごしてきたのだが
今の不動産の仕事をすることになり、にわか勉強をする羽目になった。
法律なるものの論理もそれなりにおもしろいので
今は少しずつ楽しめるようになった。

 弁護士などという人種とはなんとなく付き合いにくい感じでいたし、
あまり親しくしたことがなかった。
なにか面倒な問題が起こったときに仕方なくお教えを乞う、そんな相手というイメージしかなかった。

 従って逆に弁護士先生の肉声というものを聞き出したいと考えた。
たまたまサラ金関係で有名な木村達也弁護士が同窓生なので
「杉の実サロン」というものの中で話をしてもらった。

 クラスが一緒になったこともなく、全然親しくなかったのに、
同窓生というだけで快く引き受けてくれた。
同窓生というものは有難いものだ。

 正義の味方、弱者の味方のような顔をして活躍している弁護士先生に、
なんで弁護士なんかになったの、仕事は面白いの、儲かるの、・・・といった
チャチャを入れるつもりで依頼したのだが、
面白く有意義で多面的な話を聞くことができた。

 サラ金専門かと思いきや、
過去40年に離婚もたくさん取り扱っており
(一年10件で合計400件を数えることとなるそうだ)
その経験が語らせる男女の機微、処世訓は、なかなか面白い。
弁護士は法律を勉強するより心理学を勉強しないといけないと思わせた。

 男女の痴話話で和んだところに、社会問題・組織の問題に言及し
社会の裏表、本音と建前の世界といった物の見方、
単なる正義感では物事が進まない現状にどのように対処していくべきか、など
深く考えさせられた。

 特に、マスコミを先頭に報道機関に対する不信はますます強められた。
何事によらず、正しい情報かどうか疑うことも必要であり、
なぜこのような報道がなされるのか、自分で調べ、自分で判断していく必要性を感じた。

 ○ お金はあるところにはあるものだ!

 大阪で進められている大きなプロジェクト。
大阪駅北ターミナルの開発や
王寺・阿倍野地区で近鉄が行っている日本一のデパートの入るプロジェクトを
不動産業界の有志の勉強会で立て続けに聞く機会があった。

 「大阪駅北地区プロジェクト」については
オフィス、商業施設、ホテルなどのブロックの話もすごいが、
Cブロックの分譲マンションの話には驚いた。

 「グランフロント大阪オーナーズタワー」の第一期販売概要の説明では、
地上48階・地下1階、高さ174mのタワーマンション
(震災の後でもタワーマンションは売れるのだ!)
一番高い3LDKは、300平米(100坪近く!) お値段は なんと 4億1500万!!!

 コンセプトからして違う。
生活空間を売るのではなく、
「ザ・ホテル」。

 「ラグジュアリー」なる単語が説明文中に乱舞する。
おそらく特別仕様の装飾や家具を考えればさらにお金をかけて住むことになるのだろう。

 公に広告募集しないで、クチコミで
47戸は 完売だそうです。
(ここでこんな宣伝する必要はさらさらないだろう)

 お金はあるところにはあるものだ、というお話です。

 もし第二期販売での購入希望の方がありましたら、
是非ご連絡ください。
喜んでお手伝いいたします!?
(もちろん仲介手数料はご用意ください)

 ○ 東京と大阪 

 大阪の大規模プロジェクトの話を聞き、実際目にしているが、
東京へ行くとやはり東京のスケールに圧倒される。

 高校同窓会の在東京の会が開催する講演会に出席するために
週末を利用して品川に一泊したが、
品川周辺のビル群だけでも大阪をはるかに凌駕する。

 実感としては東京と大阪は10対1くらいではないか。
歩行者天国も賑わっているようだし、
一時は東京から大阪へいろんなものが移ってくるかと期待したが、
そんな流れもあまりなさそうだ。

 講演はプルーストと絵画(フェルメール、カルパッジオ)についてで
講師吉川氏のレベルの高い話を直接聞くことができて幸運だった。
(この学年には直木賞作家の今は亡き藤原伊織もいて優秀な学年だ)

 日曜日には、上野で「ゴヤの展覧会」を満喫し、
友人から目黒雅叙園で開催中の「百段階段 源氏物語 衣裳が織り成す恋愛絵巻」という展示会の入場券を貰って行った。
その後

時間があったので、本郷の東大の銀杏の黄葉と三四郎池を見に行ったが、
中国人観光客らしい小グループがいくつか来ていた。
構内の道場では京都大学の弓道部との交換試合が行われていた。

 週末の一瞥だけでも、堺屋太一のいう東京一極集中を感じた。
行政面での一極集中、経済面での一極集中は勿論のこと、
文化面での一極集中もますます進んで行っているのではないか。
(吉本興業も東京へ引っ越しだ!)
(巨人・読売騒ぎは全国ネットだ!)

 地方分権をよほどしても、
大阪で橋下さんががんばっても、
東京はまだまだ一極集中で繁栄を続けるだろう。

 
 ○. 第八回 杉の実サロン「虫の世界」のご案内

 杉の実サロンは、午後のひと時を身近な文化教養トークで楽しく過ごそうという企画です。

 第八回は 「虫の世界 アンリ・ファーブル昆虫記 あるいは 奥本大三郎ワールド」 と題して行います。
  日時: 平成24年1月24日(火) 15時~17時
  場所: 杉浦実業第三ビル 2階会議室
       大阪市東成区中本3-16-11
  話者、奥本大三郎氏は、仏文学者で作家、NPO日本アンリ・ファーブル会理事長です。
  参加費: 2000円
  

   第二部

 ○. どうする!?どうする!?

 急に柿の実が送ってこられてびっくりした友人も多いことでしょう。

 庭の柿の樹に稔ったものです。
こんなにたくさんなってどうする!?といいたくなるほどです。
上を見上げれば、まだまだあるぞ!

 週末は柿採り。
上を見上げて長いハサミで落とさないようにチョッキンチョッキン、
もう十分働いて腰が痛くなり始めているのに・・・
それに、下を見ると、地面いっぱい柿だらけ。

 どうする?こんないあってどうする?
と自分に語り掛けてしまう。

 本当にこんなにたくさん実が生ってどうするの。
採りきれないよ。
驚くべき自然の無駄遣い、としか言いようがない。

 みなさん、柿を食べましょう。

 ○ 柿を磨きながら考えた

 庭の柿の実を友人に送るために一つ一つタオルで磨く。

 結構楽しい作業だ。
固い皮が赤くつやつや光る。
週末だけでは処理できないので
事務所に持ち込み仕事時間中も柿磨きを行った。

 仕事を少ししては、柿を磨く。
柿を磨きながら仕事のことを考える。
ちょうど気分替えになったり、
考え事をするにはいい作業だ。

 社員に柿拭きを頼むわけにもいかない。
あなたには仕事があるだろう。
やるべき仕事があるだろう、
そんな文句を言ってしまいたくなるだろう。

 これは社長だからこそできる仕事だ、柿拭きは。
自分だからこそ納得できるが、
他の人がやっていれば仕事もしないでなんと無駄な時間を使っているのか、
と批判したことだろう。

  ○ e-mail と Air Mail (e-mailの不都合)

 どういう風の吹きまわしか、甥っ子が急にフランス語を勉強し始めた。

 発音から動詞の変化、まったくの初歩からである。
我流で一人でやっているが、熱心さだけは人一倍あるらしく、
どこで見つけてきたのか、フランスとmailのやり取りをする相手を見つけて、
フランス語の勉強の一助にするという。

 大昔、50年以上も前になるが、
中学に入って英語を学び始め、文通をしたときのことを思い出した。
(「文通」なんていう単語は死語だとおもっていた)
中学一年か二年のときで当然英語で表現できることなんか限られている。
文例集の日本語を見て、それに対応する英語を書き写して、海外へ送るのである。
「私は・・・です。趣味は・・・です。住んでいるのは・・・です。etc」
たわいのない話である。

 しかし、一生懸命英語を書くので勉強になる。
やっぱりアメリカがいいから、雑誌に出ているアメリカ人のペンパル候補者へ手紙を送る。
航空便 AIR MAIL で。
(「航空便 AIR MAIL」は死語なのだろうか?)

 おそらくアメリカ人へは手紙が集中したことだろう。
出してもなかなか返事がもらえない。
飛行機便で行って帰るだけで当時は結構日数がかかったことだろう。
どこにあるのか知らない国へも出してみた。

 最初に海外から見たこともないような切手が貼ってある
赤と青の縞模様の航空便を受け取った時には
世界中がバラ色に見えた。
外国切手が珍しかった。

 ただ英文を読むのが大変!
手書きの文は読みにくい。
といっても、もともと英語が分かっていないのだから、
これまた大変の2乗3乗。
辞書片手に一生懸命必死にお勉強。

 やっと読解したら
今度はそれに返事を書かなければならない。
文例集から対応する箇所を探し出して、つぎはぎ作業。
封筒に入れて郵便局から航空便を送って、あーあ、やっと一段落。
一安心。
次のお手紙まで・・・
2週間や3週間経って忘れたころにやってくる。

 ところが、文明の進歩で、
今や・・・

 メールを送信するとすぐに返事が返ってくる。
すぐに作文しないといけない。
なんて書けばいいの?
この単語は?
動詞の変化は?
まぁ忙しい。

 落ち着いて考えていられない。

 その分学習はスピードアップされるのか?

 手書きのくにゃくにゃした文字を読み取らなくていいだけ、
e-mailは楽と言えば楽。
字が汚いと先生に叱られてばかりいた身としては、ワープロの有難みは身に染みるが、
文明の進歩の速度に着いていくのはかなり頑張らないと・・・

 ○ 「厭や厭や開国」から「好き好き開国」へ

 「緊急警告!第三の敗戦」 堺屋太一 を読みました。

 日本の現状を、明治維新、第二次大戦での敗戦 と比較して第三の敗戦ととらえ、
日本国の新しい方向を提言しています。

 堺屋太一の幅広い見解、独特の視点は非常に面白く思います。
「縦割り的」発想、日本の官僚制の特徴を批判し、広く文明という言葉にまで到達しています。

 この本の中で、新しい日本のコンセプトとして提案されている
1)「古い日本」にもどそうとしてはならない
2)地域主権
3)「厭や厭や開国」から「好き好き開国」へ
4)官僚身分の廃止

 この4つのうち
特に 「厭や厭や開国」から「好き好き開国」へ は
日本人の心理を言い得て妙だと思

いました。

 生産者としての日本が困る場合は、
タイからでもおそらくどこの国からでもすばやく外国人を受け入れます。
タイの人が困っているから日本で仕事をしてもらうわけではありません。
あくまでこちらの都合によってです。
(・・・で地震がありました、飛行機事故がありました、
日本人の被害はありませんでした、
被害は現地の人だけでした、日本人以外の人でした・・・)

 外国で人が困っていたり、
単に日本が好きだ・日本に来たい、というだけでは、
まったく受け入れは考えられません。
考える必要性を感じないのです。

 積極的に外国と関わっていこうとする使命感はありません。
あくまでも仕方なく「厭や厭や」国を開いているのです。

 もう一つのコンセプト、
東京一極集中型から、他地域の活性化を図り、
特に地方へ文化活動の主体を移行させていく方向には共鳴を覚えます。
 
 彼の小説「平成30年」はそんな方向を面白く小説化したものです。

 
 ○ 再入国ビザ

 日本にいる外国人のことはあまり知られていないでしょう。

 外国人には戸籍がありません、住民票もありません、滞在許可証が必要です。
印鑑証明は作れます。
これくらいは誰もが知っているのでしょうか。

 外国人滞在者が日本を離れてまた日本へ戻ってくる場合
(たとえば3日間自宅を空けて韓国旅行に行きたいとする)
再入国ビザというものが必要となります。

 大阪の入国管理局は、大阪市住之江区南港にあります。
そこに出向いて手続きをしなければなりません。
(以前は天王時とか谷町とか何か所かあったのですが、
いつからか南港になっちゃいました)

 日本人と結婚している永住者という資格であろうと、
親の代から住んでいて税金をガッポリ払っている在日韓国人であろうと
変わりはありません、
4日の旅行の後無事日本に再入国するためには、
出発前に再入国ビザを取得しなければなりません。
そして「貴方はなんのために日本に戻りますか?」という設問に答えなければなりません。

 永住者に対しては来年からは再入国ビザが必要なくなるらいし。
新たな在留管理制度が来年7月から導入されるそうです。
そんなのご存知でしたか? 
 http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact_1/index.html
「厭や厭や開国」から「好き好き開国」へ少しは動いていくのでしょうか?

 今回はこれくらいにしておきます。
最後までおつきあいありがとうございます。

◎うごくもの うごかないもの -人・企業・不動産-
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