食欲の秋
2011.09.27
日本には四季折々の豊かな季節の恵みがあります。
でも最近は季節に関係なく一年中いろんな食べ物を見かけます。
本来それぞれの季節の旬の食べ物には、おいしいだけでなく季節の影響を受けやすい私たちの体調を調整してくれる力があります。
秋になるころには、暑い夏のあいだに失われたビタミンやミネラルを多く含む果物、キノコ、ナッツなどが旬を迎えます。
秋が深まるころには、エネルギー源となるでんぷんを多く含む芋類や根菜類が旬を迎え、冬の寒さに備えてエネルギーを蓄えようとする体にこたえてくれます。
・なす
紫色の色素中にあるナスニンという成分に活性酸素の発生を抑制する働きや、動脈硬化を予防する働きがあります。
・さつまいも
ビタミンＣとビタミンＥが一緒にとれる抗酸化食品。さらに食物繊維も豊富に含まれます。
・柿
「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど栄養価が高く、ビタミンＣ、カリウム、カロテンがたっぷり。
アルコールを分解する酵素も含まれているため、二日酔いにも。
・さんま
血液サラサラに役立つＥＰＡや、脳にいい栄養素としておなじみのＤＨＡが含まれる良質なたんぱく源です。
・きのこ
食物繊維が豊富で低カロリー。エノキタケ、マイタケ、シイタケに含まれるキトグルカンには脂質の吸収を抑え
脂質を包みこんで排出する働きがあり、ダイエットにも。
実りの秋、食欲の秋。
自然の恵みに感謝し、秋をおいしくいただきましょう。（食べ過ぎに注意！）