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月別アーカイブ: 2014年6月

26-031. メルマガ「うごくもの うごかないもの」平成26年6月号配信

 毎月中頃のお騒がせ

 よろしくkoala&postcard

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      うごくもの うごかないもの
        ー人・企業・不動産ー
         平成26年 6月号
        まぐまぐ ID 99461
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   第一部 

 ○ 国際ロータリー(RI)世界大会
 ○ 社長考
 ○ 催し物ご案内

 
   第二部

 ○ シーズン
 ○ オーストラリア「大陸」
 ○ クロアチア人のネクタイ
 ○ 国家を成り立たせているもの
 ○ 「時間という贈り物」 

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   第一部

  ○ 国際ロータリー(RI)世界大会

 ロータリー年度というものがあり、7月に始まり6月に終わる。
去年の7月からロータリークラブの会長役を一年間務めてきたが
それもまもなく終わる。

 そして毎年6月に国際ロータリーの世界大会が開催されるが
その最後のお仕事として世界大会参加でオーストラリアに行った。
今年のシドニーでの大会の報告をしておこう。

 今までは開会式に出席するために会期前に現地入りするスケジュールだったのが、
今回は閉会式に合わせて行く計画にしてもらった。
最終日の6月4日で閉会式典に出たかったのだが、
スケジュール・時間の都合で残念ながらそれは叶はなかったが
最終日の会議の様子だけはうかがえた。

 式典は広いオリンピック会場を使った盛大なもので、
いろんな人種、いろんな国の人が世界中から来ているのが分かり
賑やかなお祭りだった。
会場はギッシリいっぱいで、徴収は英語のスピーチに時折笑いで反応していた。
当方はそのあたりぜんぜんわからないので、
わかったような風でごまかしたが、
日本語訳が聞けるイアーホーンを借りていれば本当に笑えたのかもしれない。riolympicstadium

 メイン会場から外に出ると、世界中のロータリアンの交流が図られる友好センターが設けれていた。
簡単に食事ができ、すぐ前ではエンタテイメントとしてオーストラリア陸軍音楽隊が演奏していた。
広い敷地内はテーマパークのように遊覧自動車がロータリアンを案内していた。

 また、シドニーの市内中心部から会場まで無料で電車に乗ってこれるように便宜が図られていた。
シドニー市の協力振りがうかがえ、またロータリーという世界的なネットワークの力を目の当たりにした。

 実際にどの程度役に立つ組織なのか批判的な人も多いことと思うが、
このようなアメリカン・スタイルの社交的つながりも割り切ってしまえば結構楽しむことができる。

  ○ 社長考

 2014年5月19日の日経新聞に小学館の大辞泉の広告が出ていた。
そのタイトルは、「あなたにとって「社長」とは?」で、
そして、社長さんに訊きました、として いろんな社長のコメント・返答が収録されていた。

 いわく「全てのサラリーマンが目指すべき役職。
景気の良い時は辞めたくない役職。
親戚からも「社長」とあだなで呼ばれる役職。」

 あるいは「癖ある馬どもを乗りこなし、信じられないくらい楽観的で、
自分達が世界を変えることができると信じられたら最高。」

 現役の社長さんの答えが列挙されている中で、私が特に気に入ったのは:
「なってみて何一つ自由にならないことを思い知らされる存在」というものと
「尻をまくる人でなく、腹をくくる人。」のふたつ。

 自分だったらなんと答えるだろうか・・・
いろんなことが言えるように思うし
いろんなことを言いたいと思うが・・・

 「会社の中での役割の一つ」
といった風に答えるかもしれない。

 社長でない人たちの答えを訊いてみたい。
将来社長になりたい人の答え、絶対に社長になりたくない人の答え・・・

 さて、社長とは?

 ○ 催し物ご案内 
 問い合わせ先 06-6976-6194

1)落語の会: 桂枝女太(かつら しめた)

 平成26年6月25日(水)15:00-17:00
 場所: 大阪市
      「ケア・ブリッジ阿部野」
   大阪市阿倍野区旭町1-5-45
    電話06-6603-6900
    週間ダイヤモンド誌でサービス付高齢者住宅ランキング
    大阪府第1位に選ばれた最上級の施設

   故五代目桂文枝(当時桂小文枝)一門。
  出し物は当日になって考えるので、当日のお楽しみ。
  落語家の内輪話など・・・
 参加費 3,000円
  事前申し込み制

2)第二十一回 杉の実サロン異業種交遊会
 平成26年6月27日(金)15:00-17:00
 場所: 大阪市東成区中本3-16-11
      杉浦実業第三ビル 2階会議室
   
   「フランス・リヨン市のラ・コンフリュアンス都市計画」
    日本企業が積極的に参画して継続可能な街づくりに励んでいる世界的に見ても画期的なプロジェクト

  講師:イブリン・ルクレル氏
    リヨン大学教授、関西学院大学招待教授
    日本語での説明、質疑応答
 参加費 3,000円
  事前申し込み制

3)第二十二回 杉の実サロン異業種交遊会
 平成26年8月26日(火)18:00-20:00
 場所: 大阪市東成区中本3-16-11
      杉浦実業第三ビル 2階会議室

     「女性経営者、女性起業家とは」
    講師:山口里美氏
     日本全国に活発に展開している司法書士法人コスモの代表社員
     著書も多く、最近は「もしものときに安心 幸せを運ぶエンディングノート」週刊住宅新聞社 を出版
   参加費 3,000円
   事前申し込み制

   第二部

 ○ シーズン

 季節とともに元気がでてきたのか、
いくつか戯れ歌を作ったので
臆面もなくここに記載させていただく。

1) どこからか 若芽とともに 美人増え

同じようなもので繰り返しになるが、

2) 生きている 春に目覚めて 美人増え

女性の姿、異性の美しさを感じられる自分自身を嬉しく感じる、
生きているんだなぁと感じる、
いつか死んでいくんだと生を慈しむ。

 生きている時間のちょっとした隙間を言葉でうまく捕まえてみる。
それが成功すると発表したくなる:

 我妻は 心はここに ちょっと留守

 夜帰宅すると伴侶は外出、ひとりのキッチンがやけに寂しい。
食卓の花瓶にはバラの花が慰め顔・・・

 我が妻は 心はここに ちょっと留守

 帰ってきてくれるだろう。
ちょっと心細くなりながら待つ。

 ○ オーストラリア「大陸」

 今月はオーストラリアへ旅行に行ったのでどうしてもその話がしたくなる。

 その土地に行って初めて発見するようなこと、初めて感じるようなことが多くあり
聞いて、聞いて、と言いたくなる。

 言われなくても分かっているわ、と言われそうだが
まず、オーストラリアは大陸だと言っておきたい。
広い、大きい。
国の中で時差がある。
パースからメルボルンへ4時間の飛行機で飛んで
時計を2時間進めなければならなかった。

 われわれは日本から香港経由でパースに入った。
パースは最近マレーシア航空の飛行機墜落事故で話題になった有名なリゾート港町だが、
今はもうそのことも忘れかけられてしまっている。

 オーストラリアの西の端に位置する。
 自然の豊かな街、キングスパーク、カバシャムワイルドライフパークなど
珍しい動物、鳥、植物のオンパレードで、目の前で接することができ手で触れられる。
自然と共生しているのを実感する。

 高台から見下ろす街並みも整然としていて綺麗。
歩行者天国も楽しそう。

 中部にある都市メルボルンは自転車の街だ。
こちらの街も、自然が街の中にあるのか、自然の中に街があるのか。
いい街、いい街並みだ。
cyclisme03dogs
 交差点には自転車用の信号があった。
自転車専用の道があった。
バス停の横にレンタルできる真新しい自転車が
バイクシェア(BIKE SHARE)として並んでいた。
ヘルメットの絵があったので着用が義務付けられているのかと思ったが
COURTESY HELMETS と書いてあったので、
ヘルメット着用は礼儀ですよ、といったメッセージなんだろう。
子供も大人もみんなヘルメットをしているようだ。
犬を自転車の前かごに乗せて走る中年女性は颯爽としてカッコよかった。

  ○ クロアチア人のネクタイ

 13日の金曜日にブラジルでのサッカー・ワールド・カップが始まった。
初戦は開催国ブラジルに対戦したのはクロアチア、日本人にはあまり馴染みのない国だが、
優勝候補の強敵に対しての戦いぶりは驚異的であった。

 さてそのクロアチア人はどんなネクタイをしているのだろうか、
クロアチア語ではネクタイはなんというのだろうか、そんなお話である。

 フランス料理・レストランの歴史みたいな本を読んでいたら
ポール・ボキューズのおっ師匠みたいな人Fernand POINT(フェルナン・ポワン)はダンディな人で
lavalliere(ラバリエール)ネクタイをしていた、という記述があった。
フランス語でネクタイのことはcravate(クラバット)というのは知っていたが、
ラバアリエール・ネクタイというのは不勉強にして初めて知った。
写真を見ると、どうもスカーフ、ネッカチーフみたいなものを首に巻くようだ。
 
 気になったのでcravate(ネクタイ)を辞書で調べてみた。
フランス語のcravate(ネクタイ)にはもちろんネック(頸・首)という意味はないし、タイ(結ぶ)という意味もない。
ネクタイは英語語源なのだろう。

 仏和辞書には語源として1651年クロアチアの騎士たちがくびの周りにしていた布、
クロアチアCROATE のフランス語化、フランス訛りと説明されている。
lavalliere は、cravate foulard と書かれている。
foulardというのは日本語ではネッカチーフのことなので、ネクタイとネッカチーフ・スカーフはおんなじものだったのだろうか。

 蝶ネクタイのことをフランス語では noeud(結び目) papillon(蝶蝶) というだけで cravate(ネクタイ)は出てこない。

 ちなみに英語でネクタイというと思って念のため辞書を引いてみると
necktie(ネクタイ)はアメリカ語で、英語ではもっぱら tie というらしい。
蝶ネクタイはとみれば、bow tie、 これは (バウ)と発音する「お辞儀をする」方でなく
「弓矢」の弓、弦楽器の「弓」で (ボウ)と発音する方らしい。

 ブラジルのサッカーからクロアチアを回って
ネクタイ cravate で繋がったお話、
最後に残った疑問:
クロアチア語でネクタイはなんと言うんだろうか?

  ○ 国家を成り立たせているもの

 高校の先輩がやっている中国を勉強する私塾「昌平塾」で先週「チンギス・ハーン」の話があった。
チンギス・ハーン(1167?-1227)と並んで「世界征服に賭けた英雄たち」として
アレクサンドロス(紀元前356-323)、ティムール(1336-1405)、ナポレオン(1769-1821)の名前とそれぞれの帝国の最大勢力圏の地図を見た。
世界を駆け抜けて征服している。
さぞかし忙しかったことだろう。
何のために?

 その週には特別に「邪馬台国」の話を同時に聞いた。
日本の「国造り」、邪馬台国がどこにあったかの論争も面白いが、
邪馬台国の国の成り立ちの方式が特異であり、その点に興味を惹かれた:
シャーマン卑弥呼による体制、外交交渉を中心にしたと思われる国家経営・・・
通常「国」を成立させている「武力」と違った尺度を持っていたようだ。

 現在の国にも独裁国家があるし、多くの国では軍隊・武力を中心に国が運営・経営されているから、.
国組織・国理念は昔からあんまり進歩してないような気がする。

 なんやかんやこんなことを考えていたら、
「アレキサンダー大王」という古い映画をTOWER RECORDSで見つけたので買ってきて見た。

 マケドニアという国、ギリシャ統一の問題、東の先進国ペルシャ征服、インドへの遠征・・・
33才で死ぬまでおそらく走り詰め。
 英雄たちはみんな走り詰め、
そしてその一人の人間が死んでしまうとエンジンがなくなったように機能は停止してしまう。
組織なんてものはなかったかのように。
最終的には一番上の指導者つまりは常に独裁者、の言うことに従っていただけなのか。
(映画の中では不思議なことに女優はみんな生き生きしている。
王妃ダニエル・ダリューは英語を喋るが、高慢ちきで美しい)

 アメリカ合衆国でも同じなのだろうか。
映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」OLYMPUS HAS FALLENを見ていてそんな風に思った。
結局統治するということは力でもって統治することでしかないのだろうか。
世界を成り立たせているのはバランス・オブ・パワーしかないのだろうか。
国を成り立たせている力、それは暴力であり、肉体的力であるように描かれているのだが、
それが必要なものなのだろうか。 
などと、こんな疑問が続く。
男の力による征服劇の中で
登場する女性だけが美しい。
こちらでも亡くなってしまう大統領夫人はいつまでも心に残るほど美しい。

 邪馬台国成立の根幹にいた卑弥呼は美しかったのだろうか。
その力の元はなにだったのだろうか。
日本神話の天照大神はなにをもって統治したのだろうか。

 邪馬台国についての著書「日本書紀・古事記編纂関係者に抹消された邪馬台国」風詠社 は
最高の推理小説を読むような刺激を受ける。
著者 山科威司氏は在野の研究者であるが、緻密な論理展開での名探偵ぶりは非常に説得力がある。
よく研究し、考察されたのがうかがえる。
現地を見ての観察力も明確な問題意識に基づいているからであるのがよく分かる。

 そして、邪馬台国の不思議を見事に浮き上がらせてくれる。

 ○ 「時間という贈り物」 Le temps, ce cadeau precieux  
     飛幡祐規(たかはた ゆうき)著 新潮社 

 フランスの子育ての本なのだが、このタイトルを見て文句なく注文した。

  「考える時間。待つ時間。夢見る時間。」
 「親から子への一番の贈り物は時間ではないだろうかー。」
「18歳でパリに留学。38歳で生まれた一人息子の、20年にわたる子育ての記録。」

ちょっと引用させてもらおう:
 「ここ数年ほどで、(パリの)カフェで流れるBGMやラジオ放送の音量はさらに上がり、
ちかちか忙しく動く映像を映す画面はメトロの通路やスーパーのレジの上方、郵便局にまで進出した。
・・・
これはまわりの空間を音と映像で満たさないと気がすまなくなった社会の症候でもある。
・・・
公共の空間や子供の時空間まで音と映像の刺激で埋め尽くそうとするのは暴力だと思う。
・・・…

 他の動物と異なり、人間とは退屈するものなのだ。
ゴダールの映画「気狂いピエロのなかで、アンナ・カリーナ(マリアンヌ役)が言うように
ー「何しよう?何したらいいんだか、わかんない」。
・・・
  人間が人間らしく成長するには、ぼんやり夢見たりできる退屈な時間も必要なのではないだろうか?・・・」
      p.73-p.74letemps

◎うごくもの うごかないもの -人・企業・不動産-
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koala&postcard会長がオーストラリアで買ってきた絵葉書を組み立てて作ったコアラ親子。

それにパースから送られてきた絵葉書。

事務所の入口に飾りました。

絵葉書は会長が戻ってきてから数日後に到着しました。

事務所にお立ち寄りの折には是非ご注目ください。

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