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お知らせ

28-019 「うごくもの うごかないもの」 平成28年7月号

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うごくもの うごかないもの
─ 人・企業・不動産 ─
平成28年 7月号
まぐまぐ ID 99461    (KS)
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● 7月

7月1日
一年の半分が終わって次の半分が始まる。
暑い。

周りが暑いと人間もカッカするのだろうか。
血の気が多くなり攻撃的になるのだろか。

7月はいろんな記念日が続く。
7月4日はアメリカの独立記念日だ。
7月7日の七夕にどんな意味を持たせるかは別にして・・・
7月14日はフランス革命の日、パリ祭の日である。

おそらく王様や皇帝や酋長といった独裁者を国の中枢から排除した試みが歴史上始まった月のような気がするのだが・・・

● 父の日 6月第三日曜日 2016年6月19日

娘あり 遠方より来る また楽しからずや

あーかくして、父の日 孤独死を免れる

● 継続 x 父子関係

時節柄色んな会の総会が行われる。
そんな時親父のことを話題にされることがある。

もう七回忌も終えてしまったことをお知らせする。
多くの息子がそうであるように僕も父親には反発していた。
中学高校時代から親の電気工事の仕事はやりたくないと高言していたし、
実際大学では文学部へ入った。

年を取って今の年になると嫌になるくらい父親に似ていることを認識する。
あんな風にはなりたくないと思っていた父親と同じような考え方になっている。

知らないうちに学んでしまったのか、
それともDNAなんて言葉が必要になるのだろうか。

自由な自分自身でありたいのに親父のように発想したり親父のような表情や反応をしていることに気がつく。

ああ、嫌だ嫌だ。
おそらく親父の方も「イヤだ、イヤだ」ということだろう。

● 本日のレッスン

「活到老、学到老」
「生きて老いに至る、学んで老いに至る」
「人間、一生勉強だ」
人生は最後まで勉強
NHK「レベルアップ中国語」第60課 2016年7月1日

 

● 落語

弊社の「杉の美倶楽部異業種交遊会」で桂枝女太さんの落語を久しぶりに聞いた。
そのあとのやり取りの中で「中国にも落語があるのだろうか?」といった話題が出た。

たまたま朝NHKの「レベルアップ中国語」を聞くと
テーマが「ユーモア」(中国語では「幽黙」という字を音訳に当てたという)で
「単口相声」(落語、ないし、一人漫才)や「双口相声」(ボケとツッコミの二人漫才)は中国人も大好きだということだ。

落語を聞いた次の日にまた落語の話、落語が続いた。
● 「北北西に進路を取れ」

最近古典作を好んで見直している。
ご存知ヒッチコックのスパイ物、人物間違い物のクラシックである。
相変わらず楽しい。うまくできている。

しかし、今になってみるといろんなことに気がついた。

1、ノースウエスト航空宣伝のための映画だとわかった。
2、ヒッチコックがどこに出てくるか、すぐに分かった。
3、ヒッチコックの金髪美人好きは相変わらずだ。
4、ケリーグラントだけでなく出演者は全員白人で、街の場面でも警察官にも黒人の姿はない。
100%ホワイト。
昨今のアメリカ情勢を知って見ていると、当時は何も不思議に思わなかったことが驚くべきことだと分かる。

以前見た映画を今一度見直すときっと時代の痕跡がいろいろ見つかるのだろう。
● クールビズ、ネクタイ産業、国民総動員

本日ふと大発見をした。
珍しく通勤電車でJR鶴橋から森之宮まで乗りました。
出勤のサラリーマン積載。

そこでふと気がついたこと。
ネクタイをしている人がいない。
ひとりもいない。

ネクタイ産業の将来がクールビズという国民総動員のようなこんな風に決められるのがどうも腹立たしい。
中国でもロシアでもネクタイをする会議とネクタイなしの会議とがあるのだろうか?
前もって連絡されるのだろうか?
皇帝よりも目立つネクタイをしていたら死刑になるのだろうか?

ネクタイについて解明すべき点は多い。

世界中で紛争が起こっている中、ネクタイの将来について論じられる幸せを感じています。
朝谷町六丁目で同窓生(女性)に偶然会ってクールビズの話をしました。

彼女と私が会った偶然をお互い奇跡的だと感じました。
彼女はその近くに住んでいるにしても、私は滅多に谷町六丁目に来ませんし、
こんな時間にそこを通り過ぎるとは!!!
10分遅くても、10分早くて、この出会いはなく会話は存在しなかったのです。

時間と空間が奇跡的に交錯したのです!!!
● ブラジル 核爆弾

オリンピックと核開発問題を先取りしていると言えるくらい先進的な問題提起だ。

「生きものの記録」1955年黒澤明
この黒澤の作品は名前も知らなかったが驚くべき作品だ。
彼の他の作品に比べてどうして語られないのだろうか、どうして評判にならないのだろうか。
テーマが水爆だからだろうか。
水爆によって殺されるのは嫌なのでブラジルへ移民しようという主人公の発想は全くアクチュアリティに富んでいる。

世界崩壊のお話・フィクション映画や核武装撤廃への昨今の政治的会議などは全く影が薄くなる。
この映画の主人公(35歳の三船敏郎が演じる老人)の原爆・水爆に対する意識・恐怖は強烈で、できることはやらないといけない、できるうちにやらないといけない、手をこまねいて何もしないのは良くないという真摯さには心動かされる。

60年前に作られているのは驚きだ。
現代的、現在的。

それはそうと、なんでこんなタイトルをつけたのだろう、「生きものの記録」?
「記録」?「生きもの」?
人間は生きものだということなのか?
不思議な映画。
● 民族、国籍、個人、長い歴史

「シリアの花嫁」2004年製作
一つの映画、「シリアの花嫁」はイスラエル、フランス、ドイツの製作で、イスラエルとシリアの間にあるゴラン高原での話。

その地ははイスラエルの占領下にあって、住民たちは無国籍者である。
モナはシリア人と結婚するため境界線を超えてシリアへ行こうとする。

この家族の一人一人は考えられないくらい複雑な要素が見られる。
国籍、民族、政治的思想的立場、宗教(信仰)、婚姻によってできた新しい家族・・・
辛うじて繋ぐもの、家族の絆、人間としての思いやる心。

日本人にはおそらく理解不能な歴史の重層的なねじれ・・・
それでも家族があり会話があり、一人の女性が自分の足で一歩一歩前に向かって歩いていく状況が最後に描かれる。

ぜひ一度ご覧ください。

● ボリウッド 2倍速

一時期ボリウッドの魅力にはまったが最近ちょっと飽きてきた。
それでも気分が滅入っている時には華やかで歌と踊りのボリウッドを見たくなる。
「DILWALE」を見た。やっぱりちょっと長すぎる。
2時間40分くらいあるので試しに2倍速で見てみた。

字幕もないのでわかるかなあ、どうなるかなあと思ったが、最後まで見てしまった。
時間は半分、ストーリーの中身も薄いからこれぐらいで丁度良かった。

インド美人ヒンズー美人は瞳が大きい。
● 早口言葉

カレイシュー カレイなショー カレーにシチュー
加齢臭 華麗なショー カレーにシチュウ

インド人は牛カレー食べないだろうな
華麗なショウ で思いつくのは「オカマ・ショウ」

男と女がわからなくなった世界 そういえば歌舞伎もタカラヅカもみんな倒錯した世界

そして「加齢臭」という言葉はいつから誰が使い出したのだろうか
資生堂だろうか
チョコレート屋がヴァレンタインデーを発明するのと同じで、
化粧品屋が「加齢臭」を大々的に広告したんだろう。
● 諜報家としての「杉原千畝」

映画は真摯に作られていて好感が持てる。

杉原千畝の軌跡を見ると、人と人のつながり、SNS 的つながりを感じる。
たまたまその時点でその場所にいた2000幾らかの外国人(非日本人)にヴィザを発行することを選ぶ。
その出したヴィザから現在4万人の子孫が世界中に存在するという。
世界中に繋がっていく。

しかしそれ以上に面白いのは、諜報機関としての外交官が描かれている点である。
外交とは何か、国力とは何か、考える一助となる。
映画を通じて世界が見える、文化が見える、文明が見える。

あと二つお薦め:
「ひつじ村の兄弟」デンマーク映画アイスランド
「神なるオオカミ」中国映画モンゴルの話
最後までお付合いくださりありがとうございます。
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