26-044. メルマガ「うごくもの うごかないもの」8月 増刊号 発信
2014.08.22
26-044. メルマガ「うごくもの うごかないもの」8月 増刊号 発信
よろしく!!!
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うごくもの うごかないもの
ー人・企業・不動産ー
平成26年 8月号 その2(増刊号)
まぐまぐ ID 99461
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第一部 雑感
○ 「寝たきり」ファイル
○ くさか 日下 孔舎衙 安岡正篤
○ 不安
○ 食事をご一緒に
○ ”うえろく”のこと
○ 最近の不動産業界
第二部 映画/DVD
○ 「約束の旅路」
○ 「人生、サイコー!」
○ 「ウオルト・ディズニーの約束」:もうひとつのメリー・ポピンズ
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増刊号です。
だれか読んでくれるかな。
第一部 雑感
○ 「寝たきり」ファイル
人間の「寝たきり」、犬の「寝たきり」の問題を考えていたら
事務所に山積みされているファイルのことが思い浮かんだ。
そうだ! ファイルを「寝たきり」にしてはいけない。
重ねられたファイルはどうしても見なくなる。
忘れられてしまう。
ファイルは立てないといけない。
「寝たきり」ファイル撲滅運動を会社で推進しよう。
「生きているもの」と「死んでいるもの」を分別し、
「生きているもの」を「寝たきり」でなく「元気なもの」へと「自立」させるよう心がけてよう。
さぁ、それでは「寝た子」を起こすところから仕事にとりかかってみようか。
○ くさか 日下 孔舎衙 安岡正篤
「孔舎衙」を「くさか」と読める人は日本で何人ぐらいいるのだろうか。
東大阪の石切のあたり、生駒の山の麓あたりの古い地域である。
前からなんとなく縁があった地域だけれど、あまり詳しくは知らなかった。
知っていたのは囲碁の井山六冠王がこの地域の出身ということくらい。
最近もうひとり有名人が住んでいたことを教えてもらった。
安岡正篤である。
孔舎衙小学校を出ているという。
小学生・中学生時代に住んでいた家が保存されていた。
○ 不安
自分は運のいい人間だと常々思っている。
生野のある会で金賞を、最後の最後の残りくじで当たった。
一万円の商品券が入っていた。
会費を出して儲けてしまった。
はて、と考えてしまった。
しかしこれはちょっと出来過ぎではないか。
運が良すぎるのではないか。
運が良すぎて心配になった。
なにか悪いことが起こらなければいいが・・・
こんなことが頭をよぎった。
そして、こんなことを考える自分の器の小ささを思い知らされた。
自分の小心者さに嫌になった。
○ 食事をご一緒に
8月3日の毎日新聞を読んでいてこんな記事に出くわした:
サル化する人間社会
京大の山極寿一教授の「時代の風」というシリーズものだが、
ちょっと長いが引用させてもらう:
サルの食事は人間とは正反対である。
群れで暮らすサルたちは、食べるときは分散して、なるべく仲間と顔を合わせないようにする。
数や場所が限られている自然の食べ物を食べようとすると、どうしても仲間と鉢合わせしてけんかになる。・・・
けんかの種になるような食べ物を分け合い、仲良く向かい合って食べるなんて、サルから見たらとんでもない行為である。
なぜこんなことに人間はわざわざ時間をかけるのだろうか。
それは、相手とじっくり向かい合い、気持ちを通じ合わせながら信頼関係を築くためであると私は思う。
・・・
ところが、・・・近年の技術はこの人間的な食事の時間を短縮させ、個食を増加させて社会関係の構築を妨げているように見える。
自分の好きなものを、好きな時間と場所で、好きなように食べるには、むしろ相手がいないほうがいい。
そう考える人が増えているのではないだろうか。
でも、それは私たちが食事によって育ててきた共感能力や連帯能力を低下させる。
故人の利益だけを追求する気持ちが強まり、仲間と同調し、仲間のために何かしてあげたいという心が弱くなる。
勝ち負けが気になり、勝ち組に乗ろうとする傾向が強まって、自分に都合のいい仲間を求めるようになる。(引用終わり)
そこで出した私の結論:
さぁ どこかに一緒に食事にいきましょう。
どこかいい料理屋かレストランに招待いたしますよ。
お声を掛けていただいたら、どこへでも喜んでお伴しますよ。
○ 「うえろく」のこと
「うえろく」 と言えば 上本町六丁目、
これを略して 「うえろく」。
そんなん 分かりきったことやん。
(私の友人たちは当然そう言う)
ところがこれが通じなくなっているらしい。
若い人だけでなく、タクシーの運転手でもわからないのがいるらしい。
外国人観光客には「UEROKU」ではわからんかも、
近鉄の駅も「上本町駅」になってるし・・・
「上六」のハイハイタウン裏、庄助さんで同窓会の反省会をしていて
こんな話題が出た。
○ 最近の不動産業界
収益物件がない。
一億円レベルの物件は払底してしまったようだ。
これは個人でも買えるレベルで
ローンがつきやすい。
お医者さんで買うひとが多いらしい。
銀行が金を貸すらしい。
今の世の中で、お医者さんの将来は結構不安なようだ。
病院経営も難しくなっていく。
そんななか収入と資産の安定化を図っているのかもしれない。
収益物件で2億-3億となると中小中堅企業が参加してくるようだ。
それに海外から中国・韓国・東南アジアか投資家が買いに来るという。
日本から外国へ行く話も増えていて、
不動産のぶんやでも国際化が進んでいく。
不動産業界のやり方もますます変わっていくのだろう。
第二部 映画 DVD
iTunes でレンタルしたり、
アマゾンでDVDを購入したり、
毎日のように映画を見ています。
最近見たDVD、映画の中から
○ 「約束の旅路」
イスラエルとハマスが戦いをしている今の状況で
この映画を話題にするのは難しいかもしれないが・・・
2005年ベルリン映画祭賞受賞作。
1984年に実際に行われたエチオピアのユダヤ人救済作戦「モーゼ作戦」のお話。
スーダンからイスラエルへ8000人を輸送した。…
キリスト教徒の母親が子を救うためにユダヤ人の母親に息子を託す。
イスラエルに着いた後ユダヤ人の母親は死んでしまい、
黒人少年はイスラエルのフランス系家族の養子となる。
彼の三人の母親とポーランド系の恋人にまつわる話で、
白人と黒人、人種差別、ユダヤ教・キリスト教といった問題が浮かび上がってくる。
自分のIDを偽って生きる辛さ、トラウマ。
ひとりの人間にこれだけの歴史と繋がりが交錯している。
国が違い、民族が違い、肌の色が違い、
肉体的に異なった人間が一緒に生きていくことの難しさ。
こんな一人ひとりの人間が生きていることを前提に
国際問題、紛争について議論しないといけないだろう。
○ 「人生、サイコー!」
カナダ映画をリメイクしたらしい。
ポーランド移民の2代目デヴィッド・ウォズニアックは
家族にパリ旅行プレゼントするために精子提供者となる。
(こちらもポーランド人の設定になっている)
あまりに頑張りすぎて、そして成功しすぎて
533人の父親になり(知らないうちに)、
20年後にそのうちの142人から身元開示の裁判を起こされる。
こんな荒唐無稽なシチュエーションから見事な物語が繰り広げられる。
生物学的つながりと家族というもの、
「人間みんな家族」というような笹川良一的人類家族論も一考に値するなぁ、
なんて考えてしまうようなおもしろさ、おかしさ。
人間関係、いろんな関係がすべて肯定されるような世界観。
一見の価値アリ。
○ 「ウオルト・ディズニーの約束」:もうひとつのメリー・ポピンズ
予想していたのと全く次元の違ういい映画でした。
タイトルからはディズニーからの視点が中心になっているようですが、
「メリー・ポピンズ」の原作者トラバース夫人の頑固振りが非常に好感を持って見られます。
ひとつの癒しの物語、年少時代のトラウマ回復のお話。
映画「メリー・ポピンズ」からこのような重層的な映画が作られたことに敬服しました。
タイトルの付け方に不満があります。
私なら「もうひとつのメリー・ポピンズ」という題をつけたいと思いました。
みなさんはいかがでしょうか。
銀行勤めのお父さんは大変なんだろうか。
監獄生活なんだろうか。
お父さんにとって子供が救いなんだろうか、
また反対に子供からそんな風な不自由な人生と見られているのだろうか。
軽々と想像力の天空に浮かび上がっていくには
小説や映画といったフィクションが必要なんだろう、
そんな感想をもちました。
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