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お知らせ

24-034. うごくもの うごかないもの 平成24年11月号

24-034. 「うごくもの うごかないもの」 平成24年11月号
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うごくもの うごかないもの

ー人・企業・不動産ー

平成24年 11月号

まぐまぐ ID 99461

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第一部

○ 「杉の実サロン」
○ 75周年、(45周年)、25周年
○ 承継

第二部

○ 同窓会の季節
○ 10年前の先見の明
○ 「ロボット」と「ファミリーツリー」
○ ローカルな話

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第一部

○ 「杉の実サロン」

第十三回「杉の実サロン」に朝倉秀実大阪府議会議員(生野区選出)を招いて話を聞きました。
以前には「大阪維新の会」の松井幹事長の話を聞いたこともあるので興味を持って聞きました。
タイトルはこちらが勝手に「ある府議会議員による橋下徹試(私)論」としました。

朝倉氏は橋下氏を府知事に擁立するときに自民党の中心となって動いた経験と
それ以降大阪府政で橋下府知事と府の政策に直接関与してきたことから
言いたいことがたくさんあるだろうと推察できました。
維新の会に対しても思うことがいろいろあるだろうと想像できます。

朝倉氏のお話は非常にバランスのとれた分析に基づいていて
説得力のあるものでした。

大阪府という地方自治体の具体的な問題点を分かりやすく説明してくれました。
それと同時に橋下氏の魅力と行動力・能力について評価する点は認めながら、
最近の国政へ関心が移り地方・大阪への当初の問題意識が薄れてしまっていることを批判していました。

30名の出席者からは次から次へ質問が出て、予定の時間を大幅に超えて論議が続きました。
またこれからもいろいろ聞いてみたい気がしました。

○  75周年、(45周年)、25周年

東大阪商工会議所創立75周年、布施商工会議所から数えて75年になるそうだ。
布施、、枚岡、河内が合併して、東大阪商工会議所という名称では、45周年ということだ。

「押入れ産業」設立25周年。
トランクルーム事業という新しい分野に参入するために
フランチャイズというよくわからない形態の下で加盟したのが
22年前のこと。

その記念式典のときに加盟店の方から思い出話が披露されました:
「会社の名称は“押入れ産業”です」
博報堂が練りに練った会社名を発表するばに立ち会ったあの日から早25年。
・・・
まだ若かった私は、社名発表の瞬間、
「大の大人がこれだけ集まって“押入れ産業”、冗談だろ!」
と思わず吹き出していまったのを思い出します。
・・・」

若かったその人も今や50台の貫禄十分の社長となった。

過去の蓄積のうえに現在がある。
その間に多くの人たちの絶えざる活動が行われてきた結果がこの日の周年事業に集結している。

20年、25年で世代は変わっている、登場人物は変わっている。
亡くなった人も多い。
25年前若かった人も今やもう若くはない。
過ぎてしまえば早い。
一瞬の間。

立て続けに周年記念の会に臨席する機会を得て
こんな感慨を持ちました。

○ 承継

次世代に残すべきもの、次世代へと繋いでいきたいメッセージは多い。
しかし、自分たちが生きている間にきちんと片をつけたいものも多い。
最近不動産のことで相談を受けるのはそのような案件が多い。

息子や娘では訳が分からなくなってしまうだろう、
自分が生きているうちに処分してしまいたい、
そんな不動産のご相談である。

リゾート地のお話、山林のお話、人に貸している不動産、などなど
進入路がない原っぱ、京都の借地、遠方の地方の豪邸・・・
みんな簡単でないものばかりだ。

今まで手を付けていなかったものだけに時間がかかる。
最終的な処分までに時間がかかる、エネルギーが必要となる。

分かりやすい形にして次世代に引き継ぐのはなかなか大変だ。
時間とエネルギーが必要だ。

第二部

○ 同窓会の季節

4年ごと、オリンピック・イヤーに開催している我らが八尾市立山本小学校の同窓会が無事終了した。
幹事長という肩書をいただいたのでプレッシャーを感じたが
同時に楽しくその役をやらしてもらった。

聞くところによると小学校の同窓会は珍しいらしく、
われわれは幸運なようだ。
1957年(昭和32年)卒業、さくら組・すみれ組・ゆり組・きく組
卒業アルバムに記載されている卒業生総勢197名、
分かっている物故者が 男11名、女4名、計15名
郵便物が届かない人もいるので、
最終的に住所が分かっていて手紙を出したのが 160名、
返事があったのが 125名、
出席者が 49名。

つぐづく同窓会に出席できる幸せを噛みしめる。

しかし、それでも同窓会ではもっぱら死ぬ事のお話し、
お墓のお話し。

4年先、リオデジャネイロ・オリンピックまでは生きているかどうか分からないという心細い話ばかり、
中間の2年後だとちょうど70の卒寿、なんとかそれくらいでもう一度やりたいものだというお話し。

仏滅の日曜日、シェラトン都ホテルでは結婚式が一つ、
後は同窓会がいくつか。

受付をしながら、
「あれ、あの元気そうな人はうちの同窓会ではないなぁ、
あそこのあの人は全然見たこともない人やけど、
あの足元フラフラ振りは、きっと同窓生やで!?」

悪態をこきながら、
それでも二次会まで楽しく人生のひと時を過ごせました。
同窓会 バンザイ!

○ 10年前の先見の明

愛知県犬山にある明治村に行って手紙を書いたことはよく覚えている。
10年後に配達されるというサービスを面白がって、大急ぎで書いたのをよく覚えている。
誰と何の機会に行ったのか、それは覚えていない。
また、なにを書いたのかはまったく覚えていなかった。

その手紙が届いた。
きちんと10年後に届けられた、11月に。

宛先は、妻。

10年後にも生きていると望んでいますと,まず書いています。
生きていれば面白い冗談になるだろうと書いています。

未来の10年はどうなるのわからないものだが
過去の10年というのは早いものです。
これからの10年も幸せでありますようにと書いています。

10年前も死ぬことを心配していたのです。
配偶者が逃げ出してしまわないかとも心配していました。

最後に、追伸で、こんな風に書いています:
10年後も元気で子どものことを心配していますように。

よかったのか悪かったのか、先見の明があったと言えるのか、
十年たった今妻と一緒に子どものことを心配しています。

十年前にこんなことを考えていたのだが
今から後十年経ってもおそらく子どもたちのことに心煩わせていることなんだろう、
もし生きていたとして。

○ 「ロボット」と「ファミリーツリー」

インド映画「ロボット」とアメリカ映画「ファミリーツリー」を見た。
いずれもレンタルして見た。

「ロボット」はiPadで見た。
iTunesで初めてレンタルしました。
iPad にダウンロード、結構時間がかかりました。
レンタル料 500円。
視聴始めてから48時間で終了してしまうようです。
一定期間のうちに視聴を開始しないといけない規定になっています。

「ロボット」はボリウッド(ボンベイのボとハリウッドを合わせて作られた言葉)映画独特の
ミュージカル、音楽・ダンスと荒唐無稽なストーリーで退屈させない。
ハリウッド映画のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズのコンビに対抗するような
小太りオジサンと妖艶なインド美人との組み合わせ。
学習能力を持ったロボットが人間化していく寂しさ、恐ろしさも垣間見られる。
とことん論理的な話の展開。

「ファミリー・ツリー」の方はパソコンにダウンロードして見ました。
ジョージ・クルーニー演じる父親と子供たちとのやり取り、
植物人間となってしまった妻の浮気への対応・・・
楽園ハワイでいとこ達との血縁一族の環境の中で繰り広げられるヒューマン・コメディといったところでしょうか。
ハワイ王国の末裔という設定自体も興味深いものでした。
(原作があるようです)

○ ローカルな話

八尾のお話。

駅前に「歯ブラシ」の像があたかも芸術品のように祭られている町、
八尾(やお、と発音します)。

「八尾」がどこにあるか、知らなくても
「八尾」のことを聞いたことがある人はだいぶ増えたことでしょう。

前には千葉にいる友人や埼玉の知り合いに八尾を説明する必要がありました。
昔は「やつおまち(富山市八尾町)」の盆踊り(おわら風の盆)の方が有名でした。
今は河内音頭より安中の方が有名かもしれません。
そのうちにツアーができるでしょう。

橋下さんや松井さんのおかげでしょうか。

週刊文春にミキハウスの社長の記事までが出るようになりました。

「八尾」を紹介してみましょう。
人口 27万人
面積 41平方キロ

「平成19年に工業出荷額で東大阪市を抜いたことはあまり知られていないが、
人工衛星で有名なものづくり都市東大阪を上回る産業力を持つ都市である。」(ウイキペデイァ)

地理的には
「東に信貴の峯高く、西に難波の海広し、
玉串川の清らなる、心をここに山本校」
(我が山本小学校校歌 参照)

有名人は
弓削の道鏡
もう一人の生臭坊主、
今東光(河内を悪名高くした勝新太郎・田宮次郎の映画の原作「悪名」)

他に
天童よしみ
桑田真澄(野球好き地域)

今回の維新の会の国政進出のお話、
ローカルからナショナルへ。
国会議員まで巻き込んで大丈夫なのかどうか?
反対に巻き込まれて大丈夫なのかどうか?

海千山千の融通無礙のモンスターたちの中で
ローカルからナショナルへと筋を通して行けるのかどうか?

今回はこれくらいにしておきます。
最後までおつきあいありがとうございます。
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