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月別アーカイブ: 2015年4月

15-007. プルースト的時間

 最近フランスのことを積極的に話そうと思い、フランスのことを勉強している。
フランスへ行ってフランスで生活して日本とどんなふうに違うか、何が違うか・・・そんなことを伝えたいと思って「巴里カフェ」を始めた。

 フランス的なものはなにか、何が違うか、と頭を悩ましていたが、一番基本的になにか時の流れが違うような気がするので、文学的にプルースト的に時間を使ってみることを思いついた。
(日本人がみんな歳をとり、引退生活・隠居生活が現実の形になっている現代日本ではアクチュアルな発想だろう)プルースト

 そんなことを考えていたが、まったく偶然にも昨日iPadで見たフランス映画「ぼくを探して」(原題 ATTILA MARCEL)はプルーストを土台にした映画で、重要な登場人物の名前がプルースト夫人で、すべては記憶の中にあるとマルセル・プルーストが映画の冒頭に引用されている。
有名なマドレーヌ菓子を契機にして過去の記憶と現在を行き来する設定になっている。ぼくを探しに

 それはそれとして、ここで書きたいのは、「成城石井」へいって美味しいお菓子を買ってきて食べました・・・ということ。

 毎朝紅茶を飲むのだが、アーマッドティ AHMAD TEA  の ENGLISH AFTERNOON のティーバッグがちょうど終わってしまった。何日か前から、家内と買いに行かないといけないいけないとかないと話しているうちに日が経ってしまい、今日に至ったというわけである。
近所の「万代」にはおいていないので、近鉄大阪線で上六まで出て、地下の「成城石井」で目的の紅茶を購入した。

 一緒にスコーンとヨーグルトを買った。

 帰ってsconeを辞書で見てみた。英語らしい。(米語でなく)
「柔らかく平らで丸いパンケーキ」大修館アクティブジーニアス英和辞典2003年第6刷
(米)=biscuitとしてあった。
ちょっと違和感がある。

 ヨーグルトの方はすごいぞ!
「デザートヨーグルト”ヴァニーユ”」(「バニラ」でなくて「ヴァニーユ」だ!)
「パティスリー界のピカソ、ピエール・エルメ」
ご存知ですか、パティスリー界のピカソ!ですよ。成城石井2

 フランスは国を挙げて20世紀の巨匠ピカソのブランドを世界に普及させる文化戦術をとっているようだ。
モナリザの次の目玉は「ピカソ」である。

 こんな文句ばっかり言っているようでは、プルースト的時間に浸ることはできない。
味わおう:ベルガモット香料の紅茶とスコーンとピエール・エルメの「アンフィニマン ヴァニーユ」を。

 (この「文体の練習」は村上春樹を目指しているのだが、いかがな採点になるでしょうか?
苦労しながらいろいろブランド名をいれて読者受けを期待しているのですが・・・)
 

 

 

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