TEL06-6976-6194

受付時間9:00〜17:00(土日祝休み)

お問い合わせ
TOP杉浦 勝昭 › 月別アーカイブ: 2014年4月

会長ブログ

月別アーカイブ: 2014年4月

14-014. 当事者

14-014. 当事者

 法律事務所の交流会で弁護士先生のお話しを聞いた。

 

 テーマは契約についてで、非常に基本的なことから始まったが、「目からウロコ」のような内容が次から次に出てきた。本当に基本は大切だと痛感した。

 

 その一つに「当事者」ということがある。契約は当事者二者の間で結ばれる約束事である、という極めて簡単に見えることなのだが、当事者が誰であるかというまずその第一歩からきちんと把握しなければならないということ。

 契約はその度内容が変わってくるはずだが、われわれは得てしてどこでも使われている、どんな状況でも対応できる汎用型の契約フォーマットを使用することが普通である。

しかし個々の契約は、誰のための契約なのか、何のための契約なのか、そこを明確に意識しなければならない。こんな当たり前のこと・・・ところが実際にはなかなか行われていないことである。

 

 われわれが契約をする場合、契約の当事者として、必ずどちらか一方に位置するはずなので、その立場から契約を見、作成しなければならない。曖昧な宙に浮いた立ち位置で物事に携わる訳にはいかない。

 

 こんなことを考えていると、あらゆることについて「当事者意識」をもって接することの重要性に思い至った。意見を言う時に外部のコメンテーターが無責任に発言する。なんとなく分かったようなことを正論めいたことをいう。ところがそのことを最後までとことんやり抜こうとして口に出しているのではない場合がある。発言のための発言。こういったのは、なんとなく鼻につく発言である。

 

 囲碁の場合、実際に戦っている対局者と外から見ている解説者とは全く違うようだ。同じプロでも実戦の対局者の思考密度は比較にならないようだ。

 

 われわれの仕事の場合も、最初からあーでもないこーでもないといった自分の問題として考えていない発言や最初からできないことばかり引き合いに出して言い訳・逃げ道を言うのは自分にこのような「当事者意識」がないからではないだろうか。自分の会社や上司の悪口を平気で言う人や責任を自分で引き受けようとしない人に出会うと、そりゃ違うやろ、と言いたくなるがそんな人たちの「当事者意識」の欠如が嫌なのだと今更ながら気がついた。

 

14-013.  犬も歩けば

 「杉の実だより」という広報誌を出しているが、内容的には特に定まったものもなく、社員各人がまったく勝手にテーマを決めて書いているので、近所の名所案内やおいしいラーメン屋紹介、関心のある話題などまったくマチマチである。これが結構評判がよく、読んでいて楽しいのだが、編集はそれなりの時間がかかる。

 

 メルマガというのは、「まぐまぐ」から登録者に発信しているもので「うごくもの うごかないもの」というタイトルで毎月15日に出している。こちらの方も特に内容的な縛りはないが、仕事のこと、不動産のこと、社会の動きのこと、人生の感慨、読書感想・映画感想など書き連ねている。日頃書き連ねたものをまとめるだけなのだが、月に一回継続して行くのは自分で自分に課した枠組みとなっている。

 

 今月の前半はそんなことであまり余裕がなかったが、この何日か異業種交流会やセミナーといった会合に顔を出す機会があった。お誘いを受けた面白そうなテーマのものに参加したら、こちらの会ではこの人に、あちらの会ではあの人にと、知った人とかぶって出会うことが多かった。好奇心が強く、このような活動に熱心な人の輪は限られているのだろうか。

 

 しかしどんな会でも出ていけば必ずなにか面白いことに出っくわす。人であり、話題であり、知識であり、なにか得るところがある。こちらの悩みを言えば、あちらの悩みを打ち明けられる。世の中の最新の動きが聞ける。仕事へのつながりもできてくる。

 犬も歩けば・・・まさにそんなことを実感する。

 

 

最近投稿された記事

カテゴリー

月別アーカイブ