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会長ブログ

月別アーカイブ: 2012年3月

12-007. 情報の共有化

 

情報を共有化すべきであると、いろんな教科書に書かれている。

みんなで情報を共有化して同じ方向に向かって協力して進んで行こう

そんな原理なのだろう。

 

ひとりひとりのレベルでは、自分のところへはみんなの情報が入ってこない、

みんなは情報をくれない、といった不満が出てくるようだ。

情報の共有化をしよう、共有化をしなければならない、ということから

当然自分のところにすべての情報が集まってくる、与えられるものだと思っているひとが多い。

 

情報の共有化という掛け声であらゆる情報情報がおのずと自分のところに与えられるはずで

それを待っているだけのようだ。

 

情報の共有化とは、おそらく自分の持っている情報を他の人みんなに知ってもらうこと

他の人と共有しようとすること、これが出発点にならないといけないのだろう。

 

与えられるのでなく、与えること、

受け取るのでなく、出すこと。

待つのでなく、こちらから赴くこと。

 

おそらくこんな基本的な心理の姿勢から情報の共有化、

コミュニティの形成が始まるのだろう。

 

最近ふと感じたこと。

12-006. メルマガ「うごくもの うごかないもの」平成24年3月号配信

メルマガ3月号が出ました。
以下に転載いたしますのでご笑覧ください。

読むのが面倒な方も、是非配信の登録をしてください。
お・ね・が・い・い・た・し・ま・す。
http://sugiura.co.jp/mailmagazine/

以下に転載。

CIMG4197.JPG□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
     うごくもの うごかないもの
       ー人・企業・不動産ー
        平成24年 3月号
       まぐまぐ ID 99461
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  第一部 

 ○ パリ交遊会
 ○ 決算
 ○ 最近の不動産動向に
 ○ 不動産ランチの会

  第二部

 ○ フランスのパリで見たもの
 ○ つながり
 ○ 人生の50年

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  第一部

 ○ パリ交遊会

CIMG4230.JPG この時期のハイライトは、なんといっても2月末から3月初めの一週間のパリ旅行です。

 オペラ地区で日本の高級食材を販売している「WORKSHOP ISSE」社の協力を得て、
これまた高級で本格的な日本レストラン「眉山」で「杉の実交遊会 パリの夕べ」を開催しました。

 WORKSHOP ISSE:http://isse-et-cie.fr/
 眉山:http://isse-et-cie.fr/bizan/?lan=japanese

 (日本料理は現在世界中でもてはやされてはいますが、
どこでも sushi と yakitori ばかりで、
中国人が経営している安いお店です。
最近はパリではラーメン屋も流行っているようですが・・・
きちんとした本物の日本料理を食べさせるところはむしろ減っている感じです。)

 パリの日本人会の会長や長くパリに滞在している日本人武道家とそのフランス人夫人、
古くからの友人の日本人絵描き、日本の小物を売っている店のオーナー、日仏夫婦、
日本人会計士、昨年弊社に研修で来ていたフランス人などなど、
今までお知りあいになった多種多彩な人にお集まりいただきました。

  SOMMELIER KITAYAMAさんの説明で、
WORKSHOP ISSE のオーナーの提供する日本酒に味わいながら
MAITRE SUSHI の ADACHIさんのお料理に舌鼓を打ちました。
こんなブランドのお酒は日本でも飲んだことがありませんでした:
惣誉:http://www.sohomare.co.jp/
獺祭:http://asahishuzo.ne.jp/
楯野川:http://www.tatenokawa.jp/sake/index.html
パリで発見! 日本酒!

 このような交流からネットワークが広がっていきそうな予感がします。

 ○ 決算

 会社の期は暦年の1月ー12月になっているので、
12月締めで2月中に決算し、書類を作成し税務署に届けなければならない。
唯でさえ短い2月なので気持ちの上ではさらに慌ただしい気持ちになる。

 黒字を出してたくさん税金を払いたい、などとカッコイイことを言いいたいが
本心を明かせば、そんな心境からは程遠い。
もちろん業績よく儲かればいいのだが、
それでも税金を取られるだけという気が一方ではする。

 できれば、税金を払わずに会社が安定して栄えていく、
そんなことが理想であろう。
若干の赤字で税務署から調査も入らない、
そんな決算が中小零細企業には理想かもしれない。

 ところが、他方銀行にはカッコ良くしておかなければならない。
決算をキレイにして、いつでも借金できるようにしておく必要がある。
また、会社の業績を説明する立場になるので、
学期末の通信簿を親に見られるような気分である。

 ちゃんと金利を払い元本を返しているのだから
文句を言われる筋合いはないはずだが・・・
たとえば10億円の借金をしている企業が、金利2%を払っているとすれば、
年間2000万円もの金利を払っている。
年収500万の銀行員を4人も賄っている勘定になる。
こちらはお客さんなのだ、
こちらが雇用者なのだ。

 あー、それなのに銀行に対してはなんとなく弱い立場にいるような気になる。
下手に出てしまう。
遠慮が先に立つ。

 さー、頑張って借金を返そう、
早く返そう。
そして、目指そう、 無借金経営を!

 いまのところ 夢のまた夢。

 ○ 最近の不動産動向に

 世の中の経済は低迷している。
不動産の動きも全体的に見れば低迷している。
(ただし二極化して、いいところはよく、悪いところは悪いのでしょうか)

 今業界で話題になるのは収益物件のことと
土地有効活用での介護事業関連の話くらいである。
(建売事業は相変わらず頑張っているようだが・・・)

 弊社でも収益物件購入を考えている。
収益性、築年数、地域、考えれば考えるだけ難しい。
いい物件は足が速い。
建築確認検査済み証がない物件も多い。
銀行の融資が付かない。
将来修繕工事が発生しそうだ・・・

 収益物件を探しているところも多いようだ。
求めるものはみんな大体同じようなものになる。
美人の取り合いになる。
手ごろな物件がなくなる。

 婚活、就活、収益物件探し・・・
いずれも難しい。

 どこで手を打つのか、
なにを判断基準にするのか・・・

 優柔不断になる。
決心がつかない。

 
 ○ 不動産ランチの会

 またまた始めてしまいました。

 不動産の仕事は、縁のもの。
人と人とのつながりが大事で、
確実な情報をもとに仕事をするには
確実な人とのネットワーク作りが肝要。

 信頼できる不動産業者さんたちととりあえず昼飯を食べる会を始めました。

 頼りない業者さんと話していると問い合わせてもなかなか返事が返ってこない。
情報がつながらない。
情報の質が分かりにくい。

 表に出てしまう前の情報は価値が高い。
商品化される前に教えてもらえばこちらも働き甲斐がある。
そんな情報交換はよく知った信頼できる仲間でないとできない。
ネットワーク作りが肝要な訳である。

   第二部

 ○ フランスのパリで見たもの

CIMG4295.JPG 今回のパリ一週間滞在で見たもの、発見したもの。

 ホテルは、パリの町はずれ、南西の端っこ、
地下鉄8番線の終点駅「BALARD」の近くにあるPULLMANというホテル。
ベルサイユ宮殿のある郊外ベルサイユへと続く「ポルト・ド・べルサイユ」はすぐお隣りです。
滞在中の一週間はちょうどそこでフランスの「農業サロン」が開かれていました。

 最後の土曜日に覗いてみました。

 ファッションやブランド商品の都パリは
農業国フランスの都でもあるのです。

 一週間で68万人を超える入場者が
パリだけでなくフランス全土から、
さらに外国からも訪れています。

 実際に行ってみると、
すごい、すごい!!!
一見の価値があります。

 メインの1号館には鶏、ウサギ、羊、ヤギ、
CIMG4292.JPG豚、そしてなによりも牛が、乳牛が、肉牛がいました。
インターネットでの説明では総計5000頭近い動物が出展されていたようです。
写真を撮りましたがメルマガで見せられないのが残念至極。
ただあの大きさ、巨大さは写真では撮影できません。

 乳牛の乳房の巨大さ!
一頭の乳牛から毎日牛乳をどれくらいとれるのでしょうか。
はち切れんばかりの乳房は崇高な感じがします。
フェデリコ・フェリーニかイタリア映画の豊満な女性に負けないくらい魅力いっぱいでした。

 毎年最優秀賞の動物が選ばれますが、
牛の部門では2年連続で表彰されているようです。

 藁を、ゆったり悠然と、ムシャクシャしている牛を見て
こんなやつを食うんだ、肉食するんだ、
なかなかうまそうだ、なんて気になるから不思議。

 チーズも新鮮でうまそうだ。

 まわりは、
ひと ひと ひと!
都会の人でなく、田舎から出てきたらしいと思える顔つきの人もいる。

 フランスは、農業国、畜産国、そして
食べ物の国であると再認識しました。
生きることは食べることです。

 3号館は国際展示場になっていて
CIMG4297.JPG世界中から参加していました。
もちろん日本からもブーツがでていて
お酒や調味料、お餅やたこ焼きなど、
食品・食材が展示販売されていました。

「農業サロン」: http://www.salon-agriculture.com/
「農業サロン」(フランス ウイキペディア):  http://fr.wikipedia.org/wiki/Salon_international_de_l%27agriculture

 ○ つながり

 八尾アリオの丸善で二冊の本を衝動的に購入しました:
「さいごの色町 飛田」と「あんぽん 孫正義伝」

 どちらも面白そうなので買ったのですが、
まったく種類の違った作品だと思っていました。
ところが読んでみると、この二冊をつなぐものがありました:
差別されるものというテーマです。

 「飛田」は不思議な空間です。
誰もが目をつむる、見てみない振りをする
在るのかないのか分からない世界、といった感じです。
単に「風俗」と定義づけできない、
ヤクザも警察も正式社会も知らない風をしているようです。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%94%E3%81%AE%E8%89%B2%E8%A1%97-%E9%A3%9B%E7%94%B0-%E4%BA%95%E4%B8%8A-%E7%90%86%E6%B4%A5%E5%AD%90/dp/4480818316/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1331705520&sr=1-1

 佐野真一はいろいろ面白い切り口でノンフィクションを書いていますが、
この「あんぽん 孫正義伝」も期待に違わず興味津々で読めました。
孫正義は、在日三世でその歴史的背景を詳しく調査しています。
韓国から出てきて炭鉱で働いた祖父母たち、
北九州でパチンコ商売で財をなす二代目。
家族親戚縁者の軋轢を描写する中、
著者佐野真一は特に父親に興味を持って取り扱っています。
 
 日本における在日のケーススタディになっています。
民族・歴史・個人の資質が交錯して捉えられ
考えさせられる点の多い本です。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%93%E3%81%BD%E3%82%93-%E5%AD%AB%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E4%BC%9D-%E4%BD%90%E9%87%8E-%E7%9C%9E%E4%B8%80/dp/4093882312

 著者がしきりと「スティ-ブ・ジョブズ」の伝記いまけないものだと表明しているので
逆に「スティーブ・ジョブズ」を読む気になりました。

 ジョブズは生みの両親から捨てられ
養親に育てられている。
実の父親はシリア人学生だそうです。
そんな人種的なファクターも、この二冊、二人をつないでいます。

 1950年代から今までのシリコンバレーという環境、
IT分野で躍動するさまざまな登場人物、
特筆すべき伝記だと思います。
「本書を読まずして、アップルもITも経営も、
そして、未来も語ることはできない・・・」
と書かれているのは、決して誇大広告ではありません。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E3%82%BA-I-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/4062171260/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1331706459&sr=1-1

 フランス旅行に旅立つとき関空の「ツタヤ」で
何気なく一枚1000円のDVDを買いました。
中身もよく見ず、値段と面白そうなタイトルに惹かれて買ったのが:
「バトル・オブ・シリコンバレー」。

 ジョブズとゲイツの攻防を描いた1998年制作の映画でした。
パリへ着いてからホテルの部屋で気がつきました。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC-DVD-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AF/dp/B0061R4LHO/ref=sr_1_1?s=dvd&ie=UTF8&qid=1331706636&sr=1-1

 つながりを感じます。
すべてのものが繋がっている。
繋がっていく・・・
そんなことを感じる今日この頃です。

 ○ 人生の50年

高校同窓会20120310.jpg 高校の同窓会が上六のシェラトン都ホテルで開催されました。
高校第十五期生として9つのクラスから卒業したもの450名のうち
30数名物故者
120名の参加者を数えて盛大に催されました。

 食事・歓談の後の締めくくりとして、
世話役が「サプライズ!」を用意していました。
TV番組「チチンプイプイ」で母校が登場したとき、
クラブ活動として紹介された弦楽オーケストラ「アンサンブル」の演奏です。

 ヴァイオリン・ビオラ・チェロなど弦楽器ばかりの35人の現役高校生たちが
先輩たちのために初々しい姿を見せてくれました。
モーツアルトに始まって、われらが流行歌舟木一夫の「高校三年生」と校歌まで弾いてくれました。
67才になった昔の卒業生は若い弦に合わせて蛮声を張り上げて歌いました。

 テーブル席と舞台とは空間的にはほとんど接するほど。
ところが両者の間を隔てる時間:50年!!!

 過ぎてしまえば・・・一瞬。
50年前の昔はあちらだった。
50年経ったらあなたたちもこちら側になるんだよ・・・

 第64-65期の16-17歳の高校生の弦音に合わせて
一生懸命声を張り上げる先輩諸氏。
50年のタイムラグを一瞬にして飛び越えてしまう。

 過ぎてしまった50年・・・
どこかに詰まって存在しているのだろうか。

 今回はこれくらいにしておきます。
最後までおつきあいありがとうございます。

◎うごくもの うごかないもの -人・企業・不動産-
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http://archive.mag2.com/0000099461/index.html

12-005. 同窓会 50年の時間
高校同窓会20120310.jpg

 

高校第十五期生120名シェラトン都ホテルに集合。

幹事が「サプライズ!」として用意した催し物:

TV番組「チチンプイプイ」で紹介された母校のクラブ活動弦楽オーケストラ「アンサンブル」35名の演奏。

モーツアルトに始まってわれらが流行歌舟木一夫の「高校三年生」と校歌まで弾いてくれた。

若い弦に合わせて蛮声を張り上げる67才になった昔の卒業生。

舞台とテーブル席の間は50年。

過ぎてしまえば・・・一瞬。

50年前の昔はあちらだった。

50年経ったらあなたたちもこちら側になるんだよ・・・

 

 

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