10-048-2. コミュニケーション! コミュニケーション!
2010.05.20
10-048-2. コミュニケーション! コミュニケーション!
「日経トップリーダー」5月号を事務所の全員に回覧してもらいました。
特集が「なぜ社員10人でも分かり合えないのか?」というものであったからです。
ぜひ全員に読んでもらって、コミュニケーションの問題を考えてほしかったからです。
社員14名で世界に通じる企業コミーでのコミュニケーションのケーススタディが書かれています。
特に感心したのは、「文字化」という工程と「物語化」という発想です。
小さな会社の場合、口頭で分かるから口頭のままになってしまうことが多い。
しかし大事なのは必ず「文字」に落とし込むことで、これによって共有化が図られる。
もう一つは「物語化」という考え方で、これは、主人公(主体・能動者・実践者)がいて、
また、物事には始まりがあって、経過があって、結果・解決があるという
一つのまとまりとして物事を理解・把握しようとする考え方です。
われわれの仕事ではこのような「物語化」、物語の要素に分解してそれを組み立てていく発想、
これは非常に役立つと思う。
漫然と前進しようとするのではなく、物語とすれば、今どのステップにいるのか、
これからこの物語はどのように進展していくのか、
どのように進展させようとしているのか、
想像力を働かせいくときに、非常に役立つ発想です。
10-048. コミュニケーション
2010.05.16
10-048. コミュニケーション
分厚い本なので買ってみた。
タイトルが「ピープル・スキル 人と”うまくやる”3つの技術」 ロバート・ボルトン著 宝島社。
535ページ。
日本のビジネス書で、コミュニケーションやうまく話すや営業術なんかを書いた本は
200ページもなく経験談、経験則が書いてあってそれなりに面白いが
たいてい2時間くらいでパラパラと読み終わっても問題ないのがほとんど。
だからちょっと分厚い本をゆっくり読んでみようかと
へそ曲がり精神で購入してみた。
(アメリカ人の話もエピソードめいた長話が多くて
くだらない時も多いが、妙に説得力がある場合もあるので
判断が微妙)
なんでこの本を取り上げたいかといえば・・・
最初のところがショックだったから。
「コミュニケーションを阻む障害」という章で
「人間関係を破壊する「十二の対応」」が列挙されている:
批判、悪口、診断、称賛、命令、脅迫、説教、質問・尋問、忠告、ごまかし、論理的説得、元気づけ。
これを3つのカテゴリーに分類:
判断する、解決策を伝える、相手の問題を回避する。
このあたりを読むと、自分がいつもいかにまずいことをしているかが痛感できる。
相手の話を聞きながらすぐに判断して、
こうした方がいい、ああした方がいいとアドバイスを与えたがる。
そして、相手の言うことを聞いているふりをして(あるいは、聞いていながら、なんとかこちらの考えを受け入れさせようと)相手の問題からこちらの問題へと話題を誘導しようとする・・・
あーぁ!
他人の話に耳を傾けるというのはいかに行っていないことなのか、
本来的には極めて難しいことなのだ。
おそらく非常に意識して、訓練されてできることなのだ。
しゃべるのを止め、
・・・?
止めることはおそらくできないので、
しゃべるのを控えめにして、
相手に話してもらえるよう
一歩引いて自分のコミュニケーション態度を見つめなおしてみよう。
こんなことを反省している今日この頃です。
10-047. 「インビクタス」
2010.05.16
10-047. 「インビクタス」
「インビクタス 負けざる者たち」
ぜひ見たいと思っていた映画だ。
クリント・イーストウッドが監督した、南アフリカで行われたラグビーのワールドカップの話である。
見ようと思っているうちにロードショーは終わってしまいまだ見ていない。
DVDで見ることになりそうだ。
今ここで話題にしたいのは原作の本のこと。
話題になった映画だが、原作はどんなんだろうという興味から買って読んだ。
(ジョン・カーリン著 NHK出版)
ラグビー・ワールドカップを舞台に演じられる南アフリカの政治運動、人種間の対立の融和にこのスポーツ・イベントを利用しようとするネルソン・マンデラ、・・・
本を読み進むにつれてネルソン・マンデラという人物が不思議な魅力を持っているのだということが分かってくる。彼を知る人はみんな彼の奥深さに感じ入ってしまう。政治的・思想的対立を忘れさせる・超えてしまう人間的包容力をもっているようだ。ふと、日本人では西郷隆盛という人はこんなタイプだったんだろうかなぁ、と連想した。政治に無関心な白人ラグビーマンたちとの交流はもちろんのこと、政治的反対派のアフリカーナーのリーダーの反応にもネルソン・マンデラの人間の特異性がうかがえるような気がする。(大した人物のようだ)
サッカーのワールドカップも間近になりまた南アフリカが脚光を浴びているが
これからこの国がどうなっていくのか、
人種差別は解決できる問題なのか、
いろいろ考えさせられる。
10-046. 起業家同盟
2010.05.10
10-046. 起業家同盟
弊社の会議室を利用して異業種交流会や講演会を頑張って企画、開催しています。
それに参加してくれた人にも会議室の活用をお願いしていたところ
これから起業していこうというグループがあるので使わせてほしいという申し出がありました。
金曜日6時半から9時ごろまで、ということで、喜んでお引き受けしたところ
ぼく自身も参加して話に加わってほしい、ということになり、出席させていただきました。
起業計画中および実践中の7人グループで、まだ会社勤めの人もおり仕事で急遽欠席、
4人が集まり、起業計画・企業内容を発表しあいながら、意見交換を行っていました。
外から興味深くお話をうかがいました。
各人よく考えながらも悩みは多く、現在の起業レベルも異なるので、このような会議自体も難しいのですが、
お互いの忌憚のない意見交換は非常に意味があると思いました。
会社にぶらさがってやっているときと自分ですべてをまかなっていかなければならない立場の違いを特に痛切に感じているように見受けられましたが、
真剣な話しぶりに、ぜひみんな成功してもらいたいと思いました。
ただ、客観的に見れば起業して成功していくのは極めて難しいことでしょう。
にまの日本の環境では、これからなにをやるにしても人より一工夫も二工夫もしないと
生き残っていくことが難しくなりそうです。
若い人の就職も大変ですが、
30代、40代、50代で会社組織をはなれて自分で生きていくのは、これまた大変でしょう。
ある年齢になると、いずれにせよ、自分の過去の蓄積を確認しながら、進まなければなりません。
将来に向けてこれからも十分にやっていける方向性を見つけていかなければなりません。
10年20年これから続けていける方向性をうまく組み立てていってほしいなぁ、と思いました。
1ケ月後にまた集まって話をするそうです。
「産みの苦労」と「誕生への喜び」 期待と不安・・・
10-045. 歩こう会
2010.05.5