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10-093. 遺言の依って立つところ

10-093. 遺言の依って立つところ

 

今日もセミナーで「遺言」がとりあげられていました。

「遺言」を書くことが流行しているらしい。

「遺言」を書くことがいいことのようにもてはやされているようです。

 

どうも納得できません。

 

まずなんで「遺言」というものが認められるのでしょうか。

「故人の意思}?

死んだ人間がなぜ死んだあとの事まで指図できるのでしょうか。

まずもってこれが分かりません。

 

「死人に口なし」というではありませんか。

自分が死んだあとの事までなんで口出しするんですか。

なんで口出しすることができるのですか。

そんなこと認めるのはおかしいのではないでしょうか。

「死んだら黙ってれや!」ということではないのでしょうか。

 

生きてる間にちゃんとやるべきことをやっておけへんから

そんな風になるのん違うのん。

生きてる時に出来へんで、死んでからエエカッコしようとする根性は良うないワ。

 

自分の財産やから勝手に出来るということなんやろか。

死んでから地獄へも天国へも持っていかれへんねんから

生きてる時にちゃんとしとかなあかんがな。

それをせえへんかたからいうて、遺族が争っても、それはシャアナイん違う?

本人が悪かってんやろう。

まぁ、争うねんやったら争うたらエエのん違いますか。

 

どこの国でも遺言は法的に認知されているのでしょうか。

死んだ人間の書いた財産処分方法なんて、

死んでからも所有権が維持されるのもおかしな話やし、

本当に自分のものなんやろうか、死人のものなんやろうか、

死んだらもう権利なんてなくなれへんの。

 

遺言によって所有しているものを死後も指図できるのが本当なら

なんで遺留分なんていう考えが出てくるのか。

自分のものは死後も自分で勝手に出来るのであれば

遺留分なんていう考えを導入するのは矛盾しているでしょう。

好きなようにやれ、これが本来の姿でしょう。

 

遺言を書いた方がいいケースを専門家が説明してくれます。

子供がいない夫婦の場合、自宅しか財産が無くて遺言がないと家が共有になったり、住み続けられなくなる場合、などなど

だけど、これは法律の不備を遺言が補っているだけで

みんなが納得できるように法律を改正すれば済むことではないのでしょうか。

 

遺言を書くのがその人の家族にとって最良の方法であると考える昨今の風潮には、

どうも納得できません。

財産が自分個人だけに所属して死ぬまでだけでなく死んだ後まで自分のものだ、

根底にあるそんな考えが、どうも納得いきません。

 

生きてる間にみんなにあげられるように、贈与できるように、制度を変える方がいいのではないでしょうか。

贈与税を10%くらいにすれば、年寄りは若い人にいろいろあげて、

若い人も楽になり、消費を増えるのではないでしょうか。

 

遺言から話が飛んでしまいました。

 

 

 

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